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北村 知也, 甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸, 増井 一徳
セッションID: D-1
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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業務用厨房では、大量の熱や調理汚染物が発生するため作業者環境は劣悪なものになりやすく、適切な換気量設計が必要である。厨房には擾乱気流が存在し、フード捕集性能を低下させている。実際の設計において擾乱気流の影響を十分考慮するためにはCFD解析や測定など、多大な労力が必要となる。本研究では、フード周辺の気流エレメントをモデル化し、ゾーンモデルを作成し、簡易に補集率を求める手法を確立することを目的とする。本報では、AC及びPK気流下のフード周辺気流性状をPIV測定により把握し、空調気流のモデル化を検討する。
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増井 一徳, 甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸, 北村 知也, 豊村 幸毅
セッションID: D-2
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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業務用厨房では大量の汚染物の発生により環境は劣悪なものになりやすく、適切な換気量設計が必要である。現在、換気量はKQや面風速、換気回数などの静穏気流場が前提となっている基準により決められているが、実際の厨房では擾乱気流が存在することでフード捕集性能が低下している。前報では空調吹出し気流を再現する装置を用いて、擾乱気流下における気流性状をPIV測定により把握した。本報では、CFD解析を行い、PIV測定の結果と比較することでその精度検証を行った。
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藤原 理紗, 甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸
セッションID: D-3
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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Since the oil mist and the oil droplet which is one of the cooking contaminants cause a bad smell, dirt, and health damage, it needs to figure out the character and action correctly. Therefore,it is important to reproduce plume of a pan correctly fi rst for that purpose and to have verifi ed the reproducibility of plume.
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大森 敏明, 中川 友貴, 相原 恵, 奥田 篤
セッションID: D-4
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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燃焼ガスと調理廃気からなる燃焼廃気の浮力上昇流について、熱エネルギーが保存されるような燃焼廃気流モデルを提案する。 火力13.9kWの業務用コンロを対象として燃焼廃気流モデルを用いてシミュレーションを行った。燃焼廃気流の温度分布は測定結果と良く一致したが、速度分布は半径方向の広がりが測定結果よりも大きく予測された。
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澤田 佳也, 永瀬 修, 藤田 美和子, 近藤 靖史, 吉野 一, 荻田 俊輔
セッションID: D-5
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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エネルギーを大量に消費する業務用厨房において、省エネに関する要請は高まるものと考えられる。これに対し、現在の曖昧な我が国の業務用厨房の換気設計手法を海外基準レベルに近づけ、我が国の厨房の実態に即した設計基準の作成などが求められている。本研究では排気フードの捕集率の標準試験法や設計基準を検討するための基礎データの収集を目的として、業務用厨房の調査を行った。
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藤本 祐子, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 奥田 篤, 河合 大輔
セッションID: D-6
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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日本の業務用厨房では、空調気流が擾乱気流となりフード捕集性状に影響を与えているが、フードと調理機器の位置関係や擾乱の給気吹出し口についての調査結果は少ない。 本報では、フード捕集性能試験の条件設定のため、実厨房の図面調査により、1フードに1〜2台の調理機器が設置。フードのオーバーハングは150mm程度。吹出し口はVHSが最多でPK・PACが多。VHS・PKはフード近傍、PACはフードから1〜3離れた場所に設置されていることを明らかにした。
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相原 恵, 奥田 篤, 倉渕 隆, 鳥海 吉弘, 藤本 祐子, 河合 大輔
セッションID: D-7
