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SHRESTHA MISHAN, Rijal H.B.
セッションID: IS-2
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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This paper explores the thermal comfort of Nepalese school students based on the subjective responses in higher secondary schools in the temperate climatic region of Nepal during the summer of 2019. Seven classrooms of eight school buildings were selected. Altogether 246 students aged 12-18 years have participated in the survey.
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Farnham Craig
セッションID: IS-3
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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A short review of common Evaporative Cooling (EC) types and the basic physics of EC applied in thermal comfort models vs. fans, standard air conditioning, etc. are evaluated. This paper is a short version of a workshop presented at the Comfort At The Extremes 2019 (CATE) conference in Dubai.
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村上 諒太, 一ノ瀬 雅之
セッションID: F-1
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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アジア蒸暑地域におけるオフィスビルの温熱環境評価指標は温帯以北を基にした国際基準を用いており、地域性の反映が求められる。また、気候風土の違いから執務状況や執務空間内の行動特性も異なる可能性があり、地域性を把握する必要がある。本研究ではアジア蒸暑地域オフィスビルにおける執務空間内の温熱環境や執務者の熱的嗜好、執務状況の実態を明らかにし、執務時間中の着席時間と熱的不快申告を用いて執務者の行動特性と熱的快適性との関係性を明らかにする。
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王 紫葉, 太田 裕治, 長澤 夏子, 髙橋 理子, 山中 英里
セッションID: F-2
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年、ビルの環境調整の技術もタスク・アンビエント方式など個人の周辺環境の調整が可能となり、ビルや空間全体に対する不満率を下げる一様な調整設計手法から、個人に注目し、快適性、健康性の質を高める手法が期待されている。本研究では個人ごとに、環境と生理の指標にどのような関係があるかを調べるため、実験を通して物理量による生理量への影響をみた。本報では実験概要とその結果について報告する。
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川上 梨沙, 長谷部 弥
セッションID: F-3
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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室内の湿度環境が異なる2つのオフィスの在室者を対象に、冬にアンケート調査を実施した。 湿度の低い建物(平均温湿度約24℃、35%RH)と湿度の高い建物(平均温湿度約22℃、52%RH)の間で、「乾湿感」と「湿的受容度」の回答比率に有意な差は認められなかった。 一方、「湿的快適性」には有意な差が認められた。特に、湿度の低い建物で「空気が乾いていて、不快である」とした人の割合は、高湿度の方のビルのの2倍となった。
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馬渕 由季子, 一ノ瀬 雅之, 村上 諒太, 天木 剛志
セッションID: F-4
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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エネルギー消費量削減は地球規模の課題である。特にアジア蒸暑地域は、近年の急激な人口増加や経済成長による建物の高密度化が進んでおり、世界のエネルギー需要の中心となると予測されている。米国標準技術局は、建物外面の気密性向上による年間冷暖房費の37%という大幅な削減の可能性を示した。しかし、実態調査の結果、高気密な空間となるように執務空間を管理することは、東南アジアにおいて難しいことが分かった。そこで本研究においては、東南アジア諸国の実態を踏まえたうえで、適切な空調システムを提案することを目的とする。
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源城 かほり, 蒲原 大季, 松本 博, 中野 卓立
セッションID: F-5
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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空間特性に合わせて室内緑化がデザインされたオフィスを対象として,植物がワーカーの生理心理反応に及ぼす影響に関する被験者実験を行った。実験では,室内植物の緑量を変更させて,どの程度の緑量があればストレス緩和効果が見られるのかについて調査した。執務空間を対象に検討したところ,生理量ではphase 2(中程度の緑視率)で,心理量ではphase 3(高い緑視率)でストレス緩和効果が見られたが,その効果は性別や年齢で異なることが示唆された。
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江原 聡太, 井上 隆, 高瀬 幸造, 田中 幸彦, 谷口 明, 金井 泰人
セッションID: F-6
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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冬期の執務空間における温熱環境改善に向けた各種改修内容とその効果について、CFD解析により検討した。モーメンタム法を用いた角アネモの吹出口モデルを組み込むことで、執務空間の温熱環境の分布を概ね再現することができたものの、建物の蓄放熱や内部発熱が考慮できていないことなどによるものと考えられる実測室温との差異が確認できた。改修案の検討では、LED化による執務空間全体の温度低下は、西窓の断熱強化、ガラス間仕切りの設置によって相殺され、上下温度差や平面的な温度むらの改善効果を示した。
