1983年から1985年にわたり, 都内で市販されていた食品原料及び加工食品について,
Fusarium マイコトキシンの汚染実態調査を行った. 穀類, 種実類, 豆類, 香辛料, 油脂類など1,821検体について試験を行ったところ, 穀類の小麦製品, 大麦製品, ハト麦製品及びコーン製品, また, 豆類の赤竹小豆より deoxynivalenol, nivalenol 及び zearalenone が検出された. マイコトキシン汚染の確認されたポップコーン, 押し麦, ハト麦及びスパゲッティーを用いて, ゆでる, 炊くなどの調理を行い調理加工時のマイコトキシンの挙動について検討したところ, いずれの食品もマイコトキシンの多くがそのまま残存することが判明した.
抄録全体を表示