食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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22 巻, 3 号
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  • 関 洋治, 冨金原 孝, 松浦 栄一, 山田 幸二
    1981 年22 巻3 号 p. 183-188_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    クロレラ原藻末中のクロロフィラーゼ活性に着目し, 光過敏症に対する実験動物の感受性の差異ならびにクロレラ藻種によるクロロフィラーゼの生成の差異について検討したところ, 1) 光過敏症の発現は, クロレラ原藻末中のクロロフィラーゼ活性と相関性がみられ, かつ同酵素により生成されるクロロフィライドの量と既存フェオホーバイドの量に関係することが認められた. 2) 光過敏症に対する動物感受性は, マウスによりラットの方が敏感であるように観察された. 3) クロレラ生藻体中のクロロフィラーゼ活性は藻種により, かなりの差異のあることを認めた.
  • 吉川 俊一, 藤原 光雄
    1981 年22 巻3 号 p. 189-196_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品中の4 (5)-メチルイミダゾール (4-MI) の分析法を検討し, 続いてカラメル使用の可能性が高い食品を中心に, 各種食品中の4-MIの含有量を調査した. 試料中の4-MIをアルカリ性下, クロロホルム, エチルエーテル, エタノール混液で抽出し, 次に希塩酸で逆抽出する. さらにクロロホルム, 希塩酸による抽出, 逆抽出を行う. 塩酸溶液にジアゾ試液を加え, 呈色後酢酸エチルに色素を転溶し, セルロース薄層クロマトグラフィー, 二波長クロマトスキャナーで定性, 定量する. 添加回収率はコーラ飲料で93~103%, ソース, のりつくだ煮で70~87%であった. 4-MIは広範な食品から検出され, 特にソース, のりつくだ煮より高濃度に検出された.
  • 鈴木 敏正, 栗栖 誠, 能勢 憲英, 渡辺 昭宣
    1981 年22 巻3 号 p. 197-202_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    Fusarium トキシンの一つの butenolide は強い電子親和性を有することから, ECD-GCによる穀類および Fusarium 培養物からの butenolide の微量分析法を検討した. 試料からのアセトニトリル-5%酢酸鉛 (3:1) 混液の抽出液をn-ヘキサンで洗浄後, クロロホルムで再抽出し, ワコーゲルS-1とシリカゲル60のカラムクロマトを行い, 2% DEGS+0.5%リン酸のカラム (3mm×1m) を用いて測定した. 本法による回収率は0.04ppmと0.08ppm添加で72.3~81.1%であり, 分析限界は10ppbであった. 埼玉県産麦類から butenolide は検出されなかったが, 分離菌の F. graminearum, F. semitectum, F. tricinctum, F. avenaceum, F. acuminatum, F. sulphureum などを摂種した人工培養米から0.06~67.26ppmの butenolide が認められた.
  • 山浦 由郎, 前沢 久, 高畠 英伍, 橋本 隆
    1981 年22 巻3 号 p. 203-208_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    毒キノコを生化学的作用によって分類し, 食中毒発生時の原因キノコの判定および中毒治療の参考となる基礎資料をつくることを目的として, まず致死性の強いドクツルタケについて検討した. キノコの熱水抽出物をマウスに腹腔内投与した時の生化学的影響は投与6時間後最も顕著に現れ, 肝グリコーゲン, 血糖値がそれぞれ対象の約1/10, 1/2に減少, 血清GOT, GPTは逆に上昇し24時間経過後も低下しなかった. 肝重量は有意に増加し, ミクロゾームタンパク, トリグリセライドは変化しなかったが, グルタチオンは有意に減少した. また脂肪酸-β酸化酵素活性は対照の約1/10に低下した.
  • 酒向 史代, 小林 則子, 矢部 勝昌, 谷口 直之
    1981 年22 巻3 号 p. 209-214_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    9種 (14製品) の市販食用天然色素の毒性について, P. caudatum を指標として検討した. ラッカイン酸, カプサンチンは強い毒性を示し, 一部のカルミン酸, クロシンも毒性が認められた. また, P. caudatum の粗抽出液の4種の酵素活性に及ぼす影響を in vitro で検討した. ロイシンアミノペプチターゼ, 酸フォスファターゼ, エステラーゼに対する色素の阻害作用は, P. caudatum の生存時間に及ぼす影響とよく一致し, また, ラッカイン酸 (B社), カルミン酸 (A社) は, 低濃度でもγ-グルタミルトランスペプチダーゼ活性を完全に阻害した. 一方, これらの色素の純度を, 高速液体クロマトグラフィーおよびケイ光X線分析装置を用いて分析し, 毒性との関連性を検討した.
