エポキシとアルキド樹脂塗料による塗装鋼の防食性能は, 各種環境条件下で電気化学的インピーダンススペクトロスコピー (EIS) と走査振動電極法 (SVET) によって評価した。3%食塩水に浸漬した塗膜の寿命 (t
s) は, 塗膜抵抗 (R
f) の測定から求めた。その結果t
sは,
340h for LAR (20μm) <770h for LAR (40μm) <990h for EP (20μm) の順に大きいことが分かった。SVETによって得られた電流密度 (i) は, 浸漬時間の増大とともに増大し, 3日後一定値に達した。このような一定値は, EISによって求めたR, と良い相関があることが見い出された。
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