食品衛生学雑誌
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17 巻, 2 号
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  • 三浦 孝次
    1976 年17 巻2 号 p. 137-143
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 高村 二三知, 新村 寿夫, 時枝 利江, 山羽 力
    1976 年17 巻2 号 p. 144-152_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ポリアクリル酸ナトリウム (PA) のカルボキシペプチダーゼA (CA), アルカリホスファターゼ (AP) およびトリプシン (TP) 活性に及ぼす影響を in vitro で研究した. PAと供試酵素とを37°で予温した後, 基質を加えて反応させた場合, 酵素活性は20~50%阻害された. その阻害度はPA濃度, 予温の温度, および時間によって影響された. 阻害されたAP活性はMg2+あるいはZn2+の添加で, ほとんど完全に回復したが, 阻害されたCA活性に対するCo2+あるいはZn2+の回復効果ならびに阻害されたTP活性に対するMg2+の回復効果は共に部分的であった.
  • 紅麹色素の分画と Monascin の定量法の検討
    石綿 肇, 谷村 顕雄
    1976 年17 巻2 号 p. 153-157_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    紅麹色素の分画と定量法について若干の基礎的な検討を加えた, まず, シリカゲルカラムにより紅麹色素混合液の分画を行った. エーテル溶液中で紫色色素はシリカゲルカラムに吸着された. エーテル溶出液にアンモニアを加えとう色色素を紫色色素とし, 再びカラム処理を行い溶出液中に黄色色素を得た. 紫色色素はメタノールにより溶出した. 黄色色素の一成分である monascin は硫酸とともに加熱することにより, 励起波長453nm, けい光波長507nmを示し, 波長, けい光強度共に安定した結果が得られた. 本法を紅麹色素が添加されている市販の酒に応用した.
  • 井上 邦夫, 桝田 文八
    1976 年17 巻2 号 p. 158-169_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ICR-JCL系妊娠マウスに2種類の液体台所用洗剤を各々0.5~15%水溶液として, 妊娠0~13日目まで1日1回皮膚塗布, またLAS系洗剤の30と150mg/kgを妊娠7~13および0~13日目, 高級アルコール系洗剤の5~500mg/kgを妊娠7~13日目まで1日1回皮下投与した. いずれの実験群とも, 母マウスの体重は順調に増加し, 母体, 胎仔の解剖所見および胎仔の発育状態, 外形, 臓器, 骨格検査成績とも特に洗剤によると思われる異常は認められなかった.
  • 斎藤 行生, 武田 明治, 内山 充
    1976 年17 巻2 号 p. 170-175_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品中の油脂類および有機塩素系化合物とフタル酸エステル類との分離に焦点をおいて, 食用油中のフタル酸エステルの定量分析を検討した. その結果, アセトニトリル分配, 水添加, 少量の濃硫酸抽出, およびミニカラムクロマトグラフィーという4操作を中心とした新分析法を開発した. 回収率はDBPが90%, DHPが82%, DEHPが81%, BPBGが75%であり良好な結果を得た. 油脂の除去率は99.5%以上であり, 有機塩素剤は完全に除去された.
  • グリコシアミンと亜硝酸塩の反応生成物について
    山本 都, 山田 隆, 谷村 顕雄
    1976 年17 巻2 号 p. 176-181_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    自然界に存在するグアニド化合物であるグリコシアミンと亜硝酸塩との反応生成物について検討を行った. 主生成物は, 元素分析・NMRの結果, ヒダントイン酸の2級アミノ基がニトロソ化されたカルボキシメチルニトロソ尿素 (CMNU) と考えられ, ヒダントイン酸を亜硝酸塩でニトロソ化して得た結晶と混融, 吸収スペクトル, IRスペクトルで一致した. ニトロソシアナミド体が生成する可能性も考えられるが, 種々のpH, 温度, 反応時間で吸収スペクトルを検討した結果, ニトロソ尿素体のみが見いだされた. CMNUの溶媒中での安定性および反応の副生成物, 分解産物についても検討した.
