植物環境工学
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31 巻 , 2 号
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連載記事
論文
  • 阿部 公海, 東海林 孝幸, 長田 貴将, 熊﨑 忠, 大月 裕介, 大石 直記
    2019 年 31 巻 2 号 p. 92-100
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー

    非対称な屋根形状をもつハウスにおいて冬季に散乱光計測を行い,散乱光分布特性を明らかにすると共に屋根面方位および屋根傾斜角とハウス内の積算散乱光量の関係を計算モデルにより調べた.計測結果から,散乱光のピークの出現時刻は屋根形状に依存することが示された.また,計算結果より積算散乱光量は冬季の場合屋根傾斜角より屋根面方位に依存するのに対し,夏季では逆の傾向がみられた.このことより,散乱光量を最も高くする屋根面方位および傾斜角は季節により異なる可能性が示された.

  • 藤井 琢馬, 名田 和義, 平塚 伸
    2019 年 31 巻 2 号 p. 101-107
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー

    洋種ナバナの窒素施肥における最適な硝酸態窒素(NO3)とアンモニア態窒素(NH4)の比率を明らかにする目的で,異なる5段階のNO3/NH4比に設定された培養液(pHは6.2~6.3)を用いて,洋種ナバナを水耕栽培し,成育,光合成,光合成色素濃度および窒素代謝に及ぼす影響を調査した.各処理において,培養液pHは成育期間をとおして変動はなかった.NH4単用処理では,成育が著しく低下し明らかな生理障害が認められた.NO3を施与した4処理区において,NO3を単用した区よりもNO3とNH4を混用した区の方が,成育が旺盛で,光合成速度,クロロフィルおよびbカロテン濃度も高くなった.これらのパラメーターが最も高くなったのは,NO3とNH4を1:1で混用した区であった.NO3単用区の硝酸還元酵素(NR)活性は極めて低く,このことが成育停滞,光合成色素の低下の原因となったと考えられた.以上より,洋種ナバナの栽培には,NO3/NH4を1:1で混用することで成育,品質ともに向上することが明らかとなった.

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