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金井 泰人, 井上 隆, 高瀬 幸造, 田中 幸彦, 谷口 明, 江原 聡太
セッションID: F-7
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では、2019年度に試験的に行った執務室のレイアウト変更が温熱環境に及ぼす影響を実測により調査した。パーティションが無くなることで、通年で均一な温熱環境が形成しやすくなることが確認できた。また、CFD解析では、パーティション形状の変化や開口部位置次第で換気効率の向上が期待でき、空気質の観点からも影響が大きいことを示した。
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杉浦 聡, 山口 太朗, 大平 昭仁, 大久保 吉典, 玉田 義幸, 田辺 新一, 野部 達夫
セッションID: F-8
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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社会的な側面を含めて実現したZEB建物のコンセプトを紹介する.また,建設業界のi-Constructionを具体的に試行例を示す.
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花園 新太郎, 野部 達夫, 久保田 裕貴
セッションID: F-9
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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その1で述べた『ZEB』として計画された建物Sについて、運用から11カ月間におけるエネルギー実績を述べる。
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久保田 裕貴, 花園 新太郎, 小山 潤, 野部 達夫
セッションID: F-10
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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We report the operational actual situation and satisfaction of D-type Cool and Heat chairs introduced into the office reported part 1. We were able to confirm the high rate of operation in the summer as well as winter and the use of heating in the summer and cooling in the winter. Both cooling function and heating function got high satisfaction according to the questionnaire survey. The D-type Cool and Heat chairs contributed to improving the comfort and satisfaction in the work space.
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上田 悠, 伊香賀 俊治, 三浦 眞由美, 太宰 龍太, 清水 悠香, 伊藤 勇貴, 柳瀬 友輝
セッションID: F-11
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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温冷感申告に応じて室温設定値が変更される温冷感申告方式の空調制御が,執務者の温熱満足度と知的生産性に及ぼす影響を明確にすることを目的として,実オフィスにおける実態調査を行った。温冷感申告方式の空調制御の導入により,執務者の温熱満足度と知的生産性の向上とともに,省エネルギーに寄与する可能性が示唆された。
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清水 悠香, 伊香賀 俊治, 三浦 眞由美, 上田 悠, 太宰 龍太, 伊藤 勇貴, 柳瀬 友輝
セッションID: F-12
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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温冷感申告に応じて室温設定値が変更される温冷感申告方式の空調制御が、執務者の温熱満足度と知的生産性に及ぼす影響を明確にすることを目的として、実オフィスにおける実態調査を行った。本調査により、温冷感申告型空調の導入は、申告操作の有無や性差、BMI等の個人属性を問わず多くの執務者の温熱満足度と知的生産性の向上に寄与する可能性が示唆された。
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弓野 沙織, 下 泰蔵, 三浦 克弘, 寺山 大喜, 大西 直紀, 松本 航, 大和田 淳, 鈴木 幸人, 権藤 尚
セッションID: F-13
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本論文ではパネル敷設率による温熱環境の違いと、これが心理量にもたらす影響を分析するため被験者実験を実施した。パネルの敷設率が大きいほど天井平均表面温度が低下し、MRTと空気温度の差が縮まり等温環境に近づくが、対流空調のケースであってもMRTと空気の温度差は1℃程度であった。今回の実験条件では温冷感、気流感ともに対流・放射空調、放射空調の敷設率の差で大きな違いは見られなかった。
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小林 美子, 左 勝旭, 川原 大喜, 和田 一樹, 井川 洋
セッションID: F-14
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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In this paper, the verification for applying the active chilled beam to the perimeter air conditioning of an office building was shown. According to the equipment layout plan and the heat load of the perimeter, the air flow reaching distance to the window and the equipment capability were determined, and it was confirmed by experiments using the prototype that the values were satisfied.