  • グリコシアミンと亜硝酸塩からカルボキシメチルニトロソ尿素の生成速度について
    山田 隆, 山本 都, 谷村 顕雄
    1976 年17 巻2 号 p. 182-186_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    グリコシアミン (GC) と亜硝酸塩からカルボキシメチルニトロソ尿素 (CMNU) が生成する. CMNUは発がん性をもつメチルニトロソ尿素などと類似した構造をもつので, 胃内に近い条件でその生成速度について検討した. pH 2.5, 37°で反応を行いスルファミン酸を加えて亜硝酸塩を分解した後, 394nmの吸光度を測定してCMNUを定量した. CMNUの生成初速度はGCの濃度および亜硝酸塩の濃度に比例した. また塩化ナトリウム, チオシアン酸塩, 酒石酸塩, クエン酸, アスコルビン酸がCMNU生成速度に及ぼす影響についても検討した. チオシアン酸塩, 酒石酸塩, クエン酸はCMNUの生成を促進し, アスコルビン酸は抑制した. 塩化ナトリウムはこの実験条件下では影響を与えなかった.
  • 乳製品中の微量スチレンモノマーの定量法
    山下 哲郎, 桂 秀樹, 森 陽子
    1976 年17 巻2 号 p. 187-192_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ポリスチレン容器から, 乳製品中に溶出したスチレンモノマーの微量定量法を確立するとともに, この方法を応用して, スチレンモノマーの溶出性を調べた. 乳製品中に溶出したスチレンモノマーは, 減圧水蒸気蒸留法により, ドライアイス・メタノール冷却トラップに捕集し, 濃縮後, ガスクロマトグラフィーを用いて定量した. 本法による回収率は, 0.01~0.20ppmの濃度間で, 88~95%, その検出限界は, 0.002ppmであった. 本法を用いて, スチレンモノマー 5,020ppm含有容器で, 乳製品への溶出性を調べた結果, 溶出量は, 保存温度, 保存日数に比例して増加した. また, 市販乳製品からは, 限度以下で検出されなかった.
  • 穀類中のマイコトキシンの一斉分析について
    武田 由比子, 五十畑 悦子, 天野 立爾, 内山 充, 直井 家寿太, 中尾 美津男
    1976 年17 巻2 号 p. 193-199_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    穀類から, けい光のある mycotoxin のうち aflatoxin B1, B2, G1, および G2, sterigmatocystin, ochratoxin A, および citrinin の同時検出のための系統分析について検討した. アセトニトリル-4%塩化カリウム-20%硫酸 (178+20+2) 混液で抽出したものをクロロホルムに転溶しシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりクリーンアップを行い aflatoxin 類と sterigmatocystin はクロロホルム-メタノール (97:3) 混液で ochratoxin A, citrinin はベンゼン-アセトン-酢酸 (75:20:5) の混液でそれぞれ溶離した. 次に, それぞれのフラクションについて薄層クロマトグラフィーを行い, それぞれ増けい光操作後微量定量することができた.
  • 熊谷 洋, 佐伯 清子
    1976 年17 巻2 号 p. 200-203_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    魚介類総水銀定量を迅速化するため, 試料の湿式灰化について検討を行った. すなわち, 試料5gを200ml容メスフラスコに採り, 硫酸・硝酸および過塩素酸を用いて, 250°のホットプレート上で分解し, 還元気化法により総水銀を定量する. 本法によるマグロ肉を用いた10回繰り返し実験の結果, 変動係数は3.5%であった. また種々の魚介肉を用いた水銀の添加回収率は97.8%であった. 本法によれば1人が10検体を30分間で分解できる.
  • 見城 尚義, 阿蘇谷 洋子, 野田 勝彦, 高橋 強
    1976 年17 巻2 号 p. 204-208_1
    発行日: 1976/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    粉乳中の微量のヒ素を乾式灰化および還元気化による原子吸光法との組み合わせにより定量した. すなわち, マグネシウム塩を灰化助剤として高温で灰化後, これを高濃度の塩酸溶液とし, 還元剤によりアルシンを発生させ, 貯留することなくH2-N2炎中に導き測定する方法で微量のヒ素の定量が可能であった. また回収率も良好であった. 調製粉乳, 全脂粉乳, および脱脂粉乳中のヒ素をこの方法で測定したところ, いずれも極めて微量であった.
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