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小泉 公利, 田村 富士雄, 土岐 達美
セッションID: I-1
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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井水利用ヒートポンプとコージェネレーションをデシカント空調機で結んだ熱源・空調システム。中温度域冷水利用や床放射併用空調、オンデマンド環境制御システムの概要と今後のエネルギーマネジメントについて方針概要を示す。
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依田 浩敏, 堀 英祐, 田村 富士雄
セッションID: I-2
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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福岡県I市の新庁舎に導入された環境配慮システムの効果を検証するために,竣工から3年間継続実施したエネルギー消費量と温熱環境調査と,市職員を対象としたアンケート調査の結果を示す。
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渡辺 悠雅, 西川 雅弥, 熊谷 雅彦, 高橋 信博
セッションID: I-3
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、ESCO事業等が導入された複数用途の建物を対象に、エネルギーデータを収集した。これらデータを基に、建物全体、省エネルギー手法別の省エネルギー効果を評価した。その結果、建物全体エネルギー消費量においては、改修後はエネルギー使用量にあまり変化はなく、改修後1年目に近い値で12年目まで推移していた。省エネルギー手法別エネルギー削減量においては、改修後全期間において1年目以上の値で推移していた。
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髙野 智也, 射場本 忠彦, 井上 隆, 柳原 隆司, 百田 真史, 井山 義信, 中村 弘和, 佐藤 出, 矢部 邦男, 佐々木 剛
セッションID: I-4
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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エアフロー型窓システムの窓性能は高く評価されており、建築物の省エネルギー化を志向する上での選択肢として有効である。しかし、AFWの導入効果については窓単体の日射熱取得率と熱貫流率に関する検討が多く、建物運用時のエネルギー評価に関する検討は非常に少ない。また、AFWの変風量制御についても同様である。以上から各種風量や温度、さらに熱量・電力量などが充実しているBEMSデータを活用することで、AFWの変風量制御による省エネルギー性の評価を試みた。
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山口 容平, 秋沢 琴音, 岩井 良真, 上林 由果, 下田 吉之
セッションID: I-5
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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This paper disaggregated electricity demand measured by a building energy management system with a 1-hour resolution into four components representing electricity consumption of appliances operated continuously and those operated depending on the activity undertaken in buildings with/without a seasonal variation. The paper showed the usefulness of the disaggregation method by quantifying indicators that represent characteristics of electricity demand in different sectors.
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松浦 大介, 楊 鎮浩, 鈴木 宏和
セッションID: I-6
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では簡易環境監視システムを考案した。本システムを適用することで、オフィスの環境測定と「見える化」が可能である。実オフィスに設置し室内環境を測定した結果、執務環境とエアコン設定温度で最大4 °Cの差が生じていた。オフィス内消費電力の6割は室外機が占めており、測定データをエアコン側にフィードバックすることで、消費電力の削減につながると考えられる。
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楊 鎮浩, 松浦 大介, 鈴木 宏和
セッションID: I-7
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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BEMSなどのシステムを導入することが少ない中小規模建物では室内環境を精度よく把握することが難しく、予冷・予熱など適切な空調運転制御が行われていないことが現状と思われる。本研究では適切な空調立ち上げ運転制御を図り、執務開始時刻での良好な室内温熱環境を実現することを目的とし、ニューラルネットワーク手法を用いて空調の予熱時間を予測した。また予測による空調エネルギー消費量の削減効果を検討した。
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吉田 毅, 田中 巧
セッションID: I-8
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年,IoT(Internet of Things)の潮流も合わさり,クラウド型のBEMSが急速に浸透し、スマート社会へ向けて,クラウドで各種サービスを提供することが求められている.クラウド型BEMSについて,サービス提供の仕組みとユーザのメリットを報告する.また,ビル内部・外部のシステムやクラウドと連携して得られた情報(ビッグデータ)に対して最新の分析技術を応用した事例を紹介する.