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荻野 洸希, 萩 翔太, 西田 裕道, 小山 潤, 野部 達夫
セッションID: F-15
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究は、空気式放射空調システムを適用した建物のオフィスエリアを対象に測定、調査を行った。なお、心理量調査の比較に焦点をおき、質問の仕方が肯定的か否定的かによって回答内容に差が生じるかを明らかにするとともに、自己効力感の4要素を質問項目に取り入れ、そのスコアを比較することで真に快適な空間を探り出すことを目的としている。
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萩 翔太, 荻野 洸希, 西田 裕道, 小山 潤, 野部 達夫
セッションID: F-16
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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This report has mentioned about thermal load sharing between heat pump desiccant humidity control OA unit and hybrid VRF. The target building has an integrated hybrid VRF system comprising a gas-heat-pump (GHP) air conditioner and an electric-heat-pump (EHP) air conditioner, as well as an outside the air-processing machine with a heat-pump-type humidity control. These two systems condition the air separately for latent and sensible heat.
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村上 卓也, 鵜飼 真成, 鈴木 優弥, 千本 雄登, 西田 裕道, 田辺 新一
セッションID: F-17
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究の目的は、建物のウェルネス性能が執務者の知的生産性に与える影響をワーク・エンゲージメントの観点から検討することである。執務者のオフィスに対する印象評価を把握するために、4つのビルでアンケート調査を実施した。その結果、建物のウェルネス性能が高い場合、ワークエンゲージメントが高い執務者はオフィスのポジティブ要因を好意的に評価するために知的生産性が向上し、ひいては組織全体としても高い生産性を発揮できることが推察される。
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小林 夏穂, 西田 裕道, 田辺 新一, 野部 達夫
セッションID: F-18
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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統合型ハイブリッドVRFシステムは、同一冷媒系統にGHPおよびEHPを有する。本空調のGHPとEHPの運転比率は、遠隔通信により自在に設定可能なため、省エネ・省コスト効果の創出が可能な上、EHP稼働比率を低下させることにより、VPPリソースとして下げDRに貢献することも期待できる。本報では、統合型ハイブリッドVRFシステムと他電気熱源を併用したシステムを採用したKビルにおいて、室内環境の観点を踏まえ、ネガワットを最大化する運用方法を検討し、夏季のデモ運用・実測を行った結果を報告する。
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栫 弘之, 矢島 大督, 八木 崇, 市川 尚義, 下 泰蔵
セッションID: F-19
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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蒸気を含む熱供給設備において、インバータターボ冷凍機や熱回収ヒートポンプと大規模冷水蓄熱槽を組み合わせたことで、中間期での効率向上を図ることができ、年間システムCOP=1.19が達成することができた。また、大規模冷水蓄熱槽を設けることで、電力デマンド抑制を図ることができた。運転支援システムでの熱負荷予測値は概ね良好であり、今後更なる省エネ運転の実現を図る予定である。
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矢島 大督, 栫 弘之, 八木 崇, 市川 尚義, 下 泰蔵
セッションID: F-20
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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大規模複合施設の検証を行ってきており、対象建物はDHCとコイルバイパス空調を有した高付加価値建築である。 本報は、熱量・電力・水消費に関する分析とコイルバイパス空調の性能検証の続報である。 年間の運用実績によると、オフィスと商業施設でエネルギー利用実態は異なること、オフィスのエネルギー消費量はZEB-Orientedに近い値を示した。またコイルバイパス空調が、温湿度の良好な制御性を有しており、良好な環境を形成している状況を検証した。
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鹿山 和真, 松尾 智仁, 米村 裕馬, 嶋寺 光, 近藤 明
セッションID: F-21
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究ではソース・レセプター関係を仮定したデータ同化法であるSR法を用いて,空調の制御を行った。すべての計算ケースにおいて目標温度を概ね実現することができた。目標地点の温度変化量が大きいと空調制御の精度が下がることが分かった。これは,熱源と観測点に仮定している線形関係からのずれが大きくなるからであると考えられる。また誤差の原因の1つとしてCFDの収束性が考えられる。計算ケースにより条件が変わってもCFDの収束性がよくなるように手法・条件を工夫する必要がある。
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川瀬 刻未, 野部 達夫, 久保田 裕貴
