巻号一覧
前身誌
79 巻, 1 号
選択された号の論文の5件中1～5を表示しています
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長尾 幸徳, 金子 崇, 小澤 幸三2006 年 79 巻 1 号 p. 2-9
発行日: 2006/01/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーアゾメチン系色素として, モノヒドロキシベンジリデンアニリン類の4-位, 6'-位に置換基をもつ色素と, これらを配位子とする亜鉛キレート錯体を合成し, それらの吸収と蛍光スペクトル, および熱安定性などについて置換基の効果や結晶構造から得られる立体構造の影響を検討した。
配位子のモノヒドロキシベンジリデンアニリン類は等量のサリチルアルデヒドとアニリン類より得られ, 亜鉛キレート錯体は配位子と酢酸亜鉛の反応により金属と配位子1 : 2の錯体として得られた。亜鉛キレート錯体の熱安定性は, ジエチルアミノ基をもつ配位子のキレート錯体は250℃以上の高い融点を示し, ほかのキレート錯体は融点はなく400℃以上の分解点を示し, いずれも優れていた。キレート錯体の紫外可視吸収スペクトルにおいて, 極大吸収波長および吸収端は相当する配位子に比べどちらも長波長側にシフトした。特にジエチルアミノ基をもつキレート錯体は最も長波長で吸収も増大した。さらに可視部の長波長側に幅広い吸収帯が現れ, この幅広い吸収帯は金属による配位子の電荷移動が関与していると考えられた。また配位子と亜鉛キレート錯体には蛍光性が見られ, 亜鉛キレート錯体の蛍光強度は相当する配位子と比べてそれぞれ増加し, 特に6'-位に置換基をもたないものやメチル基をもつ場合に非常に蛍光強度の増加するキレート錯体が得られた。亜鉛キレート錯体のX線結晶構造解析よりキレート錯体における配位子の両ベンゼン環は同一平面より多少ずれており, 置換基は配位部分より外側に向いており立体効果への影響は少ないことが推定された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1156K) -
小松 正典, 磯田 昌紀, 高橋 俊夫2006 年 79 巻 1 号 p. 10-13
発行日: 2006/01/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーAntipolyelectrolyte effectを示すN-3-スルポプロピル-N-メタクリロキシエチル-N, N-ジメチルアンモニウムベタイン, メトキシポリエチレングリコールメタクリレートとメタクリル酸ラウリルからなる三元共重合体を合成し, その溶解性に及ぼす塩の効果およびポリマー構造の影響について検討した。さらに, 水難溶性殺菌剤である4-イソプロピル-3-メチルフェノール (IPMP) の可溶化能と, このポリマーの塩感応性を利用した綿布へのIPMPの付着滞留性の向上や塩によるIPMPのコントロールリリース機能について検討した。合成した三元共重合体は, 生理食塩水の塩濃度付近で, その溶解性が大きく変化し, それより低い塩濃度下では可溶化したIPMPを効率的に綿布に付着させ, また処理綿布を塩溶液に接触させるとIPMPを放出し, コントロールリリース機能を示すことが明らかとなった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (667K) -
相川 次男2006 年 79 巻 1 号 p. 14-21
発行日: 2006/01/20
公開日: 2012/11/20
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出口 義国, 林 隆行2006 年 79 巻 1 号 p. 22-28
発行日: 2006/01/20
公開日: 2012/11/20
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眞田 則明, 鈴木 峰晴2006 年 79 巻 1 号 p. 29-34
発行日: 2006/01/20
公開日: 2012/11/20
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