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雨宮 俊, 和田 祐介, 越智 一喜, 渡邊 恵輔
セッションID: I-9
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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東京ガスグループは,お客様サイトに設置したエネルギーサービス設備の遠隔監視に加え,遠隔自動制御を実現するEMSを開発した。本EMSは,お客様サイトの電力や熱の需要データと気象情報から,独自の手法により電熱需要を高精度に予測する。この予測結果に基づき各設備の効率的な運転計画を演算し,遠隔自動制御を行うことで,より省エネ・省コストな設備運用を実現する。本稿では,EMS導入により設備運用が効率化された某病院での制御手法や運用実績について報告する。
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竹内 瞳, 鈴木 富生, 秋山 琢磨, 水取 寛満, 橋本 一輝
セッションID: I-10
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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都内某ビルで次世代クラウドBEMS「BENI」を活用する業務を構築し、運用した効果と課題について報告した。 ・情報の引き出しやすさ、アセットマネジャーの参画によるPDCAの活性化、ノウハウ共有やコミュニケーションツールとしての効果、社会情勢への追従性や運用後も改善しやすい柔軟性が効果として見られた。 ・補完情報の必要性、継続的な業務主導者の必要性、日常業務とのバランス感、継続的な監視が課題である。
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薮崎 佑希, 金 政秀, 林 立也
セッションID: I-11
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、設計意図、ビル管理者の実際の使い方、ビルオーナーによる省エネ意識を調査した。その結果、設計者、建築管理者、建築所有者の90%以上が、BEMSを導入すべきであり、管理者のスキルを向上させる必要があると考えていました。一般的に、BEMSは省エネに貢献していることがわかりました。
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石野 久彌, 村上 周三, 野原 文男, 二宮 秀與, 宮田 征門, 郡 公子, 長井 達夫, 大塚 雅之, 秋元 孝之, 柳原 隆司, 牧 ...
セッションID: I-12
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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BEST省エネルギー基準対応ツールが、国交大臣が認める計算法をもつプログラムと位置付けられ省エネ適判の申請や審査に利用できることが正式に発表された。これにより、BEST設計ツールを利用して省エネルギー計画・設計を行い、これと互換性のあるBEST省エネ基準対応ツールにより申請書類を簡単に作成可能となり、さらには専門版にインポートして詳細な運用解析にも利用できる。本報では、まず、最近1年間の開発状況を報告するとともに、既報(その221)に続き、住宅に発生する過酷な熱環境の推定と改善策について報告する。
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牧村 功, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 郡 公子, 長谷川 巌, 飯田 玲香, 川津 行弘
セッションID: I-13
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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BEST事業は2005年から始まり、様々なシミュレーションツールを公開してきた。 本稿では、BEST事業運営組織が、いままでの15年間に亘り、開発目標の設定、開発・普及・再構築と続けてきたが、その成果を振り返り、さらに、ZEB・ZEH化に向けてツールが普及・貢献していくための、これからの15年間の活動のあり方を提言する。
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野原 文男, 村上 周三, 石野 久彌, 牧村 功, 郡 公子, 長谷川 巌, 川津 行弘, 飯田 玲香
セッションID: I-14
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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建築確認申請のために作成されたBESTのデータが、運用段階での空調設備の性能検証に効果的に使用できることを示した。 このことを確認するため、空調システムの詳細な性能検証が行われた実際の庁舎で試算を行った。その結果、運用改善に伴う省エネ効果を定量的に把握できるだけでなく、室内環境への影響も同時に予測できることを示し、シミュレーションによって建物オーナーや運転管理者を説得できる省エネ提案ができると考えた。
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二宮 博史, 村上 周三, 石野 久彌, 郡 公子, 長井 達夫
セッションID: I-15
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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設計用気象データを用いて短時間で行う建物と設備の連成計算による空調設備機器容量の自動調整について説明する。また、その容量自動調整機能の応用として作用温度制御とPMV制御の時の室負荷を求める方法について紹介する。
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川津 行弘, 品川 浩一, 村上 周三, 石野 久彌
セッションID: I-16
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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The BEST calculation model of the coils is general method utilizing heat transfer coefficient and coefficient of wetted surface. In this part 242, the effects of AHU coil characteristic on whole building simulation is investigated. The new AHU coil characteristic contributes to the improvement of the whole building simulation, and in particular, to prevent the hunting of low load.
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郡 公子, 石野 久彌, 村上 周三
セッションID: I-17
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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省エネルギーのために外気冷房や自然換気を行うビルは多いが、運用法によりその効果はかなり異なる。BESTを利用すると、外気冷房、自然換気について、種々の運転条件を想定する熱負荷計算が可能である。外気冷房や自然換気を許可する下限室温を冷房設定室温より低く設定することもできる。本報では、外気冷房・自然換気の効果指標として、熱負荷低減効果の指標のほかに、外気のもつ極限冷却力に対する利用度を表す指標や室内環境の改善効果を示す指標を導入し、いくつかの換気法について評価を行った。
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相沢 則夫, 村上 周三, 石野 久彌, 郡 公子
セッションID: I-18
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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実験計画法を用いて、自然換気システムによる冷房負荷削減量に影響を与える各種要因の効果を検討した。更に、得られた要因毎の効果推定値を利用して、冷房負荷削減量の簡易推定を行った。
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久保木 真俊, 石野 久彌, 郡 公子, 村上 周三
セッションID: I-19
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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Basic analysis of the effect of natural ventilation and night purge using the thermal storage of a building mass is verified by utilizing BEST in an office building. The office building for study is installed the thermo active building systems (TABS). This paper is confirmed that a result of a measurement regarding natural ventilation is satisfied with a target performance in the design phase.