セッションID: F-22
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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我が国では、知的生産性の向上を目的とした働き方に関した革新に注力しており、多様化するワークスタイルにおいて執務者の知的生産性の低下を防ぐ建築設備のアプローチとしては、個別分散空調が普及している。 しかし、実際の空調運用時に設計段階の想定とは異なる室内環境が形成される場合が多い。また、執務者に対してこのような現状が適切にフィードバックされていない。そこで、本研究では、従来の視覚的なフィードバック手法ではなく、触覚による室内温熱環境の3次元モデルを作成することを試みた。
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佐野 誠斗志, 白石 靖幸
セッションID: F-23
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本論文では、オフィス空間の室温を予測しながら各ゾーンの空調室内機を制御する方法を提案し、汎用制御シミュレータを統合したCFD (Computational Fluid Dynamics)解析の連成解析によりその有効性を検証した。予測モデルとしてニューラルネットワークを用いた。その結果、ニューラルネットワークによる室温予測は十分可能であることが示唆された。さらに、空調制御にニューラルネットワークを組み込むことにより、室温が設定温度 (27°C±0.5°C) の範囲内に収まることを確認した。
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谷口 剛志, 金田一 清香, 西名 大作, 住吉 沙和
セッションID: F-24
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では、家具の熱容量の大小を考慮し、間欠空調時の室使用条件と室内温熱環境の関係を明らかにした。また、間欠空調が負荷処理に与える影響を検討するため、LCEMツールを用いて室内機運転台数を減らした場合のコイル計算を行い、蒸発温度を上昇させるときには除湿性能が低下する可能性を示した。
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ZOU SIJIA, 近本 智行
セッションID: F-25
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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完全拡散を前提としないオフィス空間に対して、空調制御の効率を向上するためには室内の温熱分布を予測することが重要となる。本研究はオフィスの吹出し口がある程度で決められたユニット空間を解析対象とします。ユニット空間を上下方向に複数のブロックに分割し、各境界面における吹出し気流の自由噴流場及び移流熱・拡散熱に着目し、温熱環境予測モデルの構築を行いました。また、CFDを用いて、精度検証を行いました。
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Dong Kunting, 松尾 智仁, 嶋寺 光, 近藤 明
セッションID: F-26
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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The estimation of indoor thermal environment is essential for occupant comfort and productivity. To estimate indoor temperature fields accurately, Cost Function Method (CFM) consisting of errors of basic equations and of observed data errors was proposed in this study and confirmed to be valid.
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加藤 正宏, 渡部 朱生, 山中 俊夫, 小林 知広
セッションID: F-27
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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暖房時の窓近傍では温熱環境が悪化しやすく,設計時の建築・設備仕様の事前検討の重要性が高い。筆者らは上下温度分布予測モデルやCFDによる予測について,計算の妥当性の検証を行っているが,設備機器により発生する気流の特性や,窓面近傍での熱伝達現象が十分に把握されているとは言えず,実験によるデータ収集が必要である。本報では,冷却したガラス面の直下に窓対策設備を設置する実験の概要と,窓対策設備がない場合のPIVによる風速測定結果について報告する。
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渡部 朱生, 加藤 正宏, 山中 俊夫, 小林 知広
セッションID: F-28
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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In rooms with large windows, the thermal environment tends to deteriorate owing to thermal radiation, cold draft, and vertical temperature difference during air-conditioned heating in winter. The characteristics of the air flow generated by heating equipment and the heat transfer phenomenon near the window surface are not sufficiently understood, and it is necessary to accumulate experimental data to validate vertical temperature distribution model and CFD.
