玄米, 白米, コーンスープ試料におけるフモニシンB
1及びB
2の分析法を作成した. 従来法で回収率の低かった玄米, 白米試料では, α-アミラーゼにより消化する操作を加えることにより, 白米試料に0.5μg/g添加した場合, フモニシンB
1及びB
2の平均回収率が各々91%及び94%となった. また, 試料がコーンスープの場合, α-アミラーゼ及びβ-マンノシダーゼ処理を加えることにより, コーンスープに0.5μg/g添加した場合, フモニシンB
1及びB
2の平均回収率が各々90%及び92%に増加した. 定量限界はフモニシンB
1及びB
2とも玄米及び白米は0.05μg/g, コーンスープは0.01μg/gであった.
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