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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厨房内を快適で衛生的に保つためには、調理時に発生する大量の熱・水蒸気・油煙などを適切な換気設計によって厨房外へ排出することが重要である。現在、日本の厨房に適した設計基準が求められており、基準策定にあたり擾乱の影響を考慮した「標準試験方法」の検討を行っている。今回、実厨房での実態把握のため、給気吹出し気流や移送流による影響について調査した結果、フード周囲には0.2m/s〜1.2m/s程度の擾乱が発生していること、給気吹出し方向により影響度合いが異なることなどがわかった。
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荻田 俊輔, 近藤 靖史, 吉野 一, 藤田 美和子, 永瀬 修
セッションID: D-8
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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国内の業務用厨房における排気フードの捕集性状は静穏環境下で測定することを前提としているが、実際には様々な擾乱が存在する。厨房内の換気・空調計画は、擾乱の影響を考慮したフード捕集性状に基づいて進めることが望ましいと考えられる。本研究では、中規模(設計食数200〜800食/日)の社員食堂の業務用電化厨房を主な対象として、空調擾乱や人体擾乱などの実態を把握するために調査を実施した。本報では、空調擾乱の調査方法とその結果を報告する。
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齋藤 義博, 近藤 靖史, 吉野 一, 荻田 俊輔, 藤田 美和子
セッションID: D-9
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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本研究では、5つの中規模業務用電化厨房を対象に、ビデオカメラを用いて調理行動を調査し、その頻度や調理者の歩行速度を解析した。解析結果として調理行動の回数(頻度)や調理者の歩行速度の解析結果には大きなばらつきがあるが、調理メニュー、提供食数、調理機器、作業人数、床面積などによる傾向が把握できた。作業者の歩行速度の平均は『通過』時は約1.45m/sであり、『遠ざかる/近づく』では約1.2m/sであり、Nordtestでのパネル移動速度(0.5m/s)に比べ、調理者の歩行速度は速い。
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永瀬 修, 近藤 靖史, 藤田 美和子, 吉野 一, 荻田 俊輔
セッションID: D-10
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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厨房の快適性と省エネ性を両立するためには、必要十分な換気量や空調容量の決定が重要である。前報(その1)では中規模業務用電化厨房において調理機器の消費電力を測定し、この1事例の測定結果に基づいて換気・空調設計で用いることを意図した設計負荷率の算出法を示した。本報(その2)では、8事例の中規模業務用電化厨房の消費電力の測定結果から、設計負荷率の値を検討する。
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宮永 俊之, 上野 剛, 高橋 雅仁, 田村 英寿
セッションID: D-11
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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電化厨房では,ガス厨房に比べると調理時に燃焼物質がなく発熱が小さいことから,それらを制御するために必要となる換気量を低減でき,それによって換気・空調 用の消費電力を減らせる可能性があると考えられている.本報告では,電化厨房を持つ実食堂一ヶ所にて換気量の低減試験を行い,換気量低減による結露の増加等について,問題点の有無を明らかにすると共に,同厨房を対象に,換気量低減による年間の換気・空調用エネルギーの削減効果をシミュレーションによって明らかにする.
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清田 誠良, 芹田 高太郞
セッションID: D-12
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本報告においては、空調空間として住宅における台所空間をとらえた場合の空調負荷削減について検討したものである。調理機器をIHクッキングヒーターとした場合、調理機器からの発熱が小さいために、排気量と同量の流入空気が大きな外気負荷となる。この外気負荷を削減するために、調理機器の背面に設置される背面排気扇による排気量の削減効果を検証したものである。
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小松 洋登, 近藤 靖史, 太田 恭兵, 山口 美里, 奥田 篤, 相原 恵, 吉野 一
セッションID: D-13
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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業務用厨房の洗浄エリアでは、洗浄作業の際に発生する大量の水蒸気や熱が温熱環境の悪化や結露などの問題を引き起こす場合がある。 本研究では、実測により洗浄エリアの温熱環境の実態を把握し、食器洗浄機や温水槽からの水蒸気の発生状況などを明らかにした。また、洗浄室の温熱・空気環境をCFD解析により実測時の状況と合致させた。さらに、夏期の洗浄温熱環境の改善案をCFD解析により検討した。
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吉野 一, 近藤 靖史, 長澤 康弘, 岩崎 裕仁
セッションID: D-14
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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In this paper, the measurement method of capture efficiency with the recirculation of leaked gas to the hood is studied on the basis of mass balance of three zone of experiment room.