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長谷川 巌, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 二宮 博史, 飯田 玲香
セッションID: I-20
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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BESTは、2015年より建築物省エネ法に対応した行政用ツールとして活用可能なように技術的審査を実施して来た。その結果2020年3月31日に国土交通省より技術的助言が発出され、2020年4月1日より国土交通大臣が認めるプログラムとして利用が可能となった。本報では、BEST の適用範囲と認定までのプロセスを取りまとめるとともに、建築物省エネ法における申請対応においてWeb プログラムと整合を図った内容について報告を行う。
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飯田 玲香, 村上 周三, 石野 久彌, 長谷川 巌, 二宮 博史
セッションID: I-21
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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建物全体の詳細なシミュレーションを行うことは、省エネ性や快適性の高い建物を設計する上で非常に有意義である。しかし、数多くの建築要素を比較検討するには、モデル作成や結果分析に多くの時間を要するため、現実的にはハードルが高い。そこで本報では、感度解析及び最適化等のプロセスを統合的に行うことができる最適設計支援ツール(DAKOTA注1)と設計ツール(以降BEST)を連携し、その効果について検討する。
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重松 佑亮, 中尾 沙織, 白石 靖幸
セッションID: I-22
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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PV等の再エネの導入が進んだ近年、系統の安定化や、PV発電電力や系統からの購入電力を含めたエネルギーコストを抑えた電力の利用方法が課題となっている。そこで、本プロジェクトでは、PV・FC・BTを組み合わせた3電池連携システムによる新たなエネルギー利用モデルの創出を目的として、大学・メーカー・エネルギー供給会社にて検討を進めている。本報では、そのプロジェクトおよび実証試験の概要について紹介する。
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中尾 沙織, 白石 靖幸, 奥田 桃加, 重松 佑亮
セッションID: I-23
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、再生可能エネルギーの主力電源化のために、太陽光発電、燃料電池、蓄電池による3電池連携システムを用いて、住宅のエネルギーマネジメントを行うことを目的としている。本報では、3電池連携システムを用いた年間エネルギーシミュレーションのケーススタディを行う。結果として、3電池連携システムの導入により、住宅の電力自給率が上昇し、CO2排出量と運用コストが減少した。さらにFITの活用により、運用コストと初期投資回収年数を大幅に低減させた。
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張 煒杰, 宮田 翔平, 赤司 泰義
セッションID: I-24
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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空調システムの運用段階において,デマンドレスポンス(DR)制御が注目されている。DR制御とは,需給バランスに応じて需要家が電力消費量を変化させることを指す。建物におけるDR制御には,照明の停止など応答の早い手法はあるが,さらなる調整力を求めるため空調システムを制御することもある。本研究では,室温変動も含めた空調システム制御の詳細なシミュレーションをまずは構筑し、このシミュレーションを用いてDR制御による電力デマンドと室温変化を検討した。
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藤井 健斗, 長野 克則
セッションID: I-25
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究室で構築した予測型HEMSを搭載したスマートハウスにガスエンジン発電機を追加し、寒冷地における家庭用コジェネレーションシステムを模擬したモデルにおいて投資回収年最小化を目指した機器容量のパラメータ解析を行う。これまでランニングコストや消費電力の計算を行っていたが、本報ではイニシャルコストも考慮に入れ、ライフサイクルコストについて言及するとともに、これまで一定として扱ってきた機器容量を変え、数値計算を行い最適な機器容量を選定する。
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角野 豪哉, 住吉 大輔
セッションID: I-26
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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BEMSデータを運転状態の適正化や不具合の発見に有効に活用するためには、大量のデータを専門家の手を介することなく自動的に処理する必要がある。そこで、本研究では機械学習を利用して空調システムシミュレーションを自動で生成するツールの開発を行う。本報では、研究の初期段階として、既存の空調シミュレーションを使い実測誤差等のない仮想的な運転データを作成した上で、機械学習モデルを適用して、制御状態の再現に取り組む。
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宮田 大輔, 山本 亨, 林 恭生, 飯塚 博幸, 山本 雅人
セッションID: I-27
