食肉の発色又は変色防止の目的で添加されるニコチン酸, ニコチン酸アミドを試料より室温水抽出した後, 以下のHPLC条件で分離定量した. カラム, Zorbax ODS; 移動相, 5m
M酢酸ナトリウム, 1m
Mテトラ-
n-ブチルアンモニウム (pH 5, 酢酸) -メタノール=10:2; 流速, 1.0ml/min; 検出波長, 261nm. 本法による牛肉, ハム, まぐろ, かつお, たらこなどでの添加回収率は, 91.4~100.8% であり, 定量限界は1mg%であった. 又本法による測定値と, 比色法による測定値とはほぼ一致した. 発色目的の添加量である 10mg%以上では, 共存物質の影響を認めず, 簡便, 迅速に分離分析が可能である.
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