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長澤 康弘, 近藤 靖史, 吉野 一, 岩崎 裕仁, 藤田 美和子
セッションID: D-15
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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In this paper, numerical simulation and experiment were carried out in order to validate the measurement method of the capture efficiency of exhaust hoof proposed in the previous paper.
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岩崎 裕仁, 近藤 靖史, 藤田 美和子, 吉野 一, 荻田 俊輔
セッションID: D-16
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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北欧のNordtest試験法では、擾乱発生装置のパネルを0.5m/s、周期8秒で動かすことで、人体擾乱を模擬している。しかし、Nordtest試験法によるパネルの移動速度や頻度の根拠は明確に示されていない。本研究では、実際に調理を行った場合と擾乱発生装置を用いて人体擾乱を模擬した場合の排気フードの捕集率を比較し、擾乱発生装置の適切なパネル移動速度と頻度を求める方法を検討する。
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岡本 遼, 倉渕 隆, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 船戸 麻瑠珠, 相原 恵
セッションID: D-17
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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業務用厨房の排気風量について、建築設備設計基準の面風速0.3m/sが広く利用されています。しかし、この基準には空調気流や調理者の動作による乱れ(擾乱)による影響を考慮されていません。本研究では、CFDにより把握された汚染空気の拡散と捕集性状を踏まえて、擾乱環境下での捕集率測定法を確立し、実厨房を再現した実験室を対象に、同手法を直用して空調・人体擾乱が排気捕集性能に及ぼす影響について、検討を行った結果について述べる。
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岩松 俊哉, 占部 亘
セッションID: D-18
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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業務用厨房では、調理者の移動があるので、気流擾乱が生じており、排気フードの捕集性能の低下が懸念されている。そこで、本研究では、排気フード捕集率に及ぼす調理作業の影響を明らかにすることにした。揚げ物器と茹で麺器を対象に、従来の建築設備設計基準の約7割の換気量に設定し、調理作業時の排気フード捕集率を求めたところ、気流擾乱が無い場合に比べて、捕集率は5ポイントの低下に留まった。
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占部 亘, 岩松 俊哉
セッションID: D-19
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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揚げ物器と茹で麺器ともに、排気フード前面における下降気流速が0.4m/sを越えない場合には、擾乱発生板の気流擾乱の有無、強さに関わらず排気フード捕集率の低下はほとんど見られなかった。これにより、厨房の天井吹出口と排気フードの距離を離すことや、吹出風量を小さくすることで、排気フード前面における下降気流速が0.4m/s以下になるように設計すれば、排気フード捕集率は低下しないことが明らかになった。
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草間 友花, 長野 克則, 中村 真人, 外川 純也, 姜 允敬
セッションID: D-20
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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This paper shows the result of the experiments of the permeable film for the ventilation system. For energy saving and providing comfort, the ventilation system is desirable to be able to exchange the latent heat in addition to sensible heat. The authors measured permeability of water vapor and odor substances by some kinds of the permeable film, and confirmed fundamental data at the temperature and humidity various conditions.