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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深層学習による1時間後の室内温度を予測するAI予測モデルを構築した。 このモデルを筆者らが研究・開発している省エネルギー自動運用システムに搭載することを 前提とし、省エネ性と室内の快適性を満足する空調機制御の可能性を検討する。 本報ではAI予想モデルの予想精度と誤差補正の方法について検証を行った。
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尾崎 空奈, 長井 達夫, 池田 伸太郎
セッションID: I-28
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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自然エネルギーの大量導入は電力供給の不安定化をもたらすことから対策が必要とされており、建物運用において電力の供給状態に応じた制御を行うためには、建物のエネルギー需要をリアルタイムに把握しなければならない。建物エネルギー需要のうち、空調まわりの電力消費量は空調需要と機器特性によって変化するため制御の難易度が高い。そこで、本研究では冷房負荷予測について検討し、ニューラルネットワークモデルを複数組み合わせた手法を提案する。
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文 可, 大岡 龍三, 崔 元準
セッションID: I-29
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本梗概は、ニューラルネットワーク(人工ニューラルネットワークであるANN、再帰型ニューラルネットワークであるLSTM)による熱容量が異なる建物(Case1とCase2)の自然室温予測問題において、学習曲線をべき乗則を用いて近似することにより、必要な学習データ数の推定に関して検討した。建物全体の熱容量はCase1に比べ、Case2の方が5.75倍大きい。LSTMを用いると、Case1とCase2の自然室温の予測誤差RMSEを0.5℃以下に下げるために必要な学習データ数はぞれぞれ4000、1000であることが判明した。
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山下 皓太郎, 下田 吉之, 山口 容平, 金 範埈, 秋沢 琴音, 北村 拓也
セッションID: I-30
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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この論文では日本全国業務施設の電力需要を推計可能なボトムアップ型のモデル開発行った。このモデルでは実態調査に基づいて作られた設備稼働スケジュール生成モデルを用いることによって、現実的な電力需要の変動を表現することが可能である。このモデルにより事務所ビル、宿泊施設、医療施設の時刻別電力需要を推計した結果と実態データはよく一致した。
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高村 秀紀
セッションID: I-31
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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大学は研究の高度化に伴う実験装置の増加などから、エネルギー消費量が増加する傾向にある。本研究では、信州大学長野(工学)キャンパスを対象とし、省エネルギー対策を立案した。空調負荷低減を目的とし、EHPの室外機洗浄を実施し、節電効果の検証を行った。また、ベース電力削減のため、GHPの待機電力削減効果の検証を行った。そして省エネルギー対策を対象施設全体で行った場合の消費エネルギー削減効果について試算した。
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糸井川 高穂
セッションID: I-32
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究は、小学校のトイレの照明スイッチを注意対象とし、間接的空間的手がかり設置することにより、照明スイッチの消灯行動を誘発し、不在時の点灯時間を削減することを目的とする。本研究は、横浜市立小学校で実施した。全生徒が使用するトイレをフィールド検証に用いた。間接的空間的手がかりとして、当該小学校の校長(男性)および副校長(女性)がトイレの照明スイッチの方向を指さしているA4サイズの写真を用いた。その結果、間接的空間的手がかりの設置前と比較し、設置後には不在時点灯時間は平均で約20%短くなった。
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陳 嘉威, 尾島 慧亮, 赤司 泰義, 宮田 翔平, 吉本 尚起
セッションID: I-33
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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This paper is about changes of occupants' indoor environment control behavior by information provision. The information provision experiment was carried out in a room for graduate students. Electricity consumption, length of time staying inside the room, and other information about energy conservation were provided to the subjects. By comparing their behavior before and after the starting of information provision, changes of their environment control behavior were observed.
