合成したアスコルビン酸のカプレート (AC), ラウレート (AL), ミリステート (AM), パルミテート (AP) と市販のステアレート (AS) の抗菌作用並びに抗酸化作用を検討した. その結果, AC, AL, AMは
B. subtilis,
S. aureus に対して抗菌力を示したがAP, ASは示さなかった. また,
E. coliに対してはすべてのエステルが抗菌力を示さなかった. しかし, ACはヘキサメタリン酸塩 (HP) を併用したとき
E. coli に対し抗菌力を発現した. しかも0.4%ACと0.2%HPの併用は
E. coli に対して致死的に作用した. AC, AL, AM, APはASに劣らぬ抗酸化力を示した.
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