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井上 真吾, 齋藤 輝幸
セッションID: D-21
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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本報では、いくつかの冬期屋外条件下で全熱交換器の特性を把握し、従来の熱交換素子と改良型の熱交換素子の比較検討を行う。その特性を実際のある年の最低気温を記録した代表日、および1ヶ月間の外気条件に適用させることで換気負荷削減効果を検討した結果について報告する。実験結果より、一ヶ月間のダクト末端部における回収全熱量はカタログ値による回収熱量より約8%低いことが分かった。
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森本 晋平, 澤地 孝男, 瀬戸 裕直, 柴田 和夫, 津田 学志, 井前 貴正
セッションID: D-22
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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熱交換型換気ユニットについて、国内では全熱交換器を搭載した商品が主流となっているが、海外では顕熱交換器を搭載した商品が主流となっている。今回、全熱交換器と顕熱交換器の違いによる室内温湿度環境への影響を確認することを目的とし、実住宅にてフィールド実験を実施した。
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長谷川 巌, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 落合 奈津子
セッションID: D-23
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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太陽熱とファンを併用した自然換気システムを有するテナントオフィスビルにおいて、テナントオフィスビルにおける自然換気システムの特徴と2012年秋の自然換気運用実績を報告する。本建物の自然換気システムの特徴は、1)周囲が建物に囲まれる高密度都市型敷地で有効な自然換気方式であること、2)テナントビルとしてユーザーにとって柔軟な運用が可能なこと、3)年間に亘り自然換気システムを長時間利用出来るような工夫をしていることである。
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落合 奈津子, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 長谷川 巌
セッションID: D-24
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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太陽熱とファンを併用した自然換気システムを有するテナントオフィスビルにおいて、2012年秋に実施した室内環境測定及びトレーサガス法による換気回数及び局所平均空気齢の結果を報告する。
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豊村 幸毅, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 長谷川 巌, 落合 奈津子
セッションID: D-25
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究は、太陽熱とファンを併用した自然換気システムを有するテナントオフィスビルに関するものである。自然換気を行うオフィスビルにおいては、執務室の室内環境が制御しづらく、居住者にとって快適な環境となっているかは不明である。また個人の差や執務室内の在室位置などによっても快適感・温熱感に大きな差がある可能性がある。本報ではアンケート調査により、居住者の室内環境評価を把握し、分析したものである。
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牧野 幸裕, 長井 達夫
セッションID: D-26
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究では、一般住宅の居住者に適切な窓開閉・冷房発停を指示する窓開閉アドバイザーの開発、特に夏期夜間就寝時において、良質な睡眠を得ることができる温熱環境形成を目的とした窓開閉・冷房発停判断ロジックの作成を主とする。実測・シミュレーションにおいて室温推移・冷房負荷・窓開け時間等の数値を解析し、良質な睡眠を得ることができるアドバイスロジックの実現が達成された。
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秋元 孝之, 多田 善昭, 坂田 知應
セッションID: D-27
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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近年、歴史的建造物の維持・保存活動が重要視されている。寺院建築において木材腐朽の問題がある一方で、運用時における腐朽に関する研究事例が少なく、今後の維持・保存のためにも木材腐朽の防止策の考案が急務である。香川県にある総本山善通寺においても、金堂内の柱が腐朽するという問題を抱えており、数本の柱が白く腐朽している。本研究では、木材腐朽の原因とされる金堂内の湿気を低減するための手法を検討した。尚、歴史的建造物の美観維持のため、通風の利用によるパッシブ手法による室内空気環境の改善手法とした。
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坂本 知也, 白石 靖幸, 打川 芳恵, 中村 靖
セッションID: D-28
