食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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47 巻 , 1 号
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報文
  • 貞升 健志, 田部井 由紀子, 新開 敬行, 長谷川 道弥, 金子 誠二, 平井 昭彦, 仲真 晶子, 石崎 直人, 小田桐 恵, 鎌田 信 ...
    2006 年 47 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2008/08/04
    ジャーナル フリー
    市販マヨネーズ中の効率的なCoxiella burnetii 検出法を開発した.50 gのマヨネーズよりNaCl濃度2.0 mol/Lリン酸緩衝液で,分液漏斗を用い4回抽出を行いC. burnetii を含む分画を得た.得られた抽出液を20,000×g,60分間遠心後,遠心沈渣より市販の抽出キットを用いDNAを抽出し,抽出したDNAをcom1 遺伝子領域を標的とするrealtime-PCRにより定量した.C. burnetii Nine Mile株II相菌1×107個を用い,市販されている2種類のマヨネーズに添加後,抽出したDNAをcom1 遺伝子領域を標的とするrealtime-PCRにより定量し,回収率を求めたところ,回収率はそれぞれ 85.0±6.0%, 72.0±0.4%であった.また,検出限界はマヨネーズ50 g当たり500個であった.さらに,東京都内で市販されているマヨネーズ50製品を対象にnested-PCRおよびrealtime-PCRによる検査を実施した結果,C. burnetii 遺伝子を検出した例はなかった.
  • 門間 公夫, 森内 理江, 鷺 直樹, 市川 久次, 佐藤 和恵, 戸部 敞, 鎌田 国広
    2006 年 47 巻 1 号 p. 9-14
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2008/08/04
    ジャーナル フリー
    東京都内で入手したトウモロコシ穀粒およびトウモロコシ加工食品について定性PCR法でCBH351トウモロコシの検査を実施した.スクリーング試験では103検体中29検体(28.2%)が陽性を疑わせる結果であった.しかし確認試験ではCBH351トウモロコシは検知されず,スクリーニング試験の結果は偽陽性反応であることが明らかになった.この原因としてはスクリーニング試験用プライマーCaM03-5'とCBH02-3'の塩基配列に起因する可能性が示唆された.スクリーニング試験における偽陽性反応を避けるため新たにプライマーの設計を行った結果,特異性が高く感度の良いプライマー対TMC2-5'-TMS2-3'が得られた.
  • 渡邉 敬浩, 笠間 菊子, 菊地 博之, 鈴木 達也, 時下 祥子, 坂田 こずえ, 松木 容彦, 日野 明寛, 穐山 浩, 米谷 民雄
    2006 年 47 巻 1 号 p. 15-27
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2008/08/04
    ジャーナル フリー
    遺伝子組換えトウモロコシ(Mon810系統)の定量PCR法を対象とした外部精度管理を目的に,共同試験を実施した.回収した分析結果ならびに調査項目を詳細に解析した結果,LightCyclerを使用した2機関ともに異常値が認められた.その原因について追検証した結果,機器あるいはPCR試薬が測定値の繰返し再現性に影響を与え,これが直接の原因となってMon810含量が異常値を示した可能性が示唆された.それ以外に異常値を報告した機関については,抽出DNAの影響が強く示唆された.これらの解析を行うに当たり,内在性遺伝子の測定値を指標とすることが有効であると考えられた.また,共同試験に際し改良したシリカゲル膜タイプキット法により,より簡便に,かつ短時間で安定した量のDNAを抽出することが可能となった.
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