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西村 基, 小島 洋一郎, 平 明, 尼子 春樹, 児玉 治彦, 天辰 健二, 松窪 尉雄, 丸古 臣苗, 秋田 八年
1976 年 8 巻 1 号 p.
3-12
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
フリー
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山田 崇之, 坂本 徹, 畑野 良侍, 長岡 秀郎, 十九浦 敏男, 谷口 興一
1976 年 8 巻 1 号 p.
13-20
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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石川 欽司, 香取 瞭, 宮沢 光瑞
1976 年 8 巻 1 号 p.
21-26
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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柳沢 正敏, 森川 哲夫, 今井 康晴, 今野 草二, 高尾 篤良
1976 年 8 巻 1 号 p.
27-33
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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今野 草二, 今井 康晴, 飯田 良直, 中島 昌良, 竜野 勝彦
1976 年 8 巻 1 号 p.
34-38
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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小泉 誠二, 田所 正路, 岡田 嘉之, 大須 賀洋, 羽根 田潔, 八巻 重雄, 伊藤 孝, 堀内 藤吾, 高宮 誠
1976 年 8 巻 1 号 p.
39-44
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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われわれが経験したASD98例のうち肺動脈収縮期圧が50mmHg以上の肺高血圧症合併例は5例のみであり,年齢的には27~47歳と比載的高齢者に属す症例であった.したがって本症における肺高血圧症の進行は緩慢であるといえるが,いったん肺高血圧症に陥った症例の肺血管病蒙は重篤であることが多く,5例中3例を手術適応から除外した.
本論文ではASD+PHの手術適応限界を判定するため,上記5例について行った血行動態検査および,1例において肺生検により得た肺血管床の組織像等を検討した結果,少数例ではあるが一応次の結論を得,今後のASD治療の原則にしたいと考えている.
“右-左短絡を有し,Rp/RsO.40以上,QP/Qs1.20以下の血行動態を示す場合には,肺血管床はすでに非可逆的な閉塞性変化を呈している.したがって,かかる血行動態を示す症例は手術適応から除外すべきである.”
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田嶋 経躬, 北条 義道, 殿岡 幸子, 山田 克己, 伊藤 公雄, 村田 和彦
1976 年 8 巻 1 号 p.
45-50
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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PQ短縮正常QRSを示し発作性頻拍を伴った64歳の女性に心房ペーシングおよびHis束心電図(HBE)による検索を行った.対照時のHBEでは,PR126msec,QRS85msec,AH70msec,HV22msecであった.心房ペーシングでレート増加とともにHis束スパイクに先行するデルタ波様の出現を認めた.Ps-R(ペースメーカスパイク-H)はごく軽度の増加を示し,HVは短縮したまま不変であった.以上の所見から副伝導路説をとれば,Kent束,James束,Mahaim束の存在が考えられる.LGL症候群で複数の副伝導路の存在が示唆された報告は少なく,His束心電図と心房ペーシングは副伝導路の機能的な評価をするのに有益である.今後このような症例の解剖学的研究の増加がのぞまれる.
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若杉 茂俊, 城 忠文, 戸山 靖一, 谷口 春生, 岡田 了三
1976 年 8 巻 1 号 p.
51-59
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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洞停止により失神様発作をきたす67歳の女性に約4年の内科的経過観察後,人工ペースメーカ植込術を施行したが約3ヵ月後脳軟化症にて死亡した.刺激伝導系の病理学的検索により,(1)洞結節・房室結節の高度萎縮
(2) 房室結節アブ探一チ部の脂肪化
(3) 心房内伝導路の肥大を認めた.
洞結節・房室結節の萎縮の病因としては,第1に形態学的に多少の裏付けのみられる虚血説,第2に神経末端よりの活性物質による結節細胞障害説が考えられた.
心電図所見との対応上特異なことは房室接合部の細胞減少にもかかわらず,心電図,ヒス束心電図にて房室伝導障害を示す所見がみられず,自動能低下のみみられたことで,房室結節周辺の伝導性保持と自動能は別の機序によるものであることが示唆された.このことはSSSにおいて心臓の自動能低下の表現が前面にでて,伝導障害がかくれている場合に,房室伝導系の器質的障害を見逃す危険があることを示し,興味深い所見である.
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高梨 吉則, 小原 邦義, 酒井 章, 柳沢 正敏, 山田 学, 安西 信行, 岡田 忠彦
1976 年 8 巻 1 号 p.
60-65
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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われわれは最近,7歳の女児で,単心房症の一治験例を得た.手術時所見では,心房中隔は全欠損し,僧帽弁前尖の亀裂は浅かった.冠静脈洞は左房側に開口していた.手術は人工心肺回転下に行い,浅い僧帽弁前尖の亀裂は放置し,冠静脈洞は左房側へ残し,心房中隔を5×5cmダクロンパッチで形成した.術後,僅かな左右短絡を残すが,経過はすこぶる良好である.比較的稀とされる単心房症の治験例を報告し,僧帽弁の亀裂の処置,刺激伝導路の温存等の手術手技上の問題を中心に検討した.
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永原 博基, 外牧 洋之, 松山 栄一, 永森 誠一郎, 田中 立夫
1976 年 8 巻 1 号 p.
