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豊田 正武
1996 年 37 巻 5 号 p.
247-259
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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吉田 精作
1996 年 37 巻 5 号 p.
260-265_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
シロアリ防除家屋での精白米への有機塩素剤オクタクロロジプロピルエーテル (S-421) の吸着を調査した. 防除後18か月目から15か月間の調査をした家屋Aでは, 精白米中S-421濃度は0.0009~0.0091mg/kgで, 夏に高く, 冬に低かった. 防除後3か月目から1年間の調査をした家屋Bでは, 精白米中S-421濃度は0.22~0.58mg/kgであり, 防除1年後の夏に高値を示した. 家屋Bで同時に散布したクロルピリホスとピリダフェンチオンの精白米中濃度はそれぞれ0.007~0.021mg/kg, 0.0001mg/kg未満であった. S-421の吸着した精白米を水で3回洗浄 (研ぐ) し, 電気炊飯器で炊飯すると, もとの71%のS-421が除去された.
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片平 理子, 別府 道子
1996 年 37 巻 5 号 p.
266-271_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
エタノール浸漬処理によるバレイショの萌芽を抑制する方法の実用化に向け, 安全性の検討を行った. 飼料組成のデンプンとして, 市販のα化バレイショデンプン, エタノール処理により萌芽抑制したバレイショから調製した粉末, 及び未処理バレイショ粉末で作成した3種の飼料をラットに12週間投与し, 成長や各種検査結果を比較した. ラットの体重や一般状態, 各臓器重量, 血液検査, 血液生化学検査, 尿検査のほとんどの項目に各群間に有意な差はなかった. 更に, 肝臓・腎臓の病理組織学的検索でも異常は認あられず, エタノール処理により萌芽抑制したバレイショは, 本試験で検査した範囲においては毒性は認められず, 食用としての利用も可能であることが示唆された.
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河村 葉子, 三浦 麻記子, 杉田 たき子, 山田 隆, 武田 明治
1996 年 37 巻 5 号 p.
272-280_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
ポリエチレン製品中に残存する酸化防止剤18種類及び紫外線吸収剤10種類のHPLCによる簡便な一斉分析法を開発した. 浸漬及び超音波による抽出法を検討し, シクロヘキサン-2-プロパノール混液 (1:1) を用い, 370℃で一晩浸漬により抽出することとした. また抽出液を濃縮後, 温MeCNに溶解することによりオリゴマーを除去した. HPLCは逆相カラムを用いてMeCN-水混液でグラジエント溶出し, UV225nmで検出した. 回収率は20μg/g添加で86.8~127.0%, 100μg/g添加で70.4~93.6%, 定量限界は2.0~10.0μg/gであった.
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石川 ふさ子, 斉藤 和夫, 中里 光男, 藤沼 賢司, 守安 貴子, 友松 俊夫
1996 年 37 巻 5 号 p.
281-287_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
食品中のタール色素 (許可色素12種, 不許可色素9種, 計21種) の前処理法及び定量法について検討した. 前処理は固相抽出カートリッジとして Sep-pak Vac C
18を用い, 50% MeOHで18種の色素を溶出し, 次いでMeOHでおもにR3, R104, R105を溶出して, 色素を二分画した. それぞれの画分は可視部検出器を用いてイオン対HPLCで定量した. 各色素を清涼飲料水, ゼリー及びキャンディへ10μg/gになるように添加したときの回収率は, それぞれ85~103%, 76~99%, 73~103%であった. また漬物からの回収率は色素によりばらつきが認められた. 検出限界は0.1~0.5μg/mlであった.
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山本 千佳代, 中村 宗知, 木船 信行, 前川 吉明
1996 年 37 巻 5 号 p.
288-294_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
農産物中の酸化フェンブタスズ及びシヘキサチンのGCによる同時分析法について検討した. 酢酸-ジエチルエーテル (1:99) で抽出し, エチルマグネシウムプロミドでエチル化後, フロリジルミニ充てんカラムで精製した. 測定は, キャピラリーカラムを用いFPD (Sn フィルター) により行った. 各種農産物に0.5ppmの濃度で添加して得られた回収率は80~105%であった. また検出限界は, 酸化フェンブタスズ0.05ppm, シヘキサチン0.02ppmであった.
