植物環境工学
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23 巻 , 3 号
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総説
論文
  • 坂井 義明, 高山 弘太郎, 仁科 弘重
    2011 年 23 巻 3 号 p. 101-106
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2011/09/01
    ジャーナル フリー
    PAM-Chl蛍光計測法およびChl蛍光画像計測法を用いて, 恒常的な暗状態と明期(PPFD 200 μmol m-2 s-1)/暗期が10 h/14 hの異なる光条件下で生育させたトマト接ぎ木セル苗の光合成機能の変化を評価した. その結果, 計測法の違いを問わず, Fv/Fmをモニタリングすることで, Chl含量の低下を伴わないわずかな光合成機能の変化を検知することができた. さらに, Chl蛍光画像計測法により得られるFv/Fm画像を用いることで, 他個体よりも光合成機能が劣る個体の検出が可能であることが示された. しかし, Chl蛍光画像計測では, 計測対象に十分な強度の飽和パルス光を照射できないためにFv/Fmを過小評価することや, しおれ等の苗の個体形状の変化がFv/Fm値に影響を及ぼす可能性があることが指摘された. このことは, Chl蛍光画像計測により得られるトマト苗個体群のFv/Fm値が, 個体群を構成している個葉の光合成機能とは直接的に関係しない要素により変化しうるという問題点を提起している. しかしながら, この特徴は, Chl蛍光画像計測が, トマト苗個体群の生育状態の変化を, PAM-Chl蛍光計測よりも高い感度で検知できることを示しており, Chl蛍光画像計測の植物診断技術としての有用性を否定するものではない.
  • 横田 一郎, 沼田 多佳子, 鮎沢 澄夫, 菊地 恵美, 夏秋 知英
    2011 年 23 巻 3 号 p. 107-112
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2011/09/01
    ジャーナル フリー
    栃木県産マツタケの子実体から分離した菌株(F275)をHY培地へ移植し, 23℃で暗培養した. F275の培養菌糸をオオムギ培地へ移植して, 40~50日後に種菌を作製することができた. これがマツタケ菌であることはITS領域のシーケンスおよびマツタケ特異的プライマーを用いたPCRによって確認した. 試験管内に調製した素ジェランガム培地で発芽したアカマツ実生に4~5粒のオオムギ種菌を接種し, 培養9ヶ月後のアカマツ実生の側根を微分干渉顕微鏡で観察した結果, マツタケ菌が根の細胞間隙に侵入して菌根を合成した.
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