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本報ではハイブリット空調システムを導入したオフィスビルを対象に2012年度における1年間の運用実績の調査・分析を行った。得られた知見を以下に示す。1) 自然換気時間は年間で826時間あり、そのうち、51.6%がナイトパージ時間帯であった。2)各々の自然換気実行条件が自然換気の無効に寄与している割合を定量的に示した。3)数値シミュレーションによる推計結果より、自然換気による年間の省エネ効果は7.3%程度であった。
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富安 雄太, 白石 靖幸, 打川 芳恵, 中村 靖
セッションID: D-29
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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ハイブリット空調システムを有するオフィスビルを対象とし、秋季実測およびアンケート調査を行うことで運用時におけるオフィス環境の問題点の抽出および自然換気併用空調システムの理解度並びに関連する行為に関する実行度の把握を行った。今後はこの結果を踏まえて、運用改善並びに執務者への教育・啓蒙を行う予定である。
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安永 龍一, 富安 雄太, 白石 靖幸, 飯田 玲香, 打川 芳恵, 中村 靖
セッションID: D-30
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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ハイブリット空調システムを導入したオフィスブルの1フロアを対象に個別分散空調の解析モデルを連成させた定常CFD解析を実施した。上下温度分布、処理熱量の連成解析結果は実測値と概ね一致していた。自然換気は良好な室内環境を形成するが、給気口付近ではドラフトによって局所的に不快感が生じることが示唆された。
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水谷 国男, 二ノ宮 裕樹, 金 恵英, 中井 拓也
セッションID: D-31
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究では,自然換気装置の特性を明らかとし、住宅やオフィスでも使えるハイブリッド型定風量自然換気システムを設計可能とすることを目的としている。 本報では、風力換気装置の1つである風向追従型風力換気装置について、風洞実験によりその特性を確認し、単純なエルボダクトを用いた場合と比較するとともに、水道関連施設に設置された装置の性能実測を行った結果を報告する。
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山田 祐輔, 秋元 孝之, 青笹 健, 佐藤 拓馬, 佐藤 昌之, 水田 亜紀
セッションID: D-32
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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近年、自然換気システムの一つにソーラーチムニーが採用されているが、その設計手法は、経験則に基づいており、未だ確立されていない。既報では、チムニー排気量に着目し、各影響因子による換気特性の把握と省エネルギー効果の算出を行った。本報では、各空間の圧力差や室内のCO2濃度に重点を置くことで、ハイブリッド換気時の室内空気環境を把握することを目的とする。
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田辺 慎吾, 高山 眞, 田中 規敏, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 大森 啓充, 田中 俊祐, 岡本 尚, 和田 ...
セッションID: D-33
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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近年、様々なビルにおいて環境共生技術が採用されるケースが多い。対象とするビルも種々の省CO2手法が導入されている。その中でも「コーナーボイドを用いた自然換気」は大きな目玉となるシステムの一つであり、機能とデザインを融合した「見える化」されたパッシブ手法により、広く社会に環境意識を高める情報発信を続ける「環境ショーケース」となることを目指している。本報ではその自然換気システムの概要と自然換気装置の性能の測定結果及びそのPQ特性曲線と常時計測されている差圧により自然換気量の予測を行った結果を示す。
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大森 啓充, 山中 俊夫, 岡本 尚, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 田中 俊祐, 高山 眞, 田辺 慎吾, 田中 規敏, 和田 ...
セッションID: D-34
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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自然換気は省エネルギー効果を期待できる一方、外部条件の変化に伴い、自然換気量は大きく変動する。また、大規模オフィス空間では、室内各所の空気・温熱環境が異なるため、換気性状分布の把握が重要である。本研究では、建物隅角部の吹抜け(コーナーボイド)を有する大規模オフィスを対象とした換気性能の検討を行う。第一段階として風速・濃度・温度・差圧測定を行い、執務室における自然換気時の実態を把握した。本報では、自然換気口における流入量に関して検討し、換気回路網計算により自然換気性能評価を行う。
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田中 俊祐, 山中 俊夫, 岡本 尚, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 大森 啓充, 高山 眞, 田辺 慎吾, 田中 規敏, 和田 ...
