名種病原細菌の生食用カット野菜における増殖及び各種有機酸によるこれら細菌の増殖抑制効果について検討した. 50℃4日, 10℃2~3日及び25℃1日保存のだいこんにおいて
Yersinia enterocolitica, 5℃3日, 10℃3日及び25℃1日保存のダイコンにおいて,
Yersinia pseudotuberculosis, 10℃3日保存のダイコン並びに25℃1日保存のキャベツ及びニンジンにおいて
Listeria monocytogenes, 10℃3日保存のキュウリ並びに25℃1日保存のキュウリ, キャベツ, レタス, ダイコン及びニンジンにおいて
Escherichia coli O157の増殖が認められた. フマル酸処理することにより
L. monocytogenes,
E. coli O157及び
S. aureus の増殖抑制が10℃保存の場合2日間観察された.
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