巻号一覧
40 巻, 1 号
選択された号の論文の15件中1～15を表示しています
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三森 国敏1999 年 40 巻 1 号 p. 1-6
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
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品川 邦汎1999 年 40 巻 1 号 p. 7-18
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
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水田 満里, 山田 圭一, 高田 久美代, 島岡 真佐子, 高山 晴義, 大内 晟1999 年 40 巻 1 号 p. 19-22_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー麻痺性貝毒原因プランクトンの密度とカキ, ムラサキイガイ及びホタテガイの毒の蓄積と低下の違いについて検討した. 原因プランクトンの発生数と貝の毒力の上昇パターンは相似したが, 毒力は貝種によって大きく相違し, カキに比べてムラサキイガイとホタテガイが約3倍高かった. プランクトンが消滅した後の毒力の低下はカキが非常に速く, 次いでムラサキイガイが速かったが, ホタテガイは長期間毒化が続いた. 貝体内の毒組成はプランクトンの増殖期はプランクトンの毒組成を反映しているが, 消滅して毒力が低下するにつれて代謝によると思われる毒成分の経日変化がみられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (609K) -
鈴木 薫, 青木 葉一, 城戸 靖雅, 辻 章夫, 伊藤 克敏, 前田 昌子1999 年 40 巻 1 号 p. 23-28_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリールテニウム錯体 (Ru (bipy)32+) を発光試薬とする電解化学発光HPLCをニューキノロン剤4剤について検討したところ, オフロキサシン (OFLX) が最も強い発光を示した. そこでOFLXの鶏臓器組織中の残留分析への応用について検討した. 試料はリン酸塩緩衝液 (pH 12)-アセトニトリル混液で抽出し, ヘキサンとの液々分配でクリーンアップした後, 濃縮乾固して試料溶液を調製した. 試料からのOFLXの平均添加回収率は66～102%, 検出限界は0.01μg/gであった. 同時に測定した蛍光HPLCとの相関も良好であった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (725K) -
新藤 哲也, 牛山 博文, 観 公子, 安田 和男1999 年 40 巻 1 号 p. 29-35_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー市販及び野生キノコ合計54種85検体のシアン含有量を調査した結果, 18種44検体からシアンが検出された. 市販キノコではニオウシメジが最も多く86～283μg/g (n=11) のシアンが検出された. 次いでマイタケで1.8～46μg/g (n=6) 及びシロアワビタケで1.1～26μg/g (n=7) と高い値であった. 採取した野生のキノコでは1.0μg/g以上のシアンを検出したものはみられなかった. また, キノコ中のシアンは遊離型で存在していると推察した. ニオウシメジを網焼きした場合, やや焼きすぎの6分間加熱でも加熱前の65%のシアンが残存した. また, 水煮した場合でも, キノコ中に27%が残存し, 煮汁に19%が溶出した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (828K) -
信原 陽一, 平野 哲, 東 幸雅, 伊達 勝廣, 大野 克利, 田中 和永, 松代 創一郎, 櫻井 敬展, 塩澤 聡, 千葉 勝, 山田 ...1999 年 40 巻 1 号 p. 36-45_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリーポリスチレン製カップ麺容器から微量に溶出することが確認されているスチレンオリゴマーの内分泌攪乱作用の有無を検証することを目的として, スチレンモノマー (SM), ダイマー (SD) 3検体及びトリマー (ST) 3検体のラットエストロゲン受容体結合試験, ラットアンドロゲン受容体結合試験, ヒト乳ガン細胞MCF-7増殖試験, ラット精巣細胞ステロイドホルモン生合成試験及び幼若ラット子宮肥大試験を実施した. その結果, SM及び被験物質はいずれも上記の試験項目において作用を示さず, 内分泌錯乱作用を有さないと推察された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1191K) -