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吉川 賢太郎, 稲垣 勝裕, 寺下 隆夫, 獅山 慈孝, Delbert M. SHANKEL
1996 年 37 巻 5 号 p.
295-300_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
ナス果中のフェオフィチンは
S. typhimurium TA98 を供試菌として, 2-AA, 2-AF, MeAαC, Trp-P-2, 2-NF などの変異誘起物質に対しその変異原性を30~40%抑制した. Trp-P-2にフェオフィチンを作用させた紫外, 可視域の吸収スペクトル分析ではTrp-P-2及びフェオフィチンの吸収スペクトルに減少が認められた. その反応はTrp-P-2-フェオフィチンの弱い複合体を形成しているようであり, 抗変異原性試験の結果と一致した. 一方, フェオフィチンのフォルビン骨格であるフェオホルバイドにもTrp-P-2に対する抗変異原性が認められることから, それはピロール環に由来することが示唆された.
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任 恵峰, 林 哲仁, 陳 平, 王 亜軍, 劉 徳広, 後藤 純雄, 遠藤 英明, 渡辺 悦生
1996 年 37 巻 5 号 p.
301-307_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
中国産ドライソーセージ (紅腸) の変異原性の製造段階別変化を, 前進突然変異試験法によって調べた. ソーセージ加工の最初の工程である塩漬け段階で, かなり高い変異原性が検出されたが, 煮熟後は一度低くなり, その後くん煙時間が長くなるに連れて再び増加した. 煮熟後のソーセージの表面と内部における変異原性増加率には顕著な差はなく, 最終製品の変異原性には煙の変異原性成分よりも, 加熱による影響の方が大きいと思われた. 次に添加香辛料が, 製品の変異原性に及ぼす影響を見るために, 標準処方の他に, にんにくとこしょうをそれぞれ5倍ずつ配合した試作品を調製した. その結果, にんにくとこしょうのいずれも程度の差はあっても, 変異原性の促進と抑制という両面性を有していることが示された.
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辻 澄子, 柴田 正, 西島 基弘, 深澤 喜延, 黒田 弘之, 後藤 宗彦, 坂部 美雄, 三島 靖子, 大城 善昇, 佐藤 稔, 中村 ...
1996 年 37 巻 5 号 p.
308-318_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
化学的合成添加物のうち食品成分としても存在する49種について, マーケットバスゲット方式により市販加工食品原料中の含有量を測定した. アミノ酸及び有機酸等の各加工食品原料群中の含有量は100μg/g以上を示すものがあり, ばらつきも大きかった. 加工食品中の含有量から原料中の含有量を差し引くことにより, 食品加工の際に添加して加工食品中に残存している添加物量を推察し, 1日摂取量を推定した. 食品加工の際に添加された化学的合成添加物の日本人1人当たりの1日摂取量の総量は推定で約3gとなった.
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大口 克志, 高原 ひろみ, 松本 真里子, 中島 千絵, 城戸 靖雅
1996 年 37 巻 5 号 p.
319-324_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
スペクチノマイシン (SPCM) の
p-ニトロフェニルヒドラジン (
p-NPH) プレカラム誘導体化HPLCによる残留分析法を検討した. 試料 (筋肉, 脂肪, 肝臓, 腎臓, 小腸, 鶏皮膚, 血漿) をEDTA-2Na飽和10%トリクロロ酢酸で抽出し, Sep-pak tC
18カートリッジでクリーンアップした後, SPCMを
p-NPHで誘導体化し, HPLC (カラム: TSK-gel ODS 80T
M, 移動相: MeCN-水-酢酸 (73:20:0.5, v/v/v), UV (420nm)) により分析した. 鶏及び豚組織への添加回収率は, それぞれ73~97%及び75~87%, 検出限界は0.05μg (力価)/gであった. ブロイラー及び豚にSPCMを投与し, 開発した分析法により臓器・組織中のSPCM残留の経時的推移を調査した.
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石光 進, 梅本 美佳, 三島 郁子, 辻 澄子, 柴田 正
1996 年 37 巻 5 号 p.