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中塚 一喜, 池田 伸太郎, 石橋 良太郎, 畠田 博之, 田中 英紀, 大岡 龍三
セッションID: I-34
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究は、大規模展示場の空調熱源を対象に、AIを活用した最適運転制御手法を検討するものである。本報では検討した対象施設の建物概要と熱源システム、最適制御を実現するために導入したハードウェアとその仕組みを述べる。
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池田 伸太郎, 中塚 一喜, 石橋 良太郎, 畠田 博之, 田中 英紀, 大岡 龍三
セッションID: I-35
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年、最適化技術や機械学習技術を用いた自動化機運が様々な分野で高まっており、建築設備業界においても例外ではない。本報では第1報で開発概要を示したプログラムについて既存自動制御プログラム(以下、従来制御)および本開発の最適化プログラムのオフライン比較に焦点を当て分析を行う。2019年9月7~14日までの1週間を対象に比較をしたところ、18.9%の運用コスト削減および14.8%の一次エネルギー消費量の削減、ならびに12.9%の二酸化炭素排出量削減を同時達成することが可能であった。
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李 度胤, 大岡 龍三, 松田 侑樹, 池田 伸太郎, 崔 元準
セッションID: I-36
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年、建物設備の省エネルギーを求める運用最適化の方法として、モデル予測制御手法(Model Predictive Control, MPC)が注目されている。しかし、MPCを実システムへ適用するためには、システムへの物理的入力を発生させるアクチュエータの構成とMPCを演算する計算機との連動、運転モード切り替え時のシステムの安全性確保などを考慮する必要がある。そこで、本研究では、MPCを実装するために、先行してスケールモデル実験装置を構築し、MPCの動作を確認する。
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福田 伊吹希, 永坂 茂之, 廣島 雅則, 綾目 久雄, 山田 哲靖
セッションID: I-37
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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運用しながら最適ゲインを自動設定するシステムとすることで、試運転調整作業の省力化と、状況変化への追従を図ることを目指し、研究開発に取り組んでいる。室温シミュレータにARXモデルに基づく機械学習機能を組込み、ステップ応答試験を行わず通常運用しながらPIDゲインを自動調整できるようにした。さらに、「安定性判別」、「運転状態識別」、「探索空間離散化」の3つの追加機能を取り入れた。実験にて、運転条件に合わせてPIDゲインが変更されることで、室温の変動を抑える効果が確認された。
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橘 航輝, 田中 英紀, 奥宮 正哉, 鵜飼 真貴子
セッションID: I-38
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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In order to grasp electricity consumption of multiple buildings easily, the 65 buildings on campus were classified based on the electricity consumption pattern using Clustering. And then, for the automation of understanding the consumption characteristics, It was examined whether the result of pattern classification can be accountable by using Random forest. As a result, the relationship between pattern classification and the feature amount can be observed in humanities facilities.
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秋原 光葵, 秋元 孝之, 木村 円香, 尾辻 涼佳, 遠藤 利隆, 大竹 務
セッションID: I-39
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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築25年を経過した研修施設において、窓改修効果、屋上断熱強化、空冷HPチラーの熱源機の運転条件を変更する実験の検証を行った。
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尾辻 涼佳, 秋元 孝之, 木村 円香, 秋原 光葵, 遠藤 利隆, 大竹 務
セッションID: I-40
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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間歇運転により生じるVPPに失する削減電力量を下げDRと定義し、セントラル空調である研修施設で間歇運転を行い、室内環境が悪化しない範囲でどこまで電力削減できるか実験を実施し、供給可能電力量の検討を行った。間歇運転時間間隔を10分、20分、30分に変動させた3ケースにて実験を実施した。結果、躯体蓄熱を利用した運転が可能で長時間の熱源停止に耐えるCase i-20(間歇運転時間間隔 20分)が室内環境に影響が最小限で、供給可能電力量が2時間で150kWhであることが分かった。
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上林 由果, 岩井 良真, 藤村 昌弘
セッションID: I-41
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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電気式空気熱源ヒートポンプビル用マルチエアコンはその制御内容が機器本体で制御が完結していることもあり、設備設計者の意図する省エネルギー運転を容易に実現できない場合が多い。そこで既報では外部指令により高効率な負荷率領域で運転させる低コスト版の制御システムを開発し、暖房運転時の効果を検証を通じて判明した課題についてまとめた。本報で、制御パラメータを改善し冷房運転時および暖房運転時に実証試験を実施した結果、制御パラメータの改善効果が見られ、COPの向上が確認できた。