66-72
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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我々は73歳の女性で浮腫・全身催怠感等を訴え,頸静脈怒張,静脈圧充進肝腫大,蛋白尿,低蛋白血症,透視下に於ける心拍の減弱等極めて収縮性心膜災に特徴的な所見を呈した症例を経験した.収縮性心膜炎と心アミロイドーシスの類似性を述べると共に心アミロイドーシスの特徴的な心電図所見及び心不全機序について病理的な考察を加えた.
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大久保 正, 阿部 忠昭, 栗林 良正, 佐藤 護, 贄田 茂雄, 高橋 昌規, 金沢 知博, 田沢 勝雄
1976 年 8 巻 1 号 p.
73-78
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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肺動脈狭窄症状を示した29歳男子の右心室粘液腫の一治験例を報告するとともに文献的考察を加えた.患者は運動時呼吸困難を主訴とし,第2肋間胸骨左縁に3/6度程度の収縮期駆出性雑音を聴取したが,体位により変動するのが特徴的であった。心カテーテル検査では肺動脈一右室聞に85m磁H墓の収縮期圧較差を認め,右室造影で右室流出路から肺動脈主幹部にかけての陰影欠損を認めたため右心室内腫瘍と診断し,腫瘍摘出術を施行した.右心室内粘液腫は現在まで本症例を含めて15例の報告がみられる。腫瘍摘出術を受けた11例中9例は術後全く良好だった一方,肺動脈閉塞による突然死も報告されており早期手術が望ましい.
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副伝導路の局在の検索を中心として
宇賀 四郎, 大賀 興一, 田部 志郎, 中村 昭光, 白方 秀一, 佐々木 義孝, 坂部 秀文, 南 和友, 宮田 健, 中本 毅, 原 ...
1976 年 8 巻 1 号 p.
79-85
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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B型と考えられるWPW症候群に僧帽弁狭窄症を合併し,NYHAW度となった41歳の女性に対し,交連切開術と副伝導路切断術を施行する目的で開心した.前者に対しては,目的を達したが,後者においては,副伝導路は術中のepicardial mappingの結果と異なり,心房中隔前半,つまりヒス束に近接して存在し,操作を加えることにより,一時的に完全房室ブロックを生じたので,切開を加えることは断念した.現時点では副伝導路が中隔に存在する場合のepicardial mappingの結果,従来の電気生理学的諸検査やに関する文献的記載は少ないので,本症例の術前検査と手術所見の比較は,興味深い.このような症例の手術成功率は極めて悪いのが現状であるが,今後,術中に伝導路の局在を正確に知る方法が開発されれば,すべての本症候群に対して,安全にかつ確実な手術が可能となるであろう.
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門間 和夫, 高尾 篤良, 三森 重和, 安藤 正彦, 長井 靖夫
1976 年 8 巻 1 号 p.
86-93
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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上下の心室配列を有する修正大血管転換症の2例を報告する.第1例は心室中隔欠損,右側大動脈弓,肺動脈弁閉鎖,動脈管開存を合併し,第2例ほ,心室中隔欠損,右側大動脈弓,肺高血圧,右側房室弁の軽度狭窄を合併していた.2例とも特徴ある心臓血管造影所見を呈し,下側に形態学的左室,上側に形態学的右室があり,心室中隔は上下の心室間の水平方向の陰影欠損として認められた.本症と単心室とのアンギオによる鑑別は,比較的よく発達した心室中隔が認められ,右室心尖までのびていて心室洞部の形成がよい点よりなされ,更に第1例は右一左短絡性で左房注入のアンジオで左右短絡の全く認められなかったことより,第2例は左一右短絡性で大動脈血酸素飽和度と右房注入のアンジオで右一左短絡の認められなかったことより,単心室とは区別された.
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風間 繁, 浅利 秀男, 道躰 祥一郎, 吉村 博邦, 冨永 誠一, 池田 祐之, 桧山 輝男, 石原 昭, 平石 聡, 八代 公夫
1976 年 8 巻 1 号 p.
94-102
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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NYHA第皿度で左室大動脈圧較差が152mmHgを示した12歳男子のIHSS症例に対し経大動脈心室中隔心筋切除術を施行した.術後心電図上左脚ブロックを残したが左室大動脈圧較差・僧帽弁閉鎖不全・臨床症状はいずれも完全に消失した.
本邦において,これまでは行われたIHSSに対する手術では右室側心室中隔心筋切除術が最も多いが,術後に高頻度に圧差が残存している.これに対し経大動脈心室中隔切除術では施行された数は少ないが殆ど完全に圧差が消失している.IHSSにおける左室流出路狭窄の形成に僧帽弁前尖の異常な動きが関与しているという最近の知見をも考え合わせ,IHSSに対する手術としては経大動脈心室中隔心筋切除術がfirst choiceであると考える.
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樋熊 紀雄, 青柳 隆一, 本田 康征, 坂内 省五, 和泉 徹, 佐藤 広則, 相沢 一徳, 田村 康二, 江口 昭治
1976 年 8 巻 1 号 p.
103-108
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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穴沢 園子, 望月 正武, 斎藤 宣彦, 富塚 重臣, 水野 允
1976 年 8 巻 1 号 p.
109-115
発行日: 1976/01/31
公開日: 2013/05/24
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