村上 りつ子, 山本 和則, 野口 玉雄1999 年 40 巻 1 号 p. 46-54_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー茨城県産3種の二枚貝 (ムラサキイガイ, チョウセンハマグリ, ウバガイ) について, 1990年から1998年にかけて麻痺性貝毒 (PSP) 毒性を調べるとともに, HPLCによりPSP組成に検討を加えた. 毒化は3月から5月の間に毎年あるいは隔年にみられ, その消長には貝の種類による差がみられた. HPLC分析の結果, 貝の種類によらず, プロトゴニオトキシン (PX) 1,2及びゴニオトキシン (GTX) 1～4が検出されたが, それらの相対量比は貝の種類に特徴的で, 内臓部と筋肉部の間でも差がみられた。一方, 採取時期が遅くなるにつれ, 相互にエピマー関係にあるGTX1及びGTX4での平衡化が3種の貝に共通してみられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (963K) -
村上 りつ子, 山本 和則, 野口 玉雄1999 年 40 巻 1 号 p. 55-61_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー麻痺性貝毒 (PSP) により毒化しだ茨城県産ウバガイ Pseudocardium sachalinensis の各部位につき, 毒組成をHPLCにより検討した. 各部位のPSP成分はすべてプロトゴニオトキシン (PX) 及びゴニオトキシン (GTX) 1～4からなっていた. その相対量は中腸腺や生殖腺などの内臓部と閉殻筋, 斧足などの筋肉部では大きく異なっていた. 特に, N1位にOH基をもつGTX (1, 4) の量は, 内臓部では筋肉部に比べ明らかに低い値を示した. GTX (2, 3) に対するGTX (1, 4) の量比が最も低い値を示した内臓部の抽出液に新たにGTX (1, 4) を添加したところ, 酵素反応によると思われるGTX (2, 3) への変換がみられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (687K) -
萩原 輝彦, 安野 哲子, 鈴木 助治, 斎藤 和夫1999 年 40 巻 1 号 p. 62-67_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー液体クロマトグラフィー/大気圧化学イオン化-質量分析法 (LC/APCI-MS) を用い, チョコレート, しょう油及び味噌中のアスパルテーム (APM) 及びこれまでLC法で分析できなかったジケトピペラジン (DKP) の選択イオンモニタリングによる分析法を検討した. APM及びDKPは水抽出してpH調整後固相抽出 (C-18) を行い, 内標準物質 (O-ヒドロキシベンズアミド) とともにLC/MSで分析した. 分析カラムとして Inertsil C-4 (150mm×4.6mm i. d.), 移動相には20%メタノール含有ギ酸アンモニウム緩衝液 (0.5mol/L, pH 4.0) を使用した. 食品中に40μg/gずつ添加した時の回収率はAPMで57～83%, DKPでは69～101%であり, 定量下限はそれぞれ5μg/gであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (700K) -
吉井 公彦, 津村 ゆかり, 中村 優美子, 石光 進, 外海 泰秀, 土屋 鍛, 木村 実加, 関口 幸弘1999 年 40 巻 1 号 p. 68-74_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー穀類に使用される農薬をSFEで一度に抽出し, Extrelut®+C18で脱脂, GPC及びSep-Pak® フロリジルでクリーンアップした後, HPLC (フォトダイオードアレイ検出器及び蛍光検出器付き) 又はGC (FPD, FTD, ECD, MS) で測定する一斉分析法を検討した. また, 本法を輸入小麦及びとうもろこしに適用し, マラチオン, クロルピリホスメチル, フェニトロチオン, シフルトリンがGC及びGC/MSで定量, 確認された. また, HPLCでエトフェンプロックス, ジフェノコナゾール, イプロジオンが検出された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (758K) -
大野 智也佳, 大瀧 勝, 森 喜一, 久松 由東, 中澤 裕之1999 年 40 巻 1 号 p. 75-79_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー農産物中に残留する含リンアミノ酸系除草剤ビラナホス, グルホシネート及びグリボサートの蛍光検出HPLCを利用した多成分同時分析法を開発した. 農産物中の対象除草剤を水抽出し, Sep-Pak PS-2 Plus 及び Bakerbond spe (スルホン酸型) カートリッジを用いてクリーンアップを行った. 誘導体化試薬にクロロギ酸9-フルオレニルメチルを使用して対象物質を蛍光誘導体化することにより, 蛍光検出HPLCを利用して3成分同時に測定できた. 2.0ppm添加時における回収率は69.7-126.8%, 検出限界は0.02-0.04μg/gであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (580K) -
