食品衛生学雑誌
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24 巻, 3 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 内山 充
    1983 年24 巻3 号 p. 249-257
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • フグ卵巣ぬか漬けの減毒に関する研究 (第1報)
    小沢 千重子
    1983 年24 巻3 号 p. 258-262_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    石川県の特産品であるフグ卵巣ぬか漬けの製造方法の改善を目的とした一連の研究を開始するにあたり, 2, 3の予備的実験を行った. まず, フグ毒の抽出法を比較したところ0.1%酢酸及び酢酸酸性メタノール抽出法より熱水抽出法の方が効率がよいことがわかった. ぬか漬け卵巣の毒力を測定すると長期のぬか漬けを経たものにもかなりの毒力が認められた. 一方, マウスに腹腔内投与するテトロドトキシン溶液中の食塩濃度が増すとマウスの致死時間がかなり遅延することがわかった. また, フグ卵巣抽出液が腐敗すると毒力がすみやかに低下するという報告について検討したが, 腐敗と毒力との間に明確な関係は認められなかった.
  • フグ卵巣ぬか漬けの減毒に関する研究 (第2報)
    小沢 千重子
    1983 年24 巻3 号 p. 263-267_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    フグ毒がアルカリ性で不安定な性質を応用してフグ卵巣ぬか漬けの毒力を低下させる方法を検討した. 各種アルカリ剤を含む食塩水中に卵巣を浸しその毒力とpHの経時変化を調べたところ, 炭酸水素ナトリウムが最も有効であることがわかった. そこで実験室及びぬか漬け工場で食品添加用炭酸水素ナトリウムを加えて塩漬け実験を行った結果, 特に実験室において毒力低下が著しかった. また, いずれの場合もpHの上昇が細菌の増殖を顕著に促すという事実は認められなかった.
  • 食品添加物の摂取に関する研究 (第3報)
    一色 賢司, 宮田 一正, 松井 重樹, 堤 将和, 渡辺 忠雄
    1983 年24 巻3 号 p. 268-274_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    薬物の作用に影響を及ぼした食品添加物について農薬を供試毒物として, マウスへの同時投与実験を行って毒性の変化を観察した. 試料及び供試農薬を等毒性比に混合し, 雄マウスに経口的に投与した. ジフェニルは, BPMC, カルバリル, ダイアジノン, EPN, パラチオンの毒性を増加させた. 一方, ジフェニルはDDVP, フェニトロチオン, マラチオン, メチルパラチオンの毒性を低減させた. このような毒性の変化は, オルトフェニルフェノール, チアベンダゾール及びピペロニルブトキサイドを農薬と同時に投与した場合にも観察された.
  • 外海 泰秀, 伊藤 誉志男, 慶田 雅洋
    1983 年24 巻3 号 p. 275-281_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    高速液体クロマトグラフィーを用いて, 7種類の食用タール色素中の有機性不純物 (原料物質, 反応中間体及び附随色素) の系統的な検出・定量法を開発した. さらに食用タール色素の製品検査の純度試験に高速液体クロマトグラフィーを適用する試みとして, 原料物質及び反応中間体はスルファニル酸量に, また附随色素は主色素量にそれぞれ換算して総量の表示する方法を提案した. 本法を用いて1978年から1980年の間に生産された105検体の色素中の有機性不純物について調査を行った結果, 検体中の総有機性不純物量が3%を越えるものが9検体見られた.
  • 食品中各種元素の動態に関する研究 (第1報)
    池辺 克彦, 田中 涼一
    1983 年24 巻3 号 p. 282-288_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    The determination of 17 elements (cadmium, zinc, lead, iron, cobalt, magnesium, aluminium, phosphorus, molybdenum, manganese, copper, chromium, nickel, strontium, calcium, barium and vanadium) in brown rice by inductively coupled plasma emission spectrometry (ICP) was investigated. Magnesium had a great influence on the analysis of other elements in the brown rice, but the resultant error could be avoided by correcting the analytical values based on calibration curves of the other elements in the presence of magnesium.
    This IPC method resulted in satisfactory reproducibilities for 14 elements (not lead, chromium or vanadium), giving relative standard deviations (RSD) within 0.3-5.0%. The reproducibilities for lead, chromium and vanadium were not so good, showing RSD values of 21.78%, 11.13% and 49.26%, respectively, due to their levels in the brown rice being extremely low. Adequate recoveries of 84-103% were observed for the 17 elements when added to digested brown rice solution.
    From these results, the ICP method appears to be excellent for multi-element analysis in brown rice.
