食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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41 巻, 4 号
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報文
  • 根本 了, 佐々木 久美子, 衛藤 修一, 斎藤 勲, 酒井 洋, 高橋 哲夫, 外海 泰秀, 永山 敏廣, 堀 伸二郎, 前川 吉明, 豊 ...
    2000 年41 巻4 号 p. 233-241
    発行日: 2000/08/25
    公開日: 2008/01/11
    ジャーナル フリー
    農作物からアセトニトリル抽出後, GPC及びカートリッジカラムによるクリーンアップを行い, GC/MS (SIM) 測定する110農薬の一斉分析法を作成した. 6農作物に4又は5分析機関で添加回収試験を行った結果, 各農薬の回収率データ中70~120%の良好な結果を示したデータが全体の70%以上を占めた農薬は77種であった. 各農薬の検出限界値は0.0004~0.08μg/g以下であった.
  • 高野 伊知郎, 永山 敏廣, 小林 麻紀, 伊藤 正子, 田村 康宏, 高田 千恵子, 木村 奈穂子, 北山 恭子, 安田 和男
    2000 年41 巻4 号 p. 242-245
    発行日: 2000/08/25
    公開日: 2008/01/11
    ジャーナル フリー
    大豆中グリホサートの迅速分析法を作成した. グリホサートをホウ酸緩衝溶液で抽出した. 抽出液にオルトフタルアルデヒド及びメルカプトエタノール混合溶液を加えて大豆由来のアミノ酸類を反応させた後, 吸着型グラファイトカーボン及びODS系カートリッジカラムを用いて除去した. 精製したグリホサートをイオンペアーモードのポストカラム蛍光検出HPLCにより, 迅速に分析した. 本法は従来法に比べ, 簡便な操作で, 効率良く大豆中のグリホサートを精製できることから, 日常の検査業務における大豆中のグリホサート分析に実用的な方法と考える.
  • 河村 葉子, 前原 玉枝, 鈴木 隆, 山田 隆
    2000 年41 巻4 号 p. 246-253
    発行日: 2000/08/25
    公開日: 2008/01/11
    ジャーナル フリー
    GC/AEDを用いた9種類の有機スズ化合物の分析法を検討したところ, 選択性が極めて高く, しかも検出限界は標準溶液で1pgと高感度であった. 食品用器具・容器包装及び玩具を分析したところ, ポリ塩化ビニル (PVC) 製容器では全検体から安定剤のジオクチルスズ (DOT) が検出され, 残存量はほぼ数千μg/gであった. 更にその不純物や分解物のモノ及びトリオクチルスズ (MOT及びTOT), ジブチルスズ (DBT) などが検出され, ジメチルスズの残存もみられた. また, PVC製手袋からDOT, MOT, TOT, シリコーン加工クッキングシートからDBT, モノ及びトリブチルスズが検出された. PVC製容器のDOT及びDBTは比較的溶出しにくいが, 手袋及びシートからは極めて容易に溶出した.
  • 津村 ゆかり, 石光 進, 中村 優美子, 吉井 公彦, 岡田 舞, 外海 泰秀
    2000 年41 巻4 号 p. 254-260
    発行日: 2000/08/25
    公開日: 2008/01/11
    ジャーナル フリー
    各種食品試料中のフタル酸エステル類 (PhE) 11種及びアジピン酸ジ(2-エチルヘキシル) (DEHA) を同時に定量する方法を検討した. 試料50gをアセトン, 次いで酢酸エチル/n-ヘキサン (1 : 2) 混液で抽出し, アセトニトリル/n-ヘキサン分配及びフロリジルカラムによって精製し, GC/MS (SIM)で定量した. 実験操作過程で混入するPhEによる操作ブランク値の低減化を図った結果, その値はフタル酸ジ(2-エチルヘキシル) (DEHP) が4.3~12.1ng/g相当, フタル酸ジn-ブチルが不検出 ~9.2ng/g相当になった. 市販弁当, ばれいしょ, 精白米, バターへの12化合物の添加回収率は55.9~107.3%であった. 9種23検体の市販食品を分析した結果, 弁当から54~272ng/g, バターから324~1,008ng/gのDEHPが検出された. DEHP以外のPhE及びDEHAも検出される場合があった.
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