色材協会誌
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47 巻, 5 号
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  • 中島 芳訓
    1974 年 47 巻 5 号 p. 205-211
    発行日: 1974/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    高分子金属錯体を紫外線硬化型電着塗料の触媒として用いるため, cis- [Co (en) 2 PVP・Cl] Cl2およびcis-α- [Co (trien) PVP・Cl] Cl2のような高分子配位子 (PVP : ポリ-4-ビニルピリジン) を有する水溶性高分子コバルト (III) 錯体を合成した。
    これらの錯体水溶液の安定性に及ぼす通電量の影響が第1吸収帯 (λ1 : 500nm) のシフトまたはpHの変化を測定することによって調べられた。さらに, 0.1%Co (III) -PVP錯体を含むアクリル系塗料を使用して電着が行なわれた。
    (1) λ1は中和塩基の種類により影響を受け, TEA, NH40H, NaOHの順序で高波数側に約3~12mμシフトした。
    (2) これらのCo (III) -PVP錯体水溶液に直流電気を通電したとき, 溶液のpHは通電量とともにかなり増大し最終的には約9に達した。このことから, pHの上昇はCo (III) -PVP錯体の分解によリエチレンジアミンまたはトリエチレンテトラミンが遊離するためであると考えられる。
    (3) 折出膜中への各Co (III) -PVP錯体の移動率は8.2~13.2%であった。この皮膜にUV照射を行なったとき, 橋カケが著しく促進されCo原子の触媒作用が認められた。それゆえ, 折出膜中のCo原子はCo (III) またはCo (III) 錯体の形で存在しているものと推察される。
  • 中森 紀夫, 藤沢 光宏, 斉藤 治一
    1974 年 47 巻 5 号 p. 212-215
    発行日: 1974/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    合成樹脂調合ペイントを使用する塗装系において, 層間はくりにおよぼす下塗塗膜中の石油樹脂の含有量, 各層の塗装間隔および上塗塗料の種類の影響を調べる目的で実験を行なった。
    試験片を屋外に1年間ばくろしたのち, 超音波によるはくり試験を行ない次のような結果を得た。
    (1) 下塗塗膜中の石油樹脂の含有量は層間はくりの発生に大きな影響をおよぼす。
    (2) 各層の塗装間隔と上塗塗料の種類とは層間はくりの発生にほとんど影響をおよぼさない。
  • 古野 伸夫, 大藪 権昭
    1974 年 47 巻 5 号 p. 216-223
    発行日: 1974/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 川端 旭
    1974 年 47 巻 5 号 p. 224-232
    発行日: 1974/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • (オフセット印刷における)
    吉田 昭彦
    1974 年 47 巻 5 号 p. 233-237
    発行日: 1974/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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