325-328_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
食用色素アルミニウム (Al) レーキ中のバリウム (Ba) 試験法へのICP発光分析法の適用について検討した. 市販の5種の色素Alレーキについて種々の試料溶液調製法を用いて検討した結果, 操作性の点から硝酸を用いる方法が最適であった. 5種の色素Alレーキ中のBa含量はAlレーキ1g中18.5~21.6μgであった. Baは色素Alレーキ中で不溶性の化合物として存在していたが, 色素Alレーキを硝酸で溶解させることにより, 定量性のある結果が得られた. ICP発光分析法は色素Alレーキ中のBa含量を測定するたあの分析法として優れていることが示された.
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中村 優美子, 津村 ゆかり, 外海 泰秀, 柴田 正
1996 年 37 巻 5 号 p.
329-336_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
2種のGPCカラム, すなわち Optima™ GPC カラムと Envirosep-ABC カラムを用い, 97種農薬及び食品由来成分である脂質, クロロフィル, β-カロチンのGPCでの溶出パターンを比較検討した. 全農薬は Optima™ GPC カラムでは37.5~87.5ml (7.5~17.5分) の画分に, Envirosep™-ABC カラムでは65.0~140ml (13.0~28.0分) の画分に溶出した. 最も溶出の早いのはフルバリネート, 最も遅いのはキノメチオネートであった. 上記の画分を分取すると仮定すると, Optima™ GPC カラムでは玄米脂質の65.1%, ほうれんそう中クロロフィルの40.5%, Envirosep™-ABC カラムでは玄米脂質の62.0%, 大豆脂質の77.4%, ほうれんそう中クロロフィルの30.5%, にんじん中β-カロチンの10.7%が除去可能であった.
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杉山 英男, 寺田 宙, 出雲 義朗, 前田 憲二, 宮田 昌弘, 渡辺 芳則, 伊藤 澄夫
1996 年 37 巻 5 号 p.
337-340_1
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
旧ソ連, ロシアによる極東及び北洋両海域への放射性廃棄物投棄並びにロシア国内の核燃料再処理施設事故に関連して, 検疫所において, 多核種を同時定量できるγ線計測システムの確立を図り, ロシア産輸入食品の放射能分析に適用した. 同一試料 (干しいたけ, ペパーミント, 日本茶と放射能標準溶液) による機関間の相互比較分析より, マリネリ容器 (容積1L) を用いることにより灰化処理を要せずに, 一般食品に含まれる0.1-10Bq/kgレベルの放射性Cs並びに他のγ線放出核種を同時定量しうることが認められた. ロシア産輸入食品29試料に含まれる
137Csは低い放射能レベルにあり, 最高値はそばの0.19Bq/kgであった. また, 他の人工放射性核種は検出されなかった.
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黒川 雄二, 梅村 隆志
1996 年 37 巻 5 号 p.
341-342
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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松浦 洋文
1996 年 37 巻 5 号 p.
J231
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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原 幸輔
1996 年 37 巻 5 号 p.
J231a-J232
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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櫻田 フジト
1996 年 37 巻 5 号 p.
J232-J233
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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木村 正人
1996 年 37 巻 5 号 p.
J233-J234
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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大滝 俊彦
1996 年 37 巻 5 号 p.
J234-J235
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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島田 光正
1996 年 37 巻 5 号 p.
J235-J236
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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岡田 博志
1996 年 37 巻 5 号 p.
J236-J237
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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工藤 雅志
1996 年 37 巻 5 号 p.
J237-J238
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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大森 聖円
1996 年 37 巻 5 号 p.
J238-J239
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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大森 聖円
1996 年 37 巻 5 号 p.
J239-J240
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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山口 哲弘
1996 年 37 巻 5 号 p.
J240-J241
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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高橋 俊幸
1996 年 37 巻 5 号 p.
J241-J242
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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渡辺 節
1996 年 37 巻 5 号 p.
J242-J243
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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宇野 和生
1996 年 37 巻 5 号 p.
J243-J244
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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島田 光正
1996 年 37 巻 5 号 p.
J244-J245
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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吉永 光宏
1996 年 37 巻 5 号 p.
J245-J246
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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高橋 俊幸
1996 年 37 巻 5 号 p.
J246
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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緒方 郁子
1996 年 37 巻 5 号 p.
J247-J248
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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肥前 昌一郎
1996 年 37 巻 5 号 p.
J248-J249
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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江口 裕
1996 年 37 巻 5 号 p.
J249-J250
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー
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森 千恵子
1996 年 37 巻 5 号 p.
J250-J251
発行日: 1996/10/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル
フリー