  • 腸管内微生物による食品添加物の代謝に関する研究 (第6報)
    松井 道子, 谷村 顕雄, 倉田 浩
    1981 年22 巻3 号 p. 215-222_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    シクラミン酸 (CHS) をシクロヘキシルアミン (CHA) に良く変換するモルモットを選出し, そのモルモットの盲腸内容物を試料として, CHAへの変換性を持つ腸内微生物の検索を in vitro で行った結果, 4種類の菌が分離された. これらの菌を同定した結果, Clostridium sordellii, Campylobacter sp., Propionibacterium acnes および Propionibacterium acidipropionici であった. これらの菌は各々単独ではCHAの産生は認めなかったが, C. sordelliiCampylobacter sp. を組合わせるとCHAへの変換が起こり, この2菌に P. acnes または P. acidipropionici を加えると多量のCHAの産生を認めた.
  • 液全卵 (凍結卵) の細菌汚染に関する衛生細菌学的研究 (第4報)
    鈴木 昭, 河西 勉, 小沼 博隆, 高山 澄江, 今井 忠平, 斉藤 純子
    1981 年22 巻3 号 p. 223-232_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    液全卵中のサルモネラおよび黄色ブドウ球菌汚染と一般細菌汚染との相関性について検討した. 未殺菌液全卵のサルモネラ, 黄色ブドウ球菌の汚染は割卵施設によって異なり, A施設では前者11.7%, 後者50%, B施設では前者72.2%, 後者84.4%, C施設では前者31.6%後者15.8%がそれぞれ陽性であった. 未殺菌液全卵も低温殺菌により細菌学的品質は著しく改善された. 生菌数と大腸菌群数はサルモネラ陽性率とある程度相関性があり, 菌数の高い検体ほど検出される傾向が高いが, 黄色ブドウ球菌はそれほどの相関性は認められなかった.
  • 中島 謙一, 中川 汀子, 江良 至徳
    1981 年22 巻3 号 p. 233-238_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    かんきつ類のジフェニル (DP) およびオルトフェニルフェノール (OPP) を高速液体クロマトグラフィーによって同時定量する方法を検討した. 水蒸気蒸留により市販のかんきつ類からDPとOPPをシクロヘキサン中に抽出し, 内部標準物質としてナフタリンを加え, 濃縮およびクリーンアップなしで液体クロマトグラフに注入し, DPとOPPを分離定量した. 分析条件としては, 固定相に Zorbax ODS, 移動相に水-メタノールを用いるグラジエント溶離が適当であった. 本法はレモン, グレープフルーツ, ネーブルオレンジなど8種類のかんきつに適用可能であり, 検出限界および回収率はDP 1ng, 95.6%, OPP 1.5ng, 91.2%であった.
  • 中里 光男, 冠 政光, 有賀 孝成, 藤沼 賢司, 直井 家壽太
    1981 年22 巻3 号 p. 239-245_1
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    我が国で許可されている酸化防止剤BHA, BHT, n-propyl gallate (PG), nor-dihydroguaiaretic acid (NDGA) およびアメリカなどで許可されている tert-butyl hydroquinone (TBHQ), 4-hydroxymethyl-2,6-di-tert-butylphenol (HMBP), 2,4,5-trihydroxybutyrophenone (THBP) の合計7種の酸化防止剤の系統分析法について検討した. 定性はシリカゲルを用いた薄層クロマトグラフィーで分離した後, 3種類の発色試薬で同定した. 定量はポリアミドカラムを用いてBHT, BHA, HMBPとTBHQ, THBP, PG, NDGAの2つの分画に分けた後, 前者はそのまま, 後者はTMS化後, ガスクロマトグラフィーを行ったところ回収率は79~95%と良好な結果が得られた.
  • 渡辺 功, 田中 凉一, 樫本 隆
    1981 年22 巻3 号 p. 246-247
    発行日: 1981/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
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