巻号一覧
26 巻 (1985)
- 6 号 p. 573-
- 5 号 p. 405-
- 4 号 p. 319-
- 3 号 p. 229-
- 2 号 p. 137-
- 1 号 p. 1-
26 巻, 3 号
選択された号の論文の12件中1～12を表示しています
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生鮮魚介類の鮮度に関する研究 (第1報)角田 光淳, 井上 典子, 青山 光雄, 伊藤 博, 立花 光雄, 長谷部 昭久1985 年 26 巻 3 号 p. 229-233_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリーカキの脱水素酵素活性の比色分析について検討した. カキのえら小片を2, 3, 5-トリフェニルテトラゾリウムクロライド (TTC) 試液〔0.2% TTC-0.1%コハク酸ナトリウム-3%塩化ナトリウム溶液〕に入れ, 37°で30分間加温後, えらに生成沈着したトリフェニルホルマザン (TF) をエタノールで溶出し, その吸光度 (484nm) を測定して, 試料の単位グラムあたりのTF値 (μg) をもって脱水素酵素活性とした. TF生成は経時的に増加し, その定量性が認められ, 定量限界は3μg/gであった. また, 本法を用いて市販カキの脱水素酵素活性を測定した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (527K) -
粟飯原 景昭, 一戸 正勝, 前田 協一, 伊藤 嘉典, 中野 尚子1985 年 26 巻 3 号 p. 234-242_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー輸入落花生について, 秋から冬季及び, 夏から秋季にいたる営業倉庫内における保管実験を行った. アフラトキシン (AF) 生産菌の生存状態下においても, 温度25°～30°, 相対湿度79%以下ではAFの生産, 蓄積傾向は認められず, Aspergillus flavus の二次的な生育もみられなかった. また実験室内保管実験において, 実験的に接種した A. parasiticus ATCC 15517株は15°, 相対湿度65%及び25°, 相対湿度79%区で, 60日間保管後も, 菌の生育もAFの生産も認められなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1232K) -
食用色素に含まれる有機性不純物に関する研究 (第1報)神蔵 美枝子1985 年 26 巻 3 号 p. 243-252_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー食用赤色3号の反応副生成物, triiodoresorcinol の合成を試み, ケイ酸カラムクロマトグラフィーを行って融点130°の帯褐紫色結晶及び融点90°の淡黄色結晶を単離した. NMR, IRスペクトルから, 前者は 2, 4, 6-triiodoresorcinol, 後者は 2, 4-diiodoresorcinol と考えられた. 4, 6-Diiodoresorcinol は Nicolet 法で合成し, 同様な方法で構造を確かめた. Fluorescein のヨウ素化の条件に類する50w/v%水酸化ナトリウム溶液中でレゾルシンとヨウ素を反応させ, 5種の成績体を得た. これらは薄層クロマトグラフィー (TLC) によって良好な分離を示し, TLCによって単離し, 2, 4, 6-tri-, 2, 4-di-, 4, 6-di-iodoresorcinol と同定し, 2-mono-, 4-mono-iodoresorcinol と推定した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (926K) -
山口 昭弘, 山口 敏幸, 白石 由美子, 清水 良夫, 高杉 信男1985 年 26 巻 3 号 p. 253-259_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリーEDTA, Ca (II)-EDTA及びFe (III)-EDTAの高速液体クロマトグラフィー (HPLC) による分別定量法を検討した. EDTAをpH 10においてビスマス水酸化物によりBi (III)-EDTAに, また, Ca (II)-EDTAはpH 2～3において銅 (II) の添加によりCu (II)-EDTAに変換させた後, HPLCを実施した. カラムには Nucleosil 5C18, 溶離液には2M硫酸アンモニウムを用いた. 平均回収率はEDTA 94%, Ca (II)-EDTA 108%及びFe (III)-EDTA 88%と良好であった. 缶詰, 瓶詰食品にEDTAを添加したところ, すべての試料でEDTAはCa (II)-EDTAを生成したが, 缶詰試料の約半数ではFe (III)-EDTAの生成も認められた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (717K) -
毛利 孝明, 西岡 千鶴, 石川 英樹, 黒田 弘之1985 年 26 巻 3 号 p. 260-265_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリーポストカラム反応を用いた高速液体クロマトグラフィー (HPLC) による臭素酸カリウムの分析法について検討した. 試料中の臭素酸イオンを水で抽出し, Bond Elut SAX カラムを用いてクリーンアップした試験溶液をHPLCに注入し, ポストカラムで臭素酸イオンとヨウ化カリウムとの反応によって生成する三ヨウ化物イオンを350nmで測定した. 臭素酸イオンは, 2.5～50ngの範囲で直線性を示した. 本法による回収率は, 食パンで79.0～87.3%, 焼きちくわで75.6～81.3%であった. 検出限界は, 0.05ppmであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (639K) -
