色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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59 巻, 1 号
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  • 中道 敏彦, 山崎 良輔, 大坪 泰文, 渡辺 鋼市郎
    1986 年 59 巻 1 号 p. 2-8
    発行日: 1986/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    加熱装置を設けた振動板型レオメーターにより, メラミン硬化型アクリル樹脂ハイソリッド塗料の焼付過程の粘度変化を測定した。粘度挙動に及ぼすアクリル樹脂分子量の影響はきわめて大きく, レベリング性やたれやすさの尺度となる流動量の対数値と分子量の間に直線関係が認められた。また, アクリル樹脂/メラミン樹脂比, ブロック化触媒, セッティング時間および焼付条件の粘度挙動に及ぼす影響を検討した。この結果, ハイソリッド型塗料は従来型塗料に比べ, 一般に流動量が大きく, 焼付温度, 昇温速度などの影響をうけやすいことがわかった。
  • 甘利 武司, 渡辺 鋼市郎
    1986 年 59 巻 1 号 p. 9-17
    発行日: 1986/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    反射型超音波レオメーターを用い, 塗膜乾燥硬化過程の粘弾性変化を測定した。測定装置は熔融石英一水晶振動子からなる遅延線を用いるMasonらによるのと同様なもので, 測定周波数は約3MHzである。試料はアマニ油ワニスを主体とした酸化重合型のもので, ここに樹脂, 顔料を添加することにより, その乾燥過程がいかに変化するか, また網目形成にともなう粘弾性変化の特徴と網目の性質との因果関係についても検討した。
    塗膜は重合促進, 三次元網目形成, 網目密度の増加のプロセスを経て乾燥皮膜となるが, それぞれの段階に応じ貯蔵弾性率G′, 損失弾性率G″の対応が異なっている。すなわち網目形成の初期には網目鎖はエントロピー弾性的な挙動を示し, G′は増大するが, G′′は平衡あるいは減少傾向を示す。網目密度が増加すると内部粘性の効果が大となり, G′′は急上昇する。このような網目鎖の動力学的特徴はアマニ油ワニスの重合度, 樹脂の混合等によって変化した。
    顔料添加により, 塗膜の粘弾性は上昇するが, これは充てん効果によるもので, G′, G′′の乾燥時間依存性は似たようなものになる。各乾燥レベルの塗膜のG′, G′′″の温度依存性から塗膜乾燥とともに粘弾性転移領域が高温側に移行することが示された。
  • 太田 恵三
    1986 年 59 巻 1 号 p. 18-24
    発行日: 1986/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 小石 真純
    1986 年 59 巻 1 号 p. 25-28
    発行日: 1986/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 感性と技術の隔合
    柴田 亮介
    1986 年 59 巻 1 号 p. 29-37
    発行日: 1986/01/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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