食品衛生学雑誌
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35 巻, 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 小森 栄作
    1994 年35 巻4 号 p. 345-351
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 堀井 昭三, 宮川 弘之, 井草 京子, 伊藤 武
    1994 年35 巻4 号 p. 352-356_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    厚生省が平成3年10月に通知した有害残留物質モニタリング検査項目のうち, チアンフェニコール (TP), オキソリン酸 (OXA), デコキネート, アンプロリウム, カルバドックス, クエン酸モランテル, フラゾリドン, ジフラゾンの8種類にピリメタミン, ナイカルバジンを加え計10種類の合成抗菌剤の分析法を検討した. 操作性の違いによりTPとOXAを主とする両グループに分け添加回収実験を行った. TPグループは Sep-pak シリカカートリッジのみ, OXAグループは脱脂のみの簡単なクリーンアップだけで妨害ピークも無く定量可能だった. 薬剤を含有しない肉10gに各々0.2と1μg/g (OXAは半量) 添加した際の回収率は, 66~96%と75~98%であった. 食鳥処理場から収去した鶏肉121検体に本法を適用したところ, 2検体からデコキネートを検出 (0.02, 0.03μg/g) した.
  • 日高 利夫, 桐ケ谷 忠司, 木川 寛, 河村 太郎, 河内 佐十
    1994 年35 巻4 号 p. 357-364_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    クロロホルム (CHCl3) の生成に関与する野菜中の成分について検討を行つた. もやし及びキャベツの水抽出ろ液及び残留物に次亜塩素酸ナトリウム (NaClO) を反応させ調べた結果, 水抽出ろ液の紫外部吸光度 (265nm) とCHCl3生成量は直線関係を示した. 一方, 残留物での生成量は比較的少ないことから, CHCl3の生成に関与する成分は, 主として野菜ろ液中に存在することが推察された. もやし及びキャベツのろ液についてゲルろ過を行った結果, それぞれ四つの画分に分けることができた. また, これら4画分にNaClOを反応させたところ,各画分の吸光度及び総有機体炭素濃度とCHCl3生成量の間には相関性が認められ, 特に, もやしの第2画分にCHCl3生成能の高いことが分かった.
  • アリルカラシ油の物理化学的特性に関する研究 (第1報)
    関山 泰司, 水上 勇一, 高田 麻美, 沼田 章子
    1994 年35 巻4 号 p. 365-370_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    ワサビやカラシの辛味主成分であるアリルカラシ油には強い抗微生物効果があることが知られている. このアリルカラシ油の抗菌力を工業的に利用するための製剤化検討の一貫として, このものの種々条件下での蒸気圧及び安定性について調べた. その結果, アリルカラシ油の蒸気圧は相対湿度0と80%とでほぼ同じであること, 及びその蒸気圧はODO (中鎖トリグリセライド) のような難揮発性油で釈することにより制御できることが分かった. 保存安定性試験の結果, アリルカラシ油は一年間の常温保存後も90%以上残存していたが, より安定性を増すにはヘッドスペースの窒素置換が有効であることが分かった. なお, アリルカラシ油はエタノール中で付加化合物を生成するため, これらの混合製剤の開発は困難であることが示唆された. 加熱に対しては, 170から180°の間で急激に分解が進むため, このレベル以上の高温に曝される場合は, 特に注意が必要と思われた.
  • 成田 美加子, 宮田 昌弘, 鎌倉 和政, 平原 嘉親, 岡本 浩一郎, 長谷川 眞住, 鯉口 智, 三好 智子, 山名 孝善, 外海 泰秀 ...
    1994 年35 巻4 号 p. 371-379_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    コーヒー生豆中の20種有機リン系, 19種カーバメイト系及び5種ピレスロイド系農薬の分析法を検討し, 残留臭素も合わせてその実態調査を行った. 有機リン系及びピレスロイド系農薬は, 試料からの抽出液を直接GCで測定し, カーバメイト系農薬はシリカゲルカラムでクリーンアップした後, GCで測定した. 本法で測定可能な農薬44種について, 10か国からの11検体の分析を行った結果, 検査対象農薬は検出されなかったが, 残留臭素には高い値のものが見られた. 本法による検出限界は有機リン系農薬で0.001ppm, カーバメイト系及びピレスロイド系農薬で0.01ppm, また残留臭素は0.05ppmであった.