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牧野 健人, 井上 隆, 高瀬 幸造, 百田 真史
セッションID: F-29
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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ペリメータの熱負荷低減に有効なダブルスキンにおいて、単層・多層吹抜型それぞれにおいて外部風と日射の影響を考慮した熱性能の評価を実験、実測により行った。またCFDにより、実街区モデルでの風解析を行い、周辺建物環境による外部風への影響を把握した。
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浅野 涼太, 村江 行忠, 竹中 優揮
セッションID: F-30
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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近年,地球温暖化対策の進展とともに建築物に対して省エネルギー化,CO2排出量削減への要求が高まっている。外ブラインドの日射遮蔽効果による冷房負荷削減効果は認知されているが,国内の採用実績が少なく,実測データも少ない。 本報では,埼玉県狭山市にあるNビル(地上4 階,延床面積7,800㎡)を対象に,南西に面した会議室の室内温熱環境及び空調電力消費量を測定し,外ブラインド自動制御による温熱環境と省エネルギー効果を検証した。
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盛 紹宇, 山中 俊夫, 小林 知広, 袁 継輝, 加藤 正宏, 弓野 沙織
セッションID: F-31
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究では、実大実験の結果に基づき、吹き出し風速モデルの提出とCFD解析により、ブリーズライン型ディフューザの暖房時の窓近傍温熱環境を予測する手法の開発を目的とする。本報では、ディフューザーの風速モデルを大面積の窓を有するペリメータ空間に吹出し境界条件として設定し、CFD解析による暖房吹出し時のモデルの適用性、また吸込、吹出口の設置位置の変更がペリメータ暖房の効果に与える影響の検討を行った。
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野村 祐太, 宮本 健太郎, 高島 伸成, 東海林 孝騎, 鈴木 規道, 林 立也
セッションID: F-32
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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室内の温度(暑さ・寒さ)は様々な健康影響に関連している。人は1日の内、約70%を自宅で過ごすといわれており、健康リスクの予防・健康増進を目指した住宅用空調システムの開発は急務といえる。本研究では健康で快適な温熱環境を実現する家庭用空調設備の開発を最終の目的としており、本報ではその第一段階として、健康性や快適性の視点から室内の温熱環境を評価するための評価方法を検討する
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宮本 健太郎, 野村 祐太, 高島 伸成, 東海林 孝騎, 鈴木 規道, 林 立也
セッションID: F-33
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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The purpose of this study is to understand and analyze current residential air conditioning system issues from a health perspective. In a full-scale model house, the thermal environment is measured in the summer and winter cooling conditions, and the measurement results are included in the health evaluation index created in the previous report to quantify the thermal environment and extract health problems.
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東海林 孝騎, 野村 祐太, 宮本 健太郎, 高島 伸成, 井上 菜那子, 鈴木 規道, 林 立也
セッションID: F-34
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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健康で快適な温熱環境を実現する家庭用空調設備の開発を目的として、実物大のエアコンで空調を行った実験住宅において通年ケーススタディを行った。計測結果の要因の検討を行った結果、夏期冬期ともに空調の風速や風向に問題の要因が見られた。それらは夏期ではエアコンの運転方式や制御に、冬期では夏季の要因に加え住宅の仕様に起因したものと予想した。
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井上 菜那子, 高島 伸成, 東海林 孝騎, 鈴木 規道, 林 立也
セッションID: F-35
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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In this study, we conducted a subject experiment on three men to understand the relationship between psychology and physiology. Subjects were exposed to two environments with different airflow distributions, and psychology and physiology were measured. The relationship between the two was largely consistent, except for EEG. The relationship between psychology and physiology was not simple.
