食品衛生学雑誌
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35 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 石井 里枝, 堀江 正一, 星野 庸二, 徳丸 雅一, 能勢 憲英
    1994 年35 巻2 号 p. 173-179_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    フォトダイオードアレイ検出器付高速液体クロマトグラフィーを用いる21種類の合成抗菌剤の一斉分析法を検討した. 試験溶液の調製はアセトニトリル-0.2%メタリン酸 (7:3) 液を用いて除タンパクとともに抽出し, ジクロロメタンを用いた液-液分配によりクリーンアップを行った. 分離用カラムにTSK-gel ODS-80Tsを, 移動相にはリン酸一ナトリウム-アセトニトリル系を用い, グラジエント溶出法により測定した. 畜水産物に各抗菌剤を1.0μg/gの濃度に添加した回収実験では, スルフィソミジン, カルバドックスを除き70%以上の回収率であった. 検出限界は, チアンフェニコールが0.25μg/g, その他の抗菌剤は0.05~0.10μg/gであった.
  • 飯島 正雄, 星野 庸二, 徳丸 雅一, 能勢 憲英
    1994 年35 巻2 号 p. 180-186_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    比色管及び吸引アダプターを利用して作製したパージ装置と溶媒脱離型大気試料捕集管ORBO-100とを用いて, 食品中の9種類の低沸点ハロゲン化有機化合物 (クロロホルム, ブロモジクロロメタン, ジブロモクロロメタン, 1,1,1-トリクロロエタン, 1,1,2-トリクロロエタン, ブロモホルム, 1,1,2,2-テトラクロロエタン, トリクロロエチレン, テトラクロロエチレン) を測定する方法を検討した. 試料10gに精製水40mlを加え, 40°の水浴中で窒素流量100ml/minで15分間パージして捕集した後, 捕集剤をヘキサン5ml中に入れ20秒間振とうして低沸点ハロゲン化有機化合物を溶出し, GC-ECDで測定した. 本法による5種類の食品からの添加回収率は, ハロゲン化合物の種類により70.0%~99.5%であった.
  • 山本 和則, 長峰 さつき, 神谷 隆久, 村上 りつ子, 菊池 純子, 佐藤 秀雄
    1994 年35 巻2 号 p. 187-194_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    畜水産物中の Aeromonas の分布と genospecies を調べたところ, 豚肉42%, 鶏肉32%, 鯉65%の検出頻度で分布していた. 分離菌137株の表現型同定ではA. hydrophila 群26株, A. caviae 6株, A. sobria 群87株, A. jandaei 7株であった. また, 遺伝子型同定ではA. hydrophila 群26株中13株が, A. hydrophila と相同性があった. A. sobria 群についても87株中8株がA. sobria と, そして74株がA. veronii biotype sobria と相同性があった. また, A. jandaei は表現型がDNA-DNAハイブリダイゼーション法による遺伝子型と一致した. A. hydrophila, non-A. hydrophila, A. veronii biotype sobria, A. jandaei 株は溶血活性価・細胞毒価とも低~高希釈倍率にわたり分布していたが, A. caviae, A. sobria 株のそれらは低かった.
  • 藤井 建夫, 里見 正隆, 中塚 岳, 山口 敏季, 奥積 昌世
    1994 年35 巻2 号 p. 195-200_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    サバ背肉を細砕したものを二分し, 一方を2,000atm, 60分間加圧し, 加圧試料とし, 他方を対照試料とした. 両試料を5°で貯蔵し経時的に鮮度指標及び細菌叢等を調べた. 加圧により生菌数はおよそ1/5に減少し, 菌数の増加は約4日間遅れた. 細菌叢は対照ではグラム陰性桿菌が優勢であったのに対し, 加圧試料ではグラム陽性球菌が優勢であった. しかし, 初期腐敗以降の細菌叢はいずれもグラム陰性桿菌が優勢であった. 両試料ともpH, VBN, TMA, アミン類の挙動は生菌数と相関が見られたが, K値, 乳酸量は加圧により影響を受けず, TBA値は加圧試料で初期腐敗時に増加した. 各測定値と官能検査の結果, 加圧により5°におけるサバ肉の貯蔵性は約4日間延長できると考えられた.
  • 米谷 民雄, 〓 大栄, 池田 千波, 合田 幸広, 武田 明治, 義平 邦利
    1994 年35 巻2 号 p. 201-205_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    市販の缶詰フルーツカクテル中のさくらんぼ及び缶詰さくらんぼのアルミニウム (Al) 濃度を超音波ネブライザーを装着したICP発光分光法で分析し, Alレーキのカルミン使用の有無を判定できるかについて検討した. 無着色またはAlを含まないと考えられる色素を表示した製品のAl濃度は0.1~0.4μg/gであるが, 表示からカルミン (Alレーキ) 使用が疑われた製品のAl濃度は, 1μg/g前後であった. また, コチニール色素とミョウバンを使用したと考えられたものでは4μg/g前後であった. 表示とAl濃度の関連性から, Al濃度をカルミン使用の判定のスクリーニングに使える可能性が示唆された.
  • 温度と時間の影響
    舘野 つや子, 末永 泉二
    1994 年35 巻2 号 p. 206-209_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    野菜類を加熱して生成する多環芳香族炭化水素 (polycyclic aromatic hydrocarbons: PAH) について, 加熱温度と加熱時間の影響を調査した. 緑黄色野菜のうちシシトウガラシ, ピーマン及びカボチャについては, 各種PAH生成量はND~10.32ppbであった. 淡色野菜のうちナス, ナガネギ及びタマネギについてはND~3.5ppbであった. また, いも類のサツマイモはND~0.69ppbであった. このように, 緑黄色野菜の方が淡色野菜より約2~5倍高い生成量であった. 加熱時間が長くなると fluoranthene は増加し, また, 全試料から検出されたが, それ以外のPAHでは差が認められなかった.
  • 神保 勝彦, 片岡 潤, 門間 千枝, 伊藤 武, 丸山 務, 松本 昌雄
    1994 年35 巻2 号 p. 210-214_1
    発行日: 1994/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    分別推定法 (平成3年10月厚生省通知モニタリング法) を用いて, 市販畜水産食品1,490検体を対象に抗菌性物質残留実態調査を行った. その結果, 国産食肉10.3%, 輸入食肉7.6%, 国産養殖魚13.8%, 輸入養殖魚4.2%, 食肉製品5.6%に抗菌性物質が残留していることが分かった. 最も多く検出された薬剤はテトラサイクリン系抗生物質で, 次がサルファ剤であった. これら以外ではアミノグリコシド系抗物生質及びペニシリン系抗生物質などが検出された. これら検出された抗菌性物質の濃度は従来の改良簡易検査法 (厚生省通知モニタリング法) では検出できない低い値であった.
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