宮本 文夫, 佐伯 政信, 原田 基夫1985 年 26 巻 3 号 p. 266-272_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー含イオウ食品中の天然由来の亜硫酸をガスクロマトグラフィーで定量した. その結果, 含イオウ生鮮食品からは0～3.9ppm, 含イオウ加工食品からは1.8～39.2ppmの範囲で亜硫酸が検出された. また, 含イオウ食品と亜硫酸処理された一般食品について微量亜硫酸 (10ppm SO2) の回収率を比較した結果, 含イオウ食品における回収率は亜硫酸処理食品に比べ非常に低かった. さらに両食品について3種の前処理法 (通気蒸留法, 通気蒸留変法, アルカリ分解法) の測定値を比較したところ, 含イオウ食品では前処理法の違いにより大きな差異が見られ, 亜硫酸処理食品と異なった傾向を示した. これらの相違は食品から検出される亜硫酸が添加されたものか否かの判定を行う上で有用と考えられる.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (731K) -
佐藤 昭子1985 年 26 巻 3 号 p. 273-278_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー食肉業従事者106名ふん便から分離した大腸菌を供試し, 7種の化学療法剤に対する耐性状況を調査した. 耐性菌の分離頻度は106名中39名 (36.8%) であった. 耐性菌の多くは, テトラサイクリン, ストレプトマイシン, サルファ剤などに耐性を示した. また, 耐性菌の約80%は多剤耐性で, おもな耐性型は上記の3剤耐性であった. さらに, 耐性菌のRプラスミド保有率は40.7%で, その耐性型は, 1剤及び2剤耐性が主であった. これらの調査結果は, 食肉汚染の耐性大腸菌の耐性状況に酷似しており, 食肉を汚染する耐性菌が, 常に食肉に接接している人に伝播されたことを示唆した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (676K) -
李 在根, 竜口 和恵, 堤 將和, 渡辺 忠雄1985 年 26 巻 3 号 p. 279-284_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリーグリシンを食品保存料として利用する目的で, いくつかの薬剤との併用効果を調べた. その結果, S. aureus IFO 3060ではキレート生成力を持つヘキサメタリン酸塩とエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム, E. coli IFO 3301及び S. aureus FUci では塩化ナトリウム, S. aureus 209P ではリゾチームがグリシンとの併用効果を示した. その中で, E. coli IFO 3301に対するグリシンと塩化ナトリウムとの併用効果は, 塩化ナトリウム存在下で生育した菌においてのみ観察され, 塩化ナトリウムによる増殖中の菌体表層の損傷により, グリシンの抗菌力が高められるものと推察した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (695K) -
山本 政利, 越智 寿美子, 小長井 育子, 小峰 周一, 石川 雅章, 成田 弘子, 増井 俊夫, 北田 善三1985 年 26 巻 3 号 p. 285-289_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー魚介乾製品中のBHT及びBHA分析時, ガスクロマトグラム上BHTを妨害する物質について検討した. これは魚介類に由来するn-ペンタデカンであった. BHT及びBHAの分析に汎用される充てん剤SE-30, OV-17などの使用時において, n-ペンタデカン, n-ヘプタデカン, プリスタンなどの炭化水素によりBHT又はBHAの検出が妨げられる. 魚介乾製品に最も適した充てん剤はOV-330であった. 製品より低濃度のBHTが検出されたが, これは包装材料より移行したものであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (524K) -
三ツ橋 幸正, 浜野 孝, 田中 喜作, 松木 幸夫1985 年 26 巻 3 号 p. 290-294_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー食品中のプロピレングリコール (PG) の簡易で実用的な定量法について検討した. 試料を水と共にホモジナイズし, ロ紙でろ過後, そのろ液の一部を用いて, 市販のグリセロキナーゼ (GK) 及びグリセロール脱水素酵素 (GDH) で, 酵素分析を行った. 試料中にグリセロールが共存する場合でも, GKで, グリセロールをグリセロール-3-リン酸に変えることにより, GDHでPGを測定することが可能となった. 本法の添加回収率は92%以上で, また, ガスクロマトグラフィーによる分析法と良く一致した値が得られた. 本法は操作が簡単で, 一度に多量の試料を分析することが出来, 十分実用に供し得る方法である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (489K) -
小野 泰美, 岩本 サカエ, 青木 喜也, 寺田 育子, 山本 安純, 西井 保司1985 年 26 巻 3 号 p. 295-299_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
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橋本 清澄1985 年 26 巻 3 号 p. 300-304_1
発行日: 1985/06/05
公開日: 2009/12/11
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