カラーポリエチレン被覆の寿命予測について, ポリニチレン中の酸化防止剤の挙動に着目し, 検討した。2.5mm厚のカラーポリエチレンを促進耐候試験機で曝露し, ミクnトームにより切削し, 酸化防止剤の深さ方向の濃度を測定した。
顔料, 紫外線吸収剤による紫外線遮蔽性と接着樹脂への拡散を考慮した酸化防止剤消費・拡散をモデル化し, 数値解析を行うことにより, 酸化防止剤濃度の経時変化が予測可能となった。
表面劣化層厚みと伸び物性との相関関係を明確化し, 計算結果と併せて, 促進耐候試験中での伸び物性を予測することが可能となった。この手法を実環境に適用することにより, より定量的な寿命を予測することが期待できる。
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