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本間 俊希, 井口 雅登, 蜂巣 浩生, 坂本 雄三
セッションID: F-36
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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床吹出型全館空調方式は、空調室に設置された汎用型のエアコンと送風ファンで住宅全体に送風することで全館を空調する方式である。既往研究では、空調空気が床下空間を通過する過程で温度変化が生じ、床吹出空気の温度差に繋がることが明らかとなった。本報では、空調空気が床下空間を通過する過程での熱損失(取得)を明らかにするため、住宅全体に対する床下空間の熱負荷の割合、床下温度の実測値と計算値の比較検証、床下空間の熱損失(取得)について分析した。
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坂本 雄三, 井口 雅登
セッションID: F-37
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究では「床チャンバーを利用した住宅の空調システム」(通称「YUCACO空調」)の設計法や実態について研究・調査を続けてきた。本報は、この前報の結果を踏まえ、大風量小温度差空調における年間熱負荷の増大を少しでも緩和するために、エアコン室の設定温度を季節によって変更した効果について報告する。現在の大風量小温度差システムのまま、年間に4回程度、エアコン室の設定温度を変更するだけで、多少の省エネを図ろうというのが本報告の趣旨である。
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小畑 拓未, 福田 展淳, 尾崎 明仁, 李 明香
セッションID: F-38
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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数値シミュレーションとその結果を用いた重回帰分析によって、戸建住宅の夏季における床下湿度環境に影響を与える各要素(床下空間の換気量、床断熱材の厚み、1階居室の冷房設定温度、外気湿度)の影響度を明らかにした。結果として、床下湿度環境に最も影響を与える要素は外気湿度であった。地域ごとに分析を行った場合は、比較的外気湿度が低い地域では換気量、外気湿度が高い地域では床断熱材の厚みが床下湿度環境に最も影響を与えることが明らかとなった。
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細川 健, 高村 秀紀
セッションID: F-39
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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In this paper, we grasped the actual condition of a house built by a Wall with Outer Insulation and Air-Circulation, and extracted the conditions of each element that affects the temperature and humidity in the ventilation layer and the air volume to reproduce the actual condition. In order to clarify the optimum specifications that maximize the exhaust heat function by simulation, we examined the heat insulation performance of the building and the air volume of the fan.
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山本 竜大, 尾崎 明仁, 李 明香
セッションID: F-40
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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局所的な温度分布は、エアコンのような指向性の強い空調機を住宅で使用した場合に発生する。一方、輻射パネルは局所的な温度分布が発生しないため、ドラフトのない快適な温熱環境を形成することができる。しかし、容積の大きい空間では、エアコンと輻射パネルを併用することが好ましい。本研究では、省エネと快適性に着目したエアコンと放射パネル併用時のケース検討を行い、エアコンと輻射パネルを組み合わせた場合の最適な運用方式を提案する。
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上條 裕太, 横尾 昇剛, 藤原 紀沙
セッションID: F-41
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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I performed questionnaire survey for an owner of Utsunomiya-city about the environmental characteristic of the Oyai-shi stone buildings. In addition, I modelled an existing thing of the Oyai-shi stone architecture and changed the conditions such as the insulation and analyzed it. And I made it in the outdoor model using the Oya-ishi stone and inspected actual survey, the effect.
