食中毒及び自然材料由来ウエルシュ菌16株の芽胞を用い, 耐熱性と発芽性の関係を検討した. その結果, 供試菌は95°, 30分間の加熱によって易熱性と耐熱性の2つのグループに分かれた. 易熱性グループでは, 加熱, 非加熱芽胞ともにCO
2の存在下で L-alanine, inosine, CaCl
2からなる“A”培地において十分発芽したが, KCl及びリン酸カリ緩衝液 (pH7.0, 50m
M) からなる“K”培地ではほとんど発芽しなかった. 耐熱性グループの加熱芽胞では, A及びKの両培地で発芽は起きたが, 後者の方が良好であった. しかし, 非加熱芽胞は両培地においてほとんど, あるいは全く発芽を示さなかった. 従って, 供試したウエルシュ菌16株の芽胞の耐熱性と発芽性の間に関係の存在することが明らかになった.
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