食品衛生学雑誌
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11 巻 , 6 号
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  • 林 誠
    1970 年 11 巻 6 号 p. 429-438
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 天野 立爾
    1970 年 11 巻 6 号 p. 439-446
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Methyl linoleate hydroperoxide (ML-HPO) was separated from methyl linoleate autoxidized at about 10°C by the combination method of simple countercurrent extraction and column chromatography. The peroxide value of ML-HPO was more than 5, 780meq/kg. This value indicated that the material was essential pure monoperoxide. ML-HPO had a conjugated diene and a hydroperoxide group. Being hydrogenated with platinum oxide, ML-HPO absorbed 3.11 mole of hydrogen, and was converted into a mixture of great quantity of hydroxystearic acid methyl esters and slight unknown material. The methyl esters contained equal amount of 9 and 13 hydroxystearic acid methyl esters.
    When ML-HPO stored in air and in nitrogen at 25°C, the contents of conjugated diene and peroxide value of ML-HPO decreased respectively. This fact evidences that decomposition of ML-HPO occurred in those atmospheric conditions. Methyl 8-formyloctanoate (MFO) was detected in oxidized ML-HPO, was not detected in the substance that decomposed under nitrogen, by gasliquid chromatographic analysis.
    ML-HPO and hydroxyoctadecadienoic acid methyl ester (HODE) which was obtained from reduction of ML-HPO with stannous chloride absorbed about 1 mole of oxygen at 45°C, respectively. In the oxidation process, the contents of peroxide value and conjugated diene of ML-HPO decreased proportionately with oxygen uptake. MFO and malonaldehyde were found in oxidized ML-HPO. One mole of oxidized ML-HPO released 0.393 mole of MFO at maximal rate. The quantity of malonaldehyde found was about one-tenth of MFO. MFO and malonaldehyde were found in case of HODE as well as ML-HPO. Thier quantity, however were less than in case of ML-HPO.
    The above results indicated that MFO was not formed from ML-HPO that was the first product of autoxidation of methyl linoleate, but formed from furthermore oxidized ML-HPO.
  • 大柴 恵一, 川北 兵蔵
    1970 年 11 巻 6 号 p. 445-448
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/03/25
    ジャーナル フリー
    日本人の食事内容を加味した飼料にγ-BHCを添加して, シロネズミを飼育した場合, γ-BHCの摂取量とその農薬の生体内分布, および蓄積量との関係を経時的に測定した. (ただし, γ-BHC 100ppm摂取群の結果は第1報の結果の1部を引用した).
    1) 体重増加は飼料中のγ-BHC濃度が10ppmまでは対照群 (農薬無摂取群) と同程度であったが, 100ppmで明らかな成長抑制がみられた.
    2) シロネズミ体内におけるγ-BHCの分布は, γ-BHCの各摂取群ともに脂肪の存在するあらゆる組織に広く存在し, 各臓器, 組織間の分布量の割合は各摂取群でかなり差異があった.
    3) γ-BHCの摂取量と蓄積量との関係は, 各臓器, 組織間において相関性はなく, 特異的であった.
    4) 摂取γ-BHCの各臓器, 組織への蓄積量は100ppm摂取群では3~7日目で平衡レベルに達したが, 10ppmと1ppm摂取群ではおのおの, 14日目と21日目で最高値を示し, その後は徐々に減少した. また血中γ-BHC濃度も各摂取群ともに臓器, 組織への蓄積量の場合とほぼ同じ傾向を示した.
  • 谷口 忠敬
    1970 年 11 巻 6 号 p. 449-454
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/03/25
    ジャーナル フリー
    Hobbs型ウェルシュ菌8238 (2型) の胞子について, 耐熱性胞子数および全胞子数を測定比較し, 同時に非耐熱性 (80°20分) 胞子の休眠状態を観察した.
    1) AGA, LGAおよびクックドミート培地のいずれの培養でも, 胞子の大多数は非耐熱性であり, ごく少数が耐熱性であった.
    2) LGA培地により同調的に培養した場合, 非耐熱性胞子はほとんど休眠せず, 形成段階から速やかに発芽段階へ移行した.
    3) 非耐熱性胞子の形成段階から発芽段階への移行は低温度 (3°) 培養, 好気的条件によっておそくなった. 高濃度 (10%) 塩化ナトリウムは形成過程を遅延させ, 低濃度 (0.95%) 塩化カルシウムは形成および発芽過程を遅延させた.
  • 谷口 忠敬
    1970 年 11 巻 6 号 p. 455-458
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/03/25
    ジャーナル フリー
    魚貝類から分離したウェルシュ菌 (辺野喜の基準) の耐熱性あるいはHobbs型と, 生化学的性質とくにサリシン発酵能との関係を検討し, つぎの結果を得た.
    1) 分離ウェルシュ菌198株のうち48株はサリシン発酵陽性であった. 耐熱性 (100°, 60分) 株では分離15株のうち11株がサリシン発酵陽性であった. また同発酵陽性株の検出率は加熱 (80°, 20分) 検体分離株中で高く (65%), 無加熱検体分離株中で低かった (16%).
    2) サリシン発酵陽性分離株のHobbs型に対する一致率は25%にすぎなかったが, 同発酵陰性分離株のそれ (13%) に比べると高かった. Hobbsの各抗原型とサリシン発酵能との関連は見られなかった.
