かんきつ類の貯蔵及びマーマレード加工過程における, 収穫後使用される8種の農薬の消長を検討した. レモン, オレンジ及びグレープフルーツを, ジフェニル (DP),
o-フェニルフェノール (OPP), 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸 (2,4-D), イマザリル, チアベンダゾール (TBZ), ベノミル及び
sec-ブチルアミン (BA) の混合水溶液に浸漬後, または臭化メチルによるくん蒸後, 14°で保存し, 農薬残存量を91日間経日的に測定した. 臭化メチル以外の7種の農薬の半減期は使用したかんきつ類によっても異なるが, 36日のものからほとんど変化しないものまで様々であった. 一方臭素含量は微かに増加した. また貯蔵8週間目のレモンをマーマレードに加工し, 各段階での農薬残存量を測定した. 最終製品のマーマレードには, DP 95%, OPP 41%, イマザリル42%, 臭素22%が残留していたが, 2,4-D, TBZ, ベノミル, BAは検出されなかった.
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