色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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54 巻, 12 号
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  • 荒木 一男
    1981 年 54 巻 12 号 p. 721-735
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 三輪 義昭, 坪田 実, 植木 憲二
    1981 年 54 巻 12 号 p. 736-741
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    広範囲の塗装系における層間付着性を明らかにする目的で, 10種類の典型的実用塗料を用い, 各種付着試験を行なった。同時にそられの遊離塗膜の物性 (応力~ひずみ特性・膨潤度) を測定し, 層間付着性~塗膜物性関係を検討した。結果を要約すると次のようであった。
    (1) 塗膜物性の差異は層間付着性に関連しなかった。
    (2) 層間付着性が一般に良いと考えられる溶液形塗料, たとえばNCラッカーと溶液形ビニル樹脂塗料の層澗付着性はきわめて悪かった。
    後者についてさらにアクリルラッカーを用い実験し, その原因がビヒクルポリマーの相溶性の良否によること'を明らかにした。
  • 鈴木 充, 伊藤 征司郎, 桑原 利秀
    1981 年 54 巻 12 号 p. 742-752
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    アルミナ水和物であるハイドラルジライトおよびベーマイトのアルコール処理を還流法で行ない, 処理による構造および表面性状の変化について検討した。
    その結果, ハイドラルジライトは200℃付近から構造水の脱水が起こり始め, 241℃ではベーマイトおよび中間アルミナの混合物に変化した。また, この構造変化と同時に, これらの粉体の表面水酸基はエステル化され, 表面は親油 (疎水) 化された。アルコールを加えずに溶媒 (アルカン) だけで還流処理した場合でも, アルコール処理の場合と同様にハイドラルジライトはベーマイトや中間アルミナに変化し, 表面にその量はわずかではあるが有機物が導入された。これは, 還流処理によってアルカンの一部が酸化されてカルボン酸が生成し, これが表面でアルミニウム塩を形成したためであった。これらの処理で生成した中間アルミナは, その復水能からρ-アルミナであろうと推定した。ベーマイトを処理した場合も処理条件によっては, 表面は親油 (疎水) 化されたが, 構造変化はまったく認められなかった。なお, ハイドラルジライトおよびベーマイトともに, 処理による粒子形状の変化はなく, これらの粒子は元の外形を留めた形骸粒子をなしていた。
  • アクリル・メラミン系樹脂の硬化挙動に及ぼす低分子量物添加の効果
    出雲 孝治, 山本 聡
    1981 年 54 巻 12 号 p. 753-758
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    アクリル・メラミン系熱硬化性樹脂を試料とし, ジオクチルフタレート (DOP) の含有量を変えることにより, 硬化挙動に及ぼす低分子量物添加の効果を検討した。その結果以下の知見を得た。
    i) DOP含有量によって硬化挙動が異なり, 適当量配合することにより硬化速度を速め得る。
    ii) この場合DOPは硬化機構を変えるのではなく, 樹脂系の粘度を低下させ, 官能基同志の衝突確率を増大させ, その結果硬化速度を大きくする働きをしているものと考えられる。
  • 鈴木 嘉秋
    1981 年 54 巻 12 号 p. 759-767
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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