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小林 玄明, リジャル H.B., 廣木 亮哉, 阿部 寛人, 吉田 一居, 飯島 健太郎, 太田 明
セッションID: F-42
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では集合住宅のグリーンカーテンの有無による冷房の使用時間や使用電力量を調査することを目的として,以下の結果が得られた。 ・グリーンカーテンの有りでリビングダイニングの冷房の使用割合は10%低下し,電力使用量は23%小さくなった。 ・洋室エアコンを含めると,グリーンカーテンが有る世帯は無い世帯と比較し10%電力使用量や電気料金の減少となる。グリーンカーテン有り世帯はグリーンカーテン無し世帯より洋室エアコンを多く使用している。 などが明らかにした。
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廣木 亮哉, リジャル H.B., 小林 玄明, 阿部 寛人, 吉田 一居, 飯島 健太郎, 太田 明
セッションID: F-43
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究では生活実態のある集合住宅においてグリーンカーテンによるLDと洋室の冷房使用の関係について検討し、以下のことが明らかにした。 ・グリーンカーテン有の部屋は無の部屋よりも、LDの冷房と併用時の洋室の冷房使用電力が約18 %減少した。 ・グリーンカーテンによる作用温度とバルコニーのMRTの低減は、LDの冷房と併用時の洋室の冷房使用電力を減らす可能性がある。
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田坂 梨恵, 金田一 清香, 西名 大作
セッションID: F-44
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究の目的は、床下ルームエアコンを用いたダクトレス全館暖房方式における床面スリット開口の最適位置を明らかにすることである。標準住宅モデルに感度解析を適用し、建物全体の温度を設定温度(20 ℃)に達成するための最適位置を決定した。最適スリット位置において、エアコンの吹出条件が30~ 50 ℃、398~ 1195 m3/hの範囲では良好な温熱環境を形成できることを確認した。これらの検討の結果、本暖房方式の設計に感度解析が有用であることが推察される。
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宮永 俊之, 前田 幸司郎, 上野 剛, 北原 博幸
セッションID: F-45
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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不均一な暖房環境を模擬できる環境試験室プロトタイプを設計した。本試験室の特徴は、上下2段の空気の回転流を生じさせ、在室者の周囲に上下に異なる温度層と静穏な風速分布を有する不均一な空気環境を形成できる点にある。また、室の壁面に在室者を取り囲むように熱放射パネルを設置し、温冷水でパネル面温度を制御することで不均一な熱放射環境を形成可能としている。
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前田 幸司郎, 宮永 俊之, 上野 剛, 北原 博幸
セッションID: F-46
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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不均一な暖房環境を模擬できる環境試験室プロトタイプを構築した。プロトタイプを使って空気環境の形成実験とCFDシミュレーションを実施した。実験で想定とおりの不均一な空気環境を実現できた。また、CFDシミュレーション結果は実測とよく一致した。試験室で模擬したい温熱環境を形成するための吹き出し条件をシミュレーションで効率的に決定できる見込みを得た。
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上野 剛, 宮永 俊之, 北原 博幸
セッションID: F-47
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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エアコン暖房と併用してサーキュレータ の利用が提案・推奨されているが、特に断熱性能の低い家で少しでも温熱環境を向上させるには、サーキュレータを効果的に利用することが好ましい。しかし、その効果は定量的に示されているとは言えず、また、どの位置に置くのが良いかも明らかにされていない。そこで本論文では、エアコン暖房時にサーキュレータを併用した際の温熱環境改善効果(室内の上下温度差の低減効果)について、基礎的検討を行う。
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明内 勝裕, 伊香賀 俊治, 小島 弘, 伊藤 真紀
セッションID: F-48
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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住宅内の温熱環境、暖房方式と居住者の身体活動の関連の検討を目的とし分析を行った。居間室温・室間温度差が大きい日は身体活動が有意に少ないことが示された。また、気流式暖房に比べ放射式暖房を利用している者・脱衣所暖房を使用している者は身体活動が多い傾向が示された。 同一対象者に対して暖房の積極利用の介入調査では気流式暖房を積極利用することで居間室温が上昇し、それに伴う室間温度差増加によって身体活動が減少する傾向が示された。
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