  • 木村 庄治, 寺田 志保子
    1970 年 11 巻 6 号 p. 459-462
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Sulfur dioxide in dried Cortinellus Shiitakewas detected by the method of starch potassium iodate paper and malachite green's reactions. But sulfur dioxide was not detected in natural Cortinellus Shiitake. The amount of sulfur dioxide determined by Monnier-Williams's method was 0.01-0.13g/kg in dried Cortinellus Shiitake.
    When dried Cortinellus Shiitake was wetted in water, the amount of sulfur dioxide increased during four hours. After wetting six hours later, sulfur dioxide level became constant. The amount was not influenced by drying method, drying time, nor by the place of production and the kind of Cortinellus Shiitake. When lenthionine was added to dried Cortinellus Shiitake, increase of the amount of sulfur dioxide was not observed. In view of these facts, it was supposed that, when dried Cortinellus Shiitake was wetted in water and was boiled with 25% phosphoric acid, sulfur compounds of Cortinellus Shiitake are decomposed to produce a substance which is positive to the sulfur dioxide reaction.
  • 兼松 弘, 二宮 房子, 今村 正男, 川北 兵蔵
    1970 年 11 巻 6 号 p. 463-468
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    The color reaction of Jonescu, based on the reaction of salicylic acid with ferric chloride, was investigated for the quantitative determination of benzoic acid in margarine, and the appropriate hydrogen peroxide concentration, the reaction temperature and time on heating and ferric chloride concentration were decided.
    The proposed method, when applied to the sample of margarine to which a known quantity of benzoic acid had been added, showed a recovery of about 93%.
    It was confirmed that the proposed method was less affected with impurities contained in the sample than the alkali titration method and the ultraviolet absorption method, and was found to be suitable for the purpose of routine work.
  • 高橋 強
    1970 年 11 巻 6 号 p. 469-473
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    硫酸第一鉄にピロリン酸ナトリウムを反応させてコロイド状のピロリン酸第一鉄塩を生成させる際に, 硫酸第一鉄に添加するピロリン酸ナトリウム量を種々に変えたときの可溶性鉄量を調べた. ピロリン酸ナトリウム添加量が反応当量点付近のときに, 可溶性鉄量は最も少ない. 反応当量点付近で得られたピロリン酸第一鉄液は, コロイド状であり, 熱およびpHの変化に安定であり, かつまた可溶性鉄量が少ないからタンニンに対する反応性が少なく, 油脂に対する酸化触媒として作用することが少ないことを示唆するものと考えられる. しかしこのコロイド状ピロリン酸第一鉄液をろ過風乾すると, コロイド性がまったく失われ, しかも大部分の鉄が第二鉄に酸化されてしまう.
    このコロイド状ピロリン酸第一鉄液をそのコロイド性を失わせることのないように粉末化させるために, デンプンの酸分解または酵素分解によって調製した溶性多糖類溶液に添加して, 熱風噴霧乾燥を行なうことによって, 粉末状のピロリン酸第一鉄塩を得た. このものは水に溶かしたとき, コロイド状に復元し, かつ第一鉄の形を保持している. この粉末状ピロリン酸第一鉄塩がコロイド性を保持しているのは, 噴霧乾燥時にコロイド状鉄塩が一部含水の形で微粉化されると共に, デンプン分解物の粘度と還元力が一部関与しているものと考えられる.
    この粉末状ピロリン酸第一鉄塩を粉乳ならびにホットケーキに強化したときの影響について調べたが, これら食品に悪影響を与えなかった.
  • 高橋 強, 野 勝彦
    1970 年 11 巻 6 号 p. 474-479
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ピロリン酸第二鉄は, 第二鉄イオンとピロリン酸イオンとの反応によって得られるが, 反応当量点付近で得られたコロイド状の鉄塩はタンニン反応, 硫化ナトリウム反応ともに陰性であって, 可溶性鉄量が少なく, 油脂に対する酸化触媒として作用したり, タンパク質の加熱によって生ずるスルフヒドリル基と反応して黒変したりすることがないものと認められる. また希塩酸ならびにリン酸ニナトリウム希薄溶液にも可溶であることから食品強化用栄養鉄剤としてすぐれているものと考えられるが, 市販の試薬用ピロリン酸第二鉄粉末は沈降性であって希塩酸, またはリン酸二ナトリウム希薄溶液にほとんど溶解しないことから, 食品添加用鉄剤として利用することは好ましいものとは考えられない.
    コロイド状のピロリン酸第二鉄溶液を非沈降性のまま粉末化する方法として, 濃縮全乳, 濃縮脱脂乳, ならびに溶性多糖類溶液に調製直後のコロイド状ピロリン酸第二鉄溶液を添加し, 噴霧乾燥することによって得られた3種の粉末はいずれもその中に含まれるピロリン酸第二鉄は非沈降性のコロイド状性質を保持しているものと考えられる.
    これらの非沈降性ピロリン酸第二鉄塩粉末製剤を調製粉乳ならびに乳児食に強化したときの影響についてしらべた結果, 食品添加用栄養鉄剤としてすぐれていることを認めた.
  • 松野 隆男, 岡部 達二, 横田 和代, 吉水 誠子
    1970 年 11 巻 6 号 p. 480-485
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 慶田 雅洋
    1970 年 11 巻 6 号 p. 486-488
    発行日: 1970/12/05
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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