ベル型塗装機と水性メタリック塗料を用いて, 塗装機因子 (霧化頭回転 : 30,000-50,000rpm, シェーピングエア (SA) 流量 : 300-600NL/min) を変化させ, 塗膜中のメタル片濃度, 塗着効率 (TE), 塗料粒子の粒度分布および, 明るさ, フリップ・フロップ性を測定した。それらの関係を検討したところ, 次の結果が得られた。
・塗膜中のメタル片濃度は, おおむね霧化頭回転数の上昇およびSA流量の増加によって増加する傾向にある。
・霧化頭回転数が40,000rpm以上の条件においてSA流量を600NL/minまで増加させるとメタル片濃度が著しく上昇する。
・塗膜中のメタル片濃度の増加にともない, 明るさ, フリップ・フロップ性が増加する傾向にある。
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