  • 平田 恵子, 広門 雅子, 植松 洋子, 中島 和雄, 風間 成孔
    1994 年35 巻4 号 p. 380-384_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    食品用酵素製剤である市販の微生物プロテアーゼ及びパパインについて, 共通に適用できるタンパク消化力 (酵素活性) 測定方法を検討した. その結果, 基質のカゼインに37°で10分間作用させた時の至適pHは, 真菌プロテアーゼでは3, 6及び8に, 細菌プロテアーゼは7, 8及び10に, パパインは7及び8のいずれかにあった. 反応温度は今回対象の酵素いずれも37°が適していた. 希釈調製液は0.01M塩化ナトリウムに0.002M酢酸カルシウム及び0.002M硫酸カルシウムを含有する溶液を用いることにより, 酵素活性の低下を防ぐことができた. タンパク沈殿試薬は, 酢酸塩を含有するトリクロロ酢酸溶液が適していた. 以上の条件により, 測定した13社35種の微生物プロテアーゼの酵素活性は, 200~1,132,100U/g, 3社3種のパパインの活性力は13,500~167,400U/gであった.
  • 石綿 肇, 杉田 たき子, 山田 隆
    1994 年35 巻4 号 p. 385-389_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    テトラメチルサクシノニトリル (TMSN) は, プラスチック添加剤の熱分解物である. ポリ塩化ビニル等のプラスチック包装食品中のTMSNの分析法について検討した. 包装食品50g又は50mlを水蒸気蒸留し, 留液に内部標準物質としてニトロベンゼンを添加する. 塩化メチレンで抽出し, 抽出液を1mlに濃縮した後, 6N塩酸1mlで3回洗浄して試験溶液とする. この液について, 5% Thermon 1000+0.5%リン酸/Chromosorb W を充てん剤とした1.8mのカラムを用いてNPD-ガスクロマトグラフィーを行う. 本法をプラスチック製容器に包装あるいは充てんされた9種類の食品に適用したところ, 妨害物質は認められなかった. 食品中のTMSNの検出限界は1ppbで, 10~20ppbの添加時の回収率は94.0~104.2%であった. 食品からはTMSMは検出されなかった.
  • 固相抽出法による農産物のクリーンアップ
    佐藤 通子, 菅原 正明, 渡部 津子, 菊池 正行, 三島 靖子, 加藤 丈夫, 小場 正彦
    1994 年35 巻4 号 p. 390-396_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    有機塩素系12農薬及びピレスロイド系4農薬の合計16農薬について, キャピラリーGCによる一斉分析法を検討した結果, 良好な測定条件を見出し, 分析時間の短縮化も計ることができた. 本法は, 試料の前処理におけるクリーンアップ操作について, 従来のフロリジルカラムクロマトグラフィーに代わって固相抽出法を検討した結果, Sep-pak フロリジルと Sep-pak アルミナAとを連結して用いることによりHCHやDDT類のような測定時に早めに分離され, 妨害物質の影響を受けやすい農薬の測定が容易になった. なお, 本操作法を用いた農産物における添加回収率は, δ-HCH及びクロルベンジレートが低く, キャプタンにばらつきが認められた他は, 47.7~103%であった.
  • 高木 加代子, 鈴木 隆, 斎藤 行生
    1994 年35 巻4 号 p. 397-403_1
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    オーストラリア産ルピン豆 (Lupinus angustifolius) 中の有毒アルカロイドのうち, ルパニン, 13-ヒドロキシルパニン, アングスティフォリンについて含有量を調査した. 粉末化した試料にトリクロロ酢酸溶液を加えて抽出し, ジクロロメタンに転溶してトリメチルシリルイミダゾールで誘導体化し, FID-GCで測定し, GC/MSで確認した. 最も多く含有されていたのはルパニンで全粒中2.2~53.5μg/g, ついで13-ヒドロキシルパニンが1.7~34.0μg/g, アングスティフォリンはGC/MSによって痕跡量が検出された. 総アルカロイドがオーストラリアの規制値0.02%を越える試料はなかった.
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