セッションID: D-35
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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環境負荷低減のため自然換気を導入した建物が増加傾向にある。しかし、実際の大規模空間においては室内各所において空気・温熱環境が異なるため、各所の換気性状分布の把握が重要である。また、本実測では差圧測定・風速測定・トレーサガス濃度測定を行っているが、各測定方法による換気量算定結果の妥当性の確認が必要となる。
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酒井 孝司, 小野 浩己
セッションID: D-36
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究では,各種自動ドア設置時におけるエントランス空間への外気侵入量の定量的把握や,エントランス空間の温熱環境評価を最終目的とし,スライドドアや回転ドア設置時における外気侵入状況の実測や非定常CFD解析を行っている。本論文では,スライドドアの開閉を考慮したCFD解析手法の開発を目的に,一重スライドドア開閉時の風速および内外差圧の実測と,内外差圧の実測値を用いてCFD解析を行った結果について報告する。
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山中 悠己, 倉渕 隆, 大場 正昭, 遠藤 智行, 塚本 健二, 野中 俊宏, 織田 貴之
セッションID: D-37
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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住宅における自然通風の有効利用のためには、設計段階で計画されることが望ましい。しかし通風性能は様々な要因の影響を受けるため、最適化は容易ではない。本研究では通風性能を考慮して設計された住宅を検討対象建物とし、風洞実験、CFD解析を行い、その通風性能を把握すると共に、グロス建蔽率が通風性能に及ぼす影響の把握を試みた。また、通風性能に特段の考慮のない住宅と比較し、その性能差から通風性能に影響を及ぼす要因について検討する。
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隅田 泰章, 酒井 孝司, 小野 浩己
セッションID: D-38
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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日本各地には伝統的建築群が数多く残っているが、ライフスタイルの変化から、取り壊しが進み、減少傾向にある。このような伝統的建築群を保全、再生するために、明治大学では岡山県高梁市の伝統的町家を対象とした研究プロジェクトが発足した。本研究は、プロジェクトの一環として、伝統的建築群の特徴である通風に着目し、伝統的建築の特色を生かした適切な改修手法の提案を行うことを目的としている。本報では構造分野から提示された町家の改修案を元にCFDを行い、開口パターンの変化に伴う室内気流への影響について報告する。
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坂口 淳, 赤林 伸一, 富永 禎秀, 有波 裕貴
セッションID: D-39
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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本報では、同一壁面に2箇所の開口を設けた単純住宅モデルを対象モデルを対象として、非定常流れ場における通風性状の把握を行う。実験及び解析には、粒子画像粒子測定法(PIV)及びLarge-Eddy Simulation(LES)を用い、PIVとLESにより非定常流れ場における住宅の通風性状の比較、検討を行う。
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有波 裕貴, 赤林 伸一, 坂口 淳, 富永 禎秀
セッションID: D-40
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本報では、同一壁面に2箇所の開口を設けた単純住宅モデルを対象として、非定常流れ場における通風性状の把握を行う。実験及び解析には、粒子画像流速測定法(PIV)及びLarge-Eddy Simulation(LES)を用い、PIVとLESにより非定常流れ場における住宅の通風性状の比較、検討を行う。
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天野 成美, 甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸
セッションID: D-41
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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通風量予測に関する研究は数多くなされてきたが、従来手法の通風量計算式では、大開口を有する室で正確な流量を予測できていない。本研究の目的は、通風時の気流性状を詳細に把握し、精度の高い通風量計算式を確立することである。本報では、2開口を有する単室模型を用いた風洞実験を再現したCFD解析を行い、通風量や室内外の風速分布について比較するとともに、通風量算出に用いた風圧係数および抵抗係数の妥当性を検討し、従来手法の問題点を考察する。
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小林 美子, 加藤 信介, 吉冨 透悟, 樋山 恭助, 手塚 純一
セッションID: D-42
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
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近年、導入事例の増加している壁体内通気住宅の通気部仕様の設計上の妥当性の検証を目的として、期間シュミレーションを行った。夏季と中間期における各部通気性状の検討と各部の開口面積の変更が通気量に対して与える感度の大きさを分析した。結果として、両期間ともに外気温の変化に応じて通気量は増減するが、どの壁面も上昇する方向に一定量の通気が確認された。また、開口面積を変化させることによる感度分析では、通気壁、小屋裏通気口、床下通気口の順に高い感度を示した。
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木村 洋, 會田 祐, 西村 欣英
セッションID: D-43
