色材協会誌
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51 巻, 4 号
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  • 大塚 晋也, 中里 誠一, 上野 博
    1978 年 51 巻 4 号 p. 209-213
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    C.1.Reactive Red 9のナイロン12 ([-NH- (CH2) 11-CO-] n) に対する染色性, および反応性について検討した。
    平衡染着量は染浴pHにより大きく影響され, pH4以下で急激な増加を示す。また, アミノ末端基当量あたりの平衡染着量は酸性染料でのナイPtン6, 66のそれと比べ1/100程度であり, ナイロン12は染色しにくいポリアミドである。
    n-ブチルアミンで染色されたフィルムを抽出することにより, 反応した染料と未反応染料とを区別することができる。
    クロルトリアジン系の反応性染料の反応は一般にアルカリ性で行なわれるが, 115℃ではpH4の酸性染浴でも反応し, この反応は一次反応であり, みかけの反応速度定数は2.22×10-5/secであった。
  • 放射線により合成したポリマーエマルションの皮膜耐水性
    幕内 恵三, 高木 徹, 荒木 邦夫
    1978 年 51 巻 4 号 p. 214-218
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    耐水性の良好な皮膜を形成するエマルションの合成法に対する放射線利用の可能性を検討した◇ポリアクリル酸エチルエマルションを種々の界面活性剤濃度でγ線および通常の触媒 (過硫酸アンモニア) を用い合成した。低い界面活性剤濃度における重合安定性は, γ線法が触媒法よりもすぐれていた。しかし, γ線法での無乳化剤重合は成功しなかった。γ線法エマルション皮膜の吸水率から求めた耐水性はきわめて良好であった。これはエマルション中の電解質物質が少ないためである。触媒法エマルションを放射線照射すると, 皮膜の耐水性が向上した。これは, エマルションの照射によってポリマー粒子内のポリアクリル酸エチルが橋かけするためである。
  • コバルト・ブルーの製造
    伊藤 征司郎, 細川 肇, 桑原 利秀
    1978 年 51 巻 4 号 p. 219-222
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    A1 (III) とCo (III) の混合水溶液に (NH4) 2CO3水溶液を加えて, 種々のモル比の共沈殿物を作り, これを焼成してコバルト・ブルーを製造し, 従来から行なわれている乾式法による製造と比較検討した。
    その結果, ジブサイトと塩基性炭酸コパルトとを原料とする乾式法による製造では, 1,000℃で初めて青色に発色するのに対し, 共沈殿法では600℃でもスピネル (不完全スピネル) を形成して鮮明な青色を呈し, 乾式法に比べてかなり低い温度でも製造が可能となった。また, 色彩におよぼす混合比の影響は, 共沈殿法の方が乾式法よりも大きかった。粉末としての色彩は, 共沈殿法で製造したものは, 乾式法で製造したものに比べて一般に青味が強く, 特に600~900℃で焼成したものは, その傾向が著しく, グンジョウに近い色調を呈した。
  • 長坂 秀雄
    1978 年 51 巻 4 号 p. 223-228
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 長澤 孝
    1978 年 51 巻 4 号 p. 229-234
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 釣谷 泰一
    1978 年 51 巻 4 号 p. 235-247
    発行日: 1978/04/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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