色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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81 巻, 2 号
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研究論文
  • 村田 英則, 小柳津 研一, 小室 雅廉, 阿波 亮太, 月岡 東恵, 早乙女 智洋, 湯浅 真
    2008 年 81 巻 2 号 p. 37-42
    発行日: 2008/02/20
    公開日: 2008/11/21
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    電子付録
    金ナノ粒子は, 生体に対する毒性が低く, 生体親和性を確保しやすい特徴をもっている。金ナノ粒子は単独では不安定なため, 安定性を確保するために生体親和性および癌細胞指向性の高いチオールポルフィリン化合物を設計・合成し, 金ナノ粒子の修飾を試みた。両者を結合させた化合物に電磁波を照射した場合, 発熱することが予測され, 有効な抗癌活性が期待できると考えた。ポルフィリン修飾型金ナノ粒子の粒子径制御では, 水素化ホウ素ナトリウム還元法およびクエン酸還元法を用い, 安定なポルフィリン修飾型金ナノ粒子を構築した。UV-visスペクトルおよび蛍光スペクトルを測定した結果, ポルフィリン修飾型金ナノ粒子の構築を確認した。また, 安定性の確認として, DLS測定を用いた擬似血中滞留試験を行った。誘電率測定により金ナノ粒子の発熱量を算出し, 調製したポルフィリン修飾型金ナノ粒子が温熱療法などにおいて有効な活性が期待できることが示唆された。
解説
 
総説
色材における基礎科学講座 (第VII講)
―腐食の電気化学―
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