色材協会誌
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47 巻, 10 号
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  • 佐藤 達雄
    1974 年 47 巻 10 号 p. 465-472
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 木地形成に使用される体質顔料について
    小島 正文
    1974 年 47 巻 10 号 p. 473-487
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    木材塗装に使用されている体質顔料 (砥の粉, 地の粉, 錆土) の13種を採取し, 木地形成の機構究明を目的として熱的性質の加熱減量分析, 示差熱分析, および赤外吸収曲線ならびに電子顕微鏡観察などからも実験を行なった。
    本報では, 体質顔料の鉱物成分のみについて行なったものを報告する。
    その結果化学組成からは, 珪酸, アルミナ, 鉄で約80%以上の含有量を占め, そのほかに, 加里, 石灰, マグネシヤ等が含まれ, 粘土鉱物にみられる化学組成を有していた。
    X線回折試験等では, 非粘土鉱物の石英, 長石のほかに, 雲母鉱物のイライト, カオリン鉱物のカオリナイト, またはハロイサイトや, その他モンモリナイト, クロライト等が混在していることが明らかとなった。
  • 湿式酸化処理カーボンブラックへの非イオン性界面活性剤の吸着
    伊藤 征司郎, 桑原 利秀
    1974 年 47 巻 10 号 p. 488-495
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    硝酸で種々の条件で酸化処理したカーボンブラックの処理による表面特性の変化と, これらのカーボンブラックへの非イオン性界面活性剤 [ポリオキシエチレンオクチルフェニルニーテル (OP-n) とポリオキシエチレソノニルフェニルエーテル (NP-n) を使用。ただし, nはエチレンオキシドの付加モル数] の水溶液からの25℃における吸着について検討した。その結果, 強く酸化処理したカーボンブラックほど, 全酸素量や表面官能基の全酸性基量などの増加により表面親水度が増し, 表面親水度と全酸素量などとの間には直線関係が成立した。これらのカーボンブラックへの界面活性剤の吸着は表面親水度の大きい試料ほど吸着量は少なく, 吸着の始まる濃度は高濃度側に移行した。同一試料への吸着量は親油基が同じ界面活性剤ではηが大きいほど減少し, nがほぼ同じ界面活性剤では比較的表面親水度の小さい試料へは親油基が長鎖であるNPの方が吸着量が多いが, 表面親水度の大きい試料への吸着量は逆にOPの方が多かった。
    また, いずれの系でも吸着等温線はLangmuir型であったが, c.m.c.と飽和吸着に達する濃度とは完全には一致しなかった。飽和吸着量から算出した界面活性剤1分子当たりの占有面積は気-液界面における値に比べてかなり大きかった。占有面積と表面親水度や全酸素量との間には直線関係が成立した。
  • 国府田 悦男, 伊藤 政克, 平田 光男, 岩井 信次
    1974 年 47 巻 10 号 p. 496-499
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    ポリエチンンイミン (PEI) の電位差滴定は, 水とNaC1水溶液 (イオン強度0.05, 0.1および0.2) を溶媒として, 25℃で行なった。滴定液には2N-HC1を用いた。滴定曲線は, 全体として, イオン強度の増加によりpH上昇の傾向を示した。また, PEI-水系曲線の中和度降下は, 低中和度域と高中和度域で急であったが, 中間の中和度域ではそれらより多少緩慢となった。他方, PEI-NaC1水溶液系では, 低中和度域で見られた急な降下がイオン強度の増加によって消失する傾向を示すこと以外は, ほぼPEI-水系曲線に類似していた。以上の結果から求めた見かけの解離定数~解離度曲線と電気泳動および粘度測定の結果を比較しながら, PEIの解離挙動に関して考察した。
  • 叶多 謙蔵
    1974 年 47 巻 10 号 p. 500-509
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 松居 正己
    1974 年 47 巻 10 号 p. 510-517
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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