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藤村 昌弘, 岩井 良真, 上林 由果
セッションID: I-42
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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全館EHPの空調設備では、外気処理用EHPと併用した空調システムで構成される場合があるが、設定温湿度制御を持たない外気処理用EHPの運転により、室内環境が目標温湿度から外れて、過剰な熱処理運転となる可能性もある。この外気処理用EHPに対して、外部制御指令を活用した温湿度制御手法を開発し、エネルギー消費量を削減することができた。本報では、更なる汎用化を目的として、外気処理用EHPにおける低コスト版温湿度制御システムを開発したので、その概要と検証結果を説明する
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矢島 和樹, 宮﨑 久史, 坂本 裕, 嵐田 修啓, 福井 雅英, 安保 奈々子, 丸尾 敬仁, 根本 潤一
セッションID: I-43
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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冷却塔最適運転の一次式の精度向上を行った結果、冷熱源システムのシステムCOPが約2 %改善した。また、加熱塔のブライン温度の最適化を検討し、外気乾球温度による一次式の制御方法を考案した。加熱塔の場合は着霜の問題が発生するが、外気露点温度による制約条件を設けることでその問題を解決した。この加熱塔最適運転を導入することによって消費電力量が7.6 %削減されるという計算結果が得られた。
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寄木 謙汰, 秋元 孝之, 猪亦 涼佑, 千馬 誠弘, 田村 富士雄, 木下 亮佑, 山品 太輝, 太宰 龍太
セッションID: I-44
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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図書館施設においてサーモスタットによる空調制御と赤外線アレイセンサーによる空調制御を比較する実験を行った。 赤外線アレイセンサーによる空調制御は、熱負荷の変動、特に熱負荷の増加に対して高い追従性を示した。 サーモスタットによる空調制御に比べ、赤外線アレイセンサーによる空調制御が快適な温熱環境の形成と省エネに貢献したと考えられる。
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出口 史晃, 白石 靖幸
セッションID: I-45
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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TABSには多くの利点があるが、熱容量の大きさにより応答が遅れるため制御が困難である。先行研究では、TABSの制御方法としてMPCを採用し、その有効性を示した。実運用では、負荷の予測や計測に基づく制御が有効であるが、詳細な検討は行えていない。本論文では、MPCに負荷予測を組み込んだ最適制御法を提案し、CFDと汎用制御シミュレータの連成解析により提案手法の有効性を示す。結果として、制御誤差が小さくなり、積算送水流量を節約することが可能となった。
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白石 靖幸, 鶴田 謙, 永原 正章
セッションID: I-46
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、TABSのような熱的遅れが大きい空調システムに対する最適な制御手法としてMPCとスパースモデリングを組み合わせた制御手法を提案し、CFDと汎用制御シミュレータを用いた数値シミュレーションによりその有効性を明らかにした。結果として、制御対象が目標値を概ね追従しつつ、操作量のスパース性(零域の拡大による省エネ)が示唆された。
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北島 哲郎, 安本 雅啓
セッションID: I-47
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年の機械学習/人工知能技術の発展に伴い、空調最適化への強化学習の適用が注目されている。空調最適化にモデルベース強化学習を適用するための最初のステップとして、実際の建築物規模の空調システムに対して深層学習によるモデル化を試みた。
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倉澤 伸昌, 長井 達夫, 池田 伸太郎
セッションID: I-48
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、蓄熱槽を含む熱源機器3種を有したエネルギーシステムの運用計画を計算対象とし、探索手法と制約処理手法を組み合わせた9種類の最適化手法の比較を行った。その結果、同システムの運用最適化において有効な手法を明らかにした。 また、子個体の生存率や世代間の個体移動距離を算出することで探索過程を可視化し、最適化結果と手法の特性との関係性を確認した。これにより、本問題に有効な手法の条件整理を行った。
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飯嶋 二裕美, 池田 伸太郎, 長井 達夫
セッションID: I-49
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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近年、機器の多様化に伴い熱源設備設計の自由度が高まっているが、時間的制約等の要因で膨大な機器構成の選択肢を全て検討することはできない。その解決策として、著者らは知的最適化による自動化について検討を行ってきた。本報では自動化アルゴリズムのユーザーに最適解以外の機器構成に関しても広く選択肢を示すための方法論について検討を行った。知的最適化手法の探索過程で得られる様々な機器構成を対象にクラスタ分析を適用し、複数の機器構成案についてその類似点と相違点を整理することで、提案手法の適用可能性を明らかにした。
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南 孝佳, 村上 公哉
セッションID: I-50
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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建物のエネルギー消費では熱源システムが多くを占めており、その省エネルギー化、省CO2化、省コスト化は重要な課題である。そのためには、日々の熱負荷推移に応じて熱源システムを適切に運転することが不可欠である。本報では、これまでの研究を基に、ピーク電力負荷削減を目的とした熱源システムの運転支援手法を試行し、熱負荷予測精度や運転改善効果等を検証することで、本運転支援手法の有効性を確認した。
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