ウレタン高分子物質の黄化現象は物性面に関係なく, 商品価値を低下し, 悪影響がありこの解決が望まれている。アルキレンジイソシアナートは黄化はしないが, 物性的に良い結果を与えないので, 本研究は黄化を起こさず, かつ物性的には芳香族イソシアナートに近い性質をもつイソシアナートを合成するため, キシレンを原料としてクロロメチル化, シアノ化, 還元, ホスゲン化によって, Bisisocyanatoethylxyeneを合成し, その塗料としての性質を検討した結果, 黄化はほとん起こさず良い耐光性を示し物性的には, T.D.I, M.D.Iとあまり変らない良い性質をもつ塗料が得られた。
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