渕 祐一, 帆足 喜久雄, 赤枝 宏, 牧野 芳大, 野口 玉雄1999 年 40 巻 1 号 p. 80-89_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー筋肉摂食による死者1名を含む食中毒事例が過去にある大分県国東沿岸産ヒガンフグ及びコモンフグについて, 部位別及び季節別の毒性を検討した. 1983～96年に漁獲されたヒガンフグ46個体とコモンフグ34個体中, 筋肉の有毒率及び最高毒力はヒガンフグが6.5%及び55MU/g, コモンフグが41.2%及び84MU/gであった. 食用不可とされる三陸沿岸産の両種より筋肉の毒性は低いものの, ヒガンフグは毒力の個体差が著しく, コモンフグは活魚でも有毒率が高いことから, 食用に供するには検討を要する魚種と考えられた. また, 両種とも皮膚, 肝臓及び卵巣の毒力相互間に相関関係が認められた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (967K) -
舘野 つや子, 影山 百合子1999 年 40 巻 1 号 p. 90-97_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー牛乳の多環芳香族炭化水素 (polycyclic aromatic hydrocarbons: PAH) の分析方法の改良及び実態調査を行った. 著者らの従来からの一般食品中のPAHの分析方法による牛乳の分析では, 液々抽出の操作段階で分離が困難であった. しかし, ソックスレー抽出器の代わりに液体抽出器を用いることにより, 次の液々抽出操作が省略でき, 分析時間が24時間だったものが, 約16時間に短縮できた. 16種類のPAH添加回収実験の回収率は平均73～117%であった. 市販牛乳及び生牛乳45試料中のPAH検出量はND～10.75ppbであった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (840K) -
豊田 正武, 内部 博泰, 柳 俊彦, 河野 洋一, 堀 就英, 飯田 隆雄1999 年 40 巻 1 号 p. 98-110_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー全国7地区から集めたトータルダイエット試料 (1997年度) を用い, 14食品群別及び総摂取量を調べた. 1日摂取量は, PCDDs+PCDFsが平均48.0±11.7pg TEQ/人 (29.9～69.5pg TEQ/人), Co-PCBsが平均72.7±21.6pg TEQ/人 (37.7～102.2pg TEQ/人) で, Co-PCBsを含めた1日総摂取量は平均120.7±31.3pg TEQ/人 (68.7～158.8pg TEQ/人) で, 体重kg当たりでは平均2.4±0.6pg TEQ/kg/day (1.4～3.2pg TEQ/kg/day) であった. 食品群別摂取割合は, 10群 (魚介類) 62.4%, 11群 (肉・卵類) 17.3%, 12群 (乳・乳製品) 7.8%で, その他12.5%であった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1443K) -
豊田 正武, 飯田 隆雄, 堀 就英, 柳 俊彦, 河野 洋一, 内部 博泰1999 年 40 巻 1 号 p. 111-121_1
発行日: 1999/02/05
公開日: 2009/12/11
ジャーナル フリー市販の魚, 酪農食品, 野菜, 果実など26種食品119試料についてダイオキシン類等の汚染レベルを調査した. 当量濃度 (TEQ pg/g: ppt) は, 魚類が平均1.600ppt (0.121～10.397ppt), スズキの1例は10pptを超えた. 肉類はAv 0.295ppt (0.011～2.960ppt) で, 濃度は牛肉, 鶏肉, 豚肉の順であった. 牛乳はAv 0.050ppt (0.012～0.081ppt), チーズAv 0.179ppt (0.059～0.263ppt) であった. 米, さつまいも, 豆類, りんごは, Av 0.015ppt以下で, きゅうり, 長ねぎ, 白菜, 椎茸もAv 0.021ppt以下であった. 小松菜はAv 0.144pptで, ほうれん草はAv 0.189pptと最も高い.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1208K)
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