色材協会誌
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50 巻, 1 号
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  • イミダゾール塩によるエポキシ樹脂の硬化
    加門 隆, 斉藤 和美, 三輪 泰彦, 佐伯 健作
    1977 年 50 巻 1 号 p. 2-7
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    数種のイミダゾールの低級脂肪酸塩およびリン酸塩を合成し, これらのエポキシ樹脂の硬化剤としての性質を検討した。
    イミダゾールは一般に比較的高融点の固体が多いが, これらを塩にすると常温で非常に低粘度の液体となり, エポキシ樹脂配合のときの作業性を向上する。
    イミダゾール塩を硬化剤としたエポキシ樹脂配合物の貯蔵安定性 (ポット・ライフ) は次の順となり, 酢酸塩, リン酸塩ではかなり改善された。
    2Et-4Me Im・1 Pro A S<2E-4Me Im・2 Pro A S≦2Et-4Me Im<2Et-4Me Im・1 Ac A S<2Et4 Me Im・2 Ac A S<2Et-4Me Im・1/3 Pho A S
    これらの配合樹脂も加熱 (約100℃以上) すると順調, に硬化が起こり, その硬化速度はイミダゾールもその塩もほぼ同じであった。
    しかし, 硬化物の橋かけ密度 (すなわちHDT) はイミダゾール塩を形成する酸の量が増すと低下した。
  • ジエチレントリアミン硬化エポキシ樹脂の直流電導性について
    出雲 孝治
    1977 年 50 巻 1 号 p. 8-12
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    DETA硬化エポキシ樹脂について直流電導度 (σv) のに対するDETA含有量, 温度の効果を検討した。その結果, 以下のことがわかった。
    1) σv~DETA含有量関係はTg前後で異なり, T<TgではDETA含有量の増加とともにσvは順次増大するが, T>Tgでは当量点近傍で極大点をもつ。
    2) 直流電導に対するアルンニウス型の見かけの活性化エネルギーはT<TgではDETA含有量の増加とともに減少し, またT>Tgでは当量点近傍で極小値をもつ。
    3) 本試料系についてlnσ+Eb/RT=lnσo-γvi*/vfの式が成立し, 柴山の理論を支持している。ここでσ, Eb, R, T, σo, γ, vi*, vfはそれぞれ直流電導度, Tg以下での見かけの活性化エネルギー, 気体定数, 絶対温度, 定数, 自由体積の重なりを表わす補正係数, イオンの移動に必要な最小体積, 自由体積を表わす。
    4) イオンの移動に必要な最小体積はDETA含有量の大小に関係なく, 0.26~0.30cc/gでほぼ一定の値をとり, これはセグメントの運動に必要な最小体積の約1/3である。
    5) イオンの解離エネルギーはDETA含有量によって異なり, イオンの発生起源が各試料によって異なっていることを示唆している。
  • (NH4) 2CO3によるAl (III) の沈殿反応にともなうCo (II) の共沈殿
    伊藤 征司郎, 細川 肇, 桑原 利秀
    1977 年 50 巻 1 号 p. 13-16
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    コバルト・ブルーの共沈殿法による製造を目的として, (NH4) 2CO3によるAl (III) の沈殿反応にともなうCo (II) の共沈殿について検討した。
    金属イオン溶液の液量と同量の (NH4) 2CO3溶液を加えた場合, Co (II) 単独溶液からの沈殿は, (NH4) 2CO3の濃度が0.01mol/l付近から始まり, 0.5mol/lでは約95%沈殿するが, 以後, 濃度の増加とともに溶解が増し, Al (III) と共沈殿させた場合でも, Co (II) の共沈殿量はもっとも共沈殿効果のある2.0mol/lの場合でも約28%増加するにすぎない。しかし, (NH4) 2CO3の濃度を2.0mol/l一定として (NH4) 2CO3の添加量を増加すると著しい効果がみられた。共沈殿生成物中では, Al (III) はNH4AlO (OH) HCO3の形で, Co (II) は非晶質の状態で存在していた。
  • 小石 真純
    1977 年 50 巻 1 号 p. 17-24
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 太田 恵三
    1977 年 50 巻 1 号 p. 25-34
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 小林 義和
    1977 年 50 巻 1 号 p. 35-42
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 石橋 喜代司
    1977 年 50 巻 1 号 p. 43-44
    発行日: 1977/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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