周期定常の設計および平均熱負荷計算を,世界の任意地点で可能にするために月統計気象データを整理した.基礎データとして,英国気象局の出版物(D1),気象庁の磁気テープ(D2),米国ウイスコンシン大学の日射量の文献(D3),ASHRAEのBINの日射量(D4),気象台の日射量(D5)を使用した,D1,D2に欠けている日射量はD3,D4,D5の近接地点,またD1に欠けている風向・風速,雲量はD2の近接地点のデータより,それぞれ補充した.結果として,D1,D2を基準としたそれぞれ約2400,約2000地点の気象統計データを,パソコンのランダムファイルとして集録した.
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