市販の魚, 酪農食品, 野菜, 果実など26種食品119試料についてダイオキシン類等の汚染レベルを調査した. 当量濃度 (TEQ pg/g: ppt) は, 魚類が平均1.600ppt (0.121~10.397ppt), スズキの1例は10pptを超えた. 肉類はAv 0.295ppt (0.011~2.960ppt) で, 濃度は牛肉, 鶏肉, 豚肉の順であった. 牛乳はAv 0.050ppt (0.012~0.081ppt), チーズAv 0.179ppt (0.059~0.263ppt) であった. 米, さつまいも, 豆類, りんごは, Av 0.015ppt以下で, きゅうり, 長ねぎ, 白菜, 椎茸もAv 0.021ppt以下であった. 小松菜はAv 0.144pptで, ほうれん草はAv 0.189pptと最も高い.
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