0.3 M (COOH)
2水溶液中でアノード酸化を行って得たAl基板に対してHAuBr
4水溶液およびAg
2SO
4水溶液中で二次電解を行い, Au, Ag単独系のナノロッドおよびAu-Agハイブリッドナノワイヤを合成した。これらの電析粒子の形状に及ぼす電解条件の影響を調べた結果, 浴電圧が高くなると電析粒子のアスペクト比は小さくなる傾向がみられた。
また, 浴電圧をAC6V一定として作製した, Au, Ag単独系のナノロッドサスペンションおよびAu-Agハイブリッドナノワイヤサスペンションの光学的性質を調べた結果, ナノロッドではアスペクト比が大きくなると短軸に起因するプラズモン吸収は徐々にブルーシフトし, 長軸に起因するプラズモン吸収は大きくレッドシフトした。しかし, ハイブリッドナノワイヤになると, 長軸に起因するプラズモン吸収はAuとAgの長軸に起因するプラズモン吸収が別々に現れるのではなく, ブロードな一つのピークとなって現れた。
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