麻ひ性貝毒の主成分であるゴニオトキシン群 (GTXs) を毒化ホタテガイの中腸腺から分離, 精製した. このGTXsのLD
50値の2/5から3/5量をddY系の雄マウスの腹腔内に10日間前投与を行って, この影響を観察したが異常は認められなかった. この前処理した群にGTXsの大量投与を行い腹腔内投与によるLD
50を測定した. この結果, GTXs連続前投与群のLD
50は0.760MU/20g, 対照としての0.01
N塩酸の前投与群は0.774MU/20gであり, 抵抗性の形成は認められなかった. また, 0.40MU/20g量のGTXsを一回前投与した後, 1, 2, 3そして4時間経過した後にGTXsの大量投与を行い, 各時間毎のLD
50値を求めて, GTXsの毒作用の残存率を調べた. この毒作用は時間の経過により徐々に減少し, 4時間後には消失した.
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