色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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60 巻, 6 号
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  • 塗粒の流れにおよぼすパターン調整用空気の影響
    舘 和幸, 山田 勝則, 奥田 匠昭, 鈴木 正一
    1987 年 60 巻 6 号 p. 321-327
    発行日: 1987/06/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    カップ型の回転霧化式静電塗装機では, 霧化頭の後方から空気を噴射することによってパターンが調整される。パターンの調整機構を明らかにするために, パターン調整用空気 (シェーピングエア) と塗粒の流れを, X型熱線風速計とレーザ速度計を用いて解析した。得られた結果をまとめると,
    (1) 霧化頭から遠心力によって半径方向に放出される塗粒の一部は, ほぼ霧化頭の回転軸方向に流れるパターン調整用空気の中を飛行して被塗装面に塗着する。しかし, 塗粒の大部分は, 霧化頭の近傍でパターン調整用空気の流れを貫通し, 空気の流れの外周りを被塗装面に向って飛行し, 塗着する。このために, パターンは円環状になる。
    (2) パターン調整用空気の流量 (噴射量) が増加するのに伴って, 空気の流速, および空気の流れの中を飛行する塗粒の速度は増加するが, 空気の流れの外周りを飛行する塗粒の速度はほとんど変化しない。
    (3) パターン調整用空気の流量が増加するのに伴って, 塗粒が空気の流れを貫通するまでの間の塗粒速度の回転軸方向成分が増加するために, パターンの幅が狭くなる。
  • 伊藤 征司郎, 小倉 祥司, 田中 雅美
    1987 年 60 巻 6 号 p. 328-332
    発行日: 1987/06/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    著者らは先に, 陽極酸化皮膜を形成させたアルミニウム板を300℃前後に加熱しておき, これに有機化合物の蒸気を含む空気を吹きつけて, 皮膜の微細孔中で有機化合物を熱分解させ, 皮膜中に高炭素物質を析出させて固定化し, 皮膜を黒色に着色させる方法を開発した。今回は, この黒色皮膜の着色条件を幾分, 改良した装置を用いて調べるとともに, 得られた着色皮膜の表面分析を行った。また, この黒色皮膜の諸性質についても調べた。
    その結果, ジシクロペンタジェンを用いると, 190℃, 5分間処理でも真っ黒に着色すること, 着色成分である炭素は皮膜の最深部にまで入り込んでいること, この黒色皮膜は耐摩耗性や耐食性はよくないが, 耐光性に優れ, 超硬質皮膜なみの硬度を有することがわかった。また, 非常にユニークな電気特性を示した。
  • 岡崎 進
    1987 年 60 巻 6 号 p. 333-341
    発行日: 1987/06/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 井原 辰彦
    1987 年 60 巻 6 号 p. 342-347
    発行日: 1987/06/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 根本 雄平
    1987 年 60 巻 6 号 p. 348-355
    発行日: 1987/06/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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