コーヒー缶詰及びしるこ缶詰の偏性嫌気性 (O. A.) フラットサワー変敗原因菌52株の性状は, 硝酸塩の還元能以外はすべて同じであり, 2グループに分けられた. 主な性状はグラム陽性, 桿菌, 偏性嫌気性, 胞子形成, 好熱性, ガス非産生, 亜硫酸塩還元, 硫酸塩非還元である. Bergey's manual によると, 胞子形成, 桿菌, そして, 偏性嫌気性ということから, 分離菌株は
Clostridium 属または
Desulfotomaculum 属に属するものと考えられた. 現在これら属中には好熱性菌は6種承認されているが, GC含量, 硫酸塩還元能, 及び栄養要求性から, 分離菌株は
Clostridium thermoaceticum に最もよく類似していた. さらに分離菌株の各グループの代表菌株と参考株 (
Clostridium thermoaceticum DSM 521) との比較研究の結果, 形態的, 培養的, 及び生化学的性状には大きな相異はみられず, O. A. フラットサワー変敗原因菌は
Clostridium thermoaceticum と同定された.
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