色材協会誌
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54 巻, 1 号
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  • 永田 工, 小林 昭二, 吉田 隆夫, 田村 俊輔
    1981 年 54 巻 1 号 p. 2-14
    発行日: 1981/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    アニオン型電着塗料 (A), カチオン型電着塗料 (C), ジンククロメートを含む旧タイプの溶剤型プライマー (S) につき, 表面処理の種類を変えて海上バクロによる耐SC性 (耐スキャブ・コロージョン性) と, ソルトスプレーテスト600時間後の錆発生量, 錆の深さを測定した結果, 以下のことが判明した。
    1) AはC, Sに比べ, 表面処理の種類とは関係なく, 耐SC性は最も劣っており, 錆発生量も最も多い。
    2) 測定データを総合的に見た場合, Cは耐SC性, 錆発生量, 錆の深さのいずれにおいても, Sとほぼ同等である。
    3) Aの系での錆は, 浅く, 平面的に広がる傾向があるが, C, Sの系は, 孔食の傾向が認められる。Aの耐SC性がC, Sより悪いのは, 錆の成長が, より平面的に広がる性質によるためと思われる。
    4) 耐SC性, 耐ソルトスプレー性に与える表面処理の影響は, きわめて大きい。電着塗料AとCの系では, クロムリンスが, 耐食性向上にとくに大きな効果を与えることが認められた。
  • 含チタンキレートの合成と染料および着色剤としての性質
    御園生 尭久, 阿部 芳首, 長尾 幸徳, 梶間 隆
    1981 年 54 巻 1 号 p. 15-22
    発行日: 1981/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    アゾ化合物を配位子とする新規含チタンキレートの合成と染料および着色剤としての性質を検討した。チタニウムテトライソプロポキシドと2-オキシおよび2, 2'-ジオキシアゾ化合物との反応により含チタンキレートの合成を試みた結果, 2-オキシアゾ化合物では安定なキレートを得ることはできなかったが, 2, 2'-ジオキシアゾ化合物では非荷電1 : 2型キレートを得ることができた。これらキレートのうち水溶性錯体は羊毛, 絹, ナイロンなどの繊維に高い親和性を有していたが, 染色試験の結果では耐光性, ポッティング, 洗たくなどの堅ろう性が一般のクロム錯塩染料より低い水準にあった。これに対し, 水に不溶なキレートのポリスチレンに対する樹脂着色性を, 市販のクロム錯塩Vali Fast Blackと比較した結果では, 黒色の色調と良好な着色力および耐光堅ろう度のすぐれたキレートが得られることがわかった。また, キレートの加水分解および耐光堅ろう性や耐熱性に及ぼす配位子の構造の影響についても考察した。
  • 小石 真純
    1981 年 54 巻 1 号 p. 23-29
    発行日: 1981/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 新聞情報でどこまでわかるか
    保坂 洋
    1981 年 54 巻 1 号 p. 30-34
    発行日: 1981/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 太田 恵三
    1981 年 54 巻 1 号 p. 35-40
    発行日: 1981/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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