  • 有賀 孝成, 冠 政光, 中里 光男, 藤沼 賢司, 西島 基弘, 直井 家壽太
    1983 年24 巻3 号 p. 289-294_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    生あん中に残存する原料由来のシアン配糖体の実態調査を行う目的で, 酵素を用いる分析法を検討した. すなわち, 生あんにシアン配糖体含有豆から調製した粗酵素を加え, シアン配糖体を加水分解した後, 遊離したシアン化水素を水蒸気蒸留し, ピリジン・ピラゾロン法により測定した. 生あんにリナマリンをシアン化水素として20ppmとなるように添加したときの回収率は92%以上であり, 確認限度は試料25gの場合シアン化水素として0.3ppmであった.
    生あん115検体についてシアン化合物の含有量を調査した結果, シアン配糖体は46検体に残存しており, 最高値はシアン化水素として97ppmであった.
  • 斎藤 勲, 河村 典久, 荒川 正一, 大島 晴美, 宇野 圭一
    1983 年24 巻3 号 p. 295-300_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品中のカドミウム, 鉛, 銅の分析法を検討した. 検体の分解は, 分解キャップを装着したソクスレーフラスコを用い, 硫酸1ml, 60%過塩素酸3mlと硝酸で湿式分解を行った. 分解終了後, 50ml共栓付遠沈管に移し水を加えて25mlとした後, 硫酸2ml, 50w/v%ヨウ化カリウム2mlを加えて, MIBK 5mlで抽出しフレーム型原子吸光でカドミウム, 鉛, 銅を測定した. 本法による玄米中カドミウム, 銅の分析精度は良好であり, カドミウムの分析値は, 公定法 (DDTC-MIBK法) による分析値とよく一致していた. 本法は, 分解時間の短縮と試薬, 器具からの汚染を軽減することができ, DDTC-MIBK法と比較して操作は簡単である.
  • 縮合リン酸塩の食品保存効果 (第5報)
    堤 將和, 須田 郁夫, 李 在根, 加藤 祥子, 渡辺 忠雄
    1983 年24 巻3 号 p. 301-307_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    下記4種の細菌を用いてヘキサメタリン酸 (HP), カプリン酸モノグリセライド (MC10), リゾチーム (Lyso) の併用効果を検討した. E. coli, A. hydrpila, B. subtilis に対してはMIC以下の濃度で併用効果が認められた. S. aurrus に対する併用効果はみられなかった. (HP+Lyso) によって E. coli, A. hydropila の溶菌がみられたが, これは (HP+Lyso) による菌の部分的スフェロプラスト化に起因することを明らかにした. 各種食品を用い上記抗菌物質の併用による食品保存効果を測定したところ, in vitro でみられたような顕著な併用効果はみられなかった.
  • 川崎 洋子, 山田 隆, 石綿 肇, 谷村 顕雄
    1983 年24 巻3 号 p. 308-313_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品中から第二アミンを塩酸抽出し, 7-クロロ-4-ニトロベンゾ-2-オキサ-1, 3-ジアゾールとアルカリ性下で反応させて第二アミンの誘導体 (NBD-アミン) とし, 蛍光検出高速液体クロマトグラフを用いて分別定量する方法を検討した. この方法は比較的簡便で分析時間が短かく, かつ感度よく食品中の第二アミンの分別定量が可能であった. カラムは Zorbax SIL, 移動相にシクロヘキサン-酢酸エチル (3:2) を用いて測定した. 定量限界は0.2ppmであり, 生たらこ, 魚肉ソーセージ, 焼いたにしんに100, 10, 10ppmのジメチルアミンを添加した時の回収率はそれぞれ, 100, 81, 85%であった. 生のものより焼いたものの方がより多くの第二アミンが検出された. 白及び黒こしょうにピペリジンが510, 250ppm検出された.
  • 本田 恒男, 中野 良一, 青野 博之, 金田 良男, 慶田 雅洋
    1983 年24 巻3 号 p. 314-318_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    液状乳及び粉乳中の乳酸含量の酵素的測定法について検討した. 酵素反応を定量的に進めるために従来はヒドラジンを添加していたが, 本報ではグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ (GPT) を使用する方法を検討した. GPTを用いる方法によると室温での測定が可能となった. 反応の至適条件は0.5Mグリシルグリシン緩衝液 (pH10.5) を使用し, 室温(25°) で40分後に340nmの吸光度を測定することであった. 回収率は液状乳, 脱脂粉乳及び全脂粉乳において測定した結果, 87~113%であって, 本法が実用に供し得ることがわかった. 同一試料による2実験室間の比較試験では危険率5%で有意差はみられなかった. ただし乳酸塩濃度が20mg/100g S. N. F. 以下では試料間のばらつきが大であった.
