低温灰化-酸抽出法によりマンガン, 銅, 鉛および亜鉛の同時定量を試みた.
測定条件としてのバーナーの高さ, ランプ電流, スリット幅, アセチレン流量と空気圧, 酸の影響, 再現性および他の定量法との比較, 回収率, 共存元素の影響を検討し, 検量線はマンガン, 亜鉛では0.5ppm~2.0ppm, 銅, 鉛については1.0ppm~4.0ppmで良好な直線関係を得た. 回収率もそれぞれマンガン99.3%, 銅100.5%, 鉛98.3%, 亜鉛101.6%で満足すべきものであった.
以上の検討のもとに実試料の分析を試み, 一応正常米と思われる各金属の濃度を明らかにした. すなわちカドミウム0.1ppm前後, マンガン20ppm~30ppm, 銅2.5ppm~3.5ppm, 鉛0.3ppm~0.5ppm, 亜鉛20ppm~25ppmが正常米中の含有量と思われた.
八尾地区のカドミウム汚染米と他の金属類の相関はあまりみられなかった.
八尾地区の玄米は, 他の地区の玄米より銅含量が若干 (約2倍) 多い.
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