実用の各種有機・無機粉体について, 提案した “水/メチルアルコール分散法” を用い, その液中分散性と沈降または浮上挙動を調べた。
沈降または浮上挙動は, 実験開始24時間後の相対沈降面h
s/h
o。, または浮上面h
f/h
oの値を活用すると評価できた。また, h
s、の経時変化を沈降状態と合わせて検討すると, 粉体の沈降挙動は, 沈降がほとんど認められないものと沈降の認められる5つの形式, さらにその内訳5種類の形式に大別することができた。したがって, 粉体の沈降は, 26種類のいずれかの形式にあてはめることができる。また, 場合によっては, これらの組合せで表わされる。
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