  • 木村 良平, 出口 一美, 村田 敏郎
    1983 年24 巻3 号 p. 319-323_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ピペロニルブトキサイド (PB) のほ乳動物における生体内動態を検索する目的で実験を行った. ラット臓器, 組織尿及び糞中のPBをガスクロマトグラフィーにより再現性良く定量できた. PBの経口投与後, 未変化体の尿中への排泄は認められず, 一方, 糞中排泄は投与量の2.35%であった. 投与後5時間では肝臓, 脳, 精巣及び脂肪組織内PB濃度は血漿中濃度より高値を示した. PBは脂肪組織に蓄積することが認められ, 投与後96時間にも検出された. 脂肪組織を除き, 投与後24時間には測定した臓器にPBはほとんど認められなかった. PBを静脈内投与した場合, 測定した臓器内濃度は肝臓の他は経口投与の場合に比べて高値を示した. 特に肺内濃度は著しく高く, 経口投与の場合と異った.
  • 功刀 彰, 薦田 裕, 呉地 傅夫
    1983 年24 巻3 号 p. 324-328_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品, 河川水, 唾液中の亜硝酸及び硝酸の簡易で実用的な定量法について検討した. 亜硝酸及び硝酸を 2, 6-キシレノールと反応させ, それぞれ 4-ニトロソ-2, 6-キシレノール, 4-ニトロ-2, 6-キシレノールを生成させ, クロロホル ム抽出後, Zorbax SIL カラム (4.6mm×25cm), 溶離液クロロホルム-メタノール-酢酸 (98:1:1) を用いた高速液体クロマトグラフィーで定量した. 本法の定量限界は亜硝酸性窒素0.05μg/ml, 硝酸性窒素0.5μg/mlであり, 添加回収率は亜硝酸98.5~100.3%, 硝酸98.5~101.8%, また相対標準偏差は亜硝酸1.5~6.4%, 硝酸2.1~5.4%と良好な値を示した. 本法は操作が簡便, 広い測定範囲で精度よく定量でき, 実用に十分供し得る分析法であると考える.
  • 矢部 芳枝, 丹 茂, 二宮 隆博, 岡田 太郎
    1983 年24 巻3 号 p. 329-332_1
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    高速液体クロマトグラフィーを用いフェナシル化によるパン中のプロピオン酸の分析について検討した. 試料にメタノールを加えホモジナイズし得られた溶液について, 18-クラウン-6 (1, 4, 7, 10, 13, 16-hexaoxacylclooctadecane) を触媒とし, p-ブロモフェナシルブロマイドによりプロピオン酸をフェナシル化し試験溶液とした. これをカラム Nucleosil 5C18, 溶離液メタノール-テトラヒドロフラン-水 (20:40:40), 検出波長254nmの条件で測定を行った. 本法による回収率は98.7~99.2%, また検出限界は10μg/gであり, 日常試験として用い得る方法であると考えられる.
  • 川井 信子, 中山 行穂, 岡崎 邦夫
    1983 年24 巻3 号 p. 333-339
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 山田 利治, 長田 幸郎, 中岡 正吉, 伊藤 和敏
    1983 年24 巻3 号 p. 340-343
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    市販のめん類, 皮類及び菓子類など11種, 280検体を試料とし, それらに使用されているPGの含有量をGC, 確認をGC-MSを用いて測定した. その結果はPGがそば, ぎょうざの皮などから高率で検出され, 含有量にはかなりの差異が見られることなど, その使用実態を把握することができた.
  • 食品添加物の摂取に関する研究 (第2報)
    一色 賢司, 津村 周作, 渡辺 忠雄
    1983 年24 巻3 号 p. 344-349
    発行日: 1983/06/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    防カビ剤及び防虫剤の摂取レベルについて検討を加え, 次のような結果を得た.
    1) 7家庭より採取した1人1日分の喫食直前の飲食物 (陰膳) から防カビ剤が検出された. 平均含有量はジフェニル165μg, オルトフェニルフェノール24μg, チアベンダゾール33μgであった.
    2) 国民栄養調査による果物の摂取量を基にして可食部に由来する防カビ剤の1人1日当りの摂取量を算出した. その結果得られた防カビ剤の摂取量は, ジフェニル0.29μg, オルトフェニルフェノール0.09μg, チアベンダゾール0.04μgであった.
    3) 7家庭のいずれの陰膳からも防虫剤ピペロニルブトキサイドは検出されなかった.
    4) 穀類の摂取量を基にして防虫剤の1人1日当りの摂取量を算出したところ, 1.77μgという値が得られた.
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