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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RC造集合住宅は、気密性が高く、換気扇使用時に給気量が不足すると、室内が過度に負圧になり、玄関扉の開放力が著しく増大するなどの不具合が生じる。この室内負圧の低減対策として、第1種換気設備が有効であると指摘されているが、第1種換気設備の給気量は、排気量より少なく設計されており、キッチン換気扇「強」運転時には、室内外差圧は増大する。本研究は、第1種換気設備による室内負圧の実態を把握するために、超高層集合住宅において実測調査を行ったものである。
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鳥海 吉弘, 倉渕 隆, 李 時桓
セッションID: D-44
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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実際の集合住宅における換気効率に関する実測を基に,CFDによる再現を試み,予測精度の検証を行う。その結果を踏まえ,給気口の設置位置を系統的に変化させた場合のシミュレーションを行い,室の換気性能に及ぼす影響について明らかにすることを目的とする。換気性能の判断指標としては,空気交換効率と局所空気交換指数を用いた。
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亀石 圭司, 戸田 悠太, 大西 茂樹, 伊藤 一秀
セッションID: D-45
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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オフィス空間における作業者の人員密度変動データの取得は,エネルギーシミュレーションでの境界条件設定のために重要であるとともに,換気制御において有益な情報となる.本報では,簡易かつ安価な入退室計測システムを構築し,数種の計測方法について実測調査を行い,計測精度の比較検証を行った.ドップラーセンサによる計測とCO2濃度履歴からの計測はともに概ね良好に人員密度計測が可能であるが,両計測を併用することで計測精度の向上が期待できる.
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戸田 悠太, 亀石 圭司, 伊藤 一秀
セッションID: D-46
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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外気を室内導入することで発生する換気負荷は主要な空調負荷の一つであり,建物全体の省エネルギー化を図る上で換気量の最適化は重要な課題である.換気量適正化の一方策として,汚染物質濃度をリアルタイムで検出し,その濃度レベルに応じて換気量を調整する,換気量のディマンド制御がある. 本研究では,全熱交換型換気システムにCO2ディマンド制御を組み込むことで導入外気量の最適化とエネルギー回収を同時に達成するシステムの開発を目指しており,実機を設置した大学研究室スペースによる1年間を通じた実測調査の結果を報告する.
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原嶋 寛, 諏訪 好英
セッションID: D-47
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究では簡易かつ、より低コストで換気量が測定可能な手法を検討する。特に、換気量の測定については、高精度な測定手法ではなく、比較的長期間における実質の換気量を測定することに主眼を置き、パッシブ手法に着目した。本報では、検討した手法の概要、ガス発生源やサンプラの特性等の基本的なパラメータを把握する模型実験を実施した結果を報告する。
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小川 大州, 武藤 佳武, 森 正夫, 山本 武紀
セッションID: D-48
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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For performing ventilation without diffusing the odor in the hospital room, and we report the validation experiment developed tornado local ventilation system. Is dedicated to the reation to scale the space intended for one bet, and installing the ventilation system of 600φ. And confirmed its effectiveness by, for example, change the air flow rate.
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橋本 幸博, 高橋 秀典
セッションID: D-49
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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本研究では、5.3m×5.44m×2.5m天井高さの実大実験室を用いて喫煙条件を設定した実験を行い、粉じん濃度の計測によって置換換気方式を喫煙室に採用した場合の換気効率を混合換気方式の場合と比較検討する。実験結果から、喫煙終了後の汚染物質除去効率は、置換換気の方が混合換気より高いことがわかった。
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滝口 陽介, 鈴木 政典, 海老根 猛
セッションID: D-50
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
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第一報では、解剖学実習室に施工した局所換気システムにより、解剖台1台当たり1200m3/hで第一管理区分を達成したということを報告した。その後、第二報では実験にて600m3/hでも第一管理区分を達成できることを確認し、報告した。本報では、第二報の実験を元に650m3/hで換気システムの施工を行ったので、施工後の測定評価について報告する。
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