食品衛生学雑誌
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5 巻 , 1 号
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  • 鈴木 昭
    1964 年 5 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    ブドウ球菌による集団発生例75例およびわれわれが直接関係した29例について種々検討し, 併せて当研究室に送付されたブ菌食中毒由来株のファージ型別による成績および代表的な2例と某給食従事者のブ菌の保菌状態を調査してつぎのような結果を得た.
    1) 昭和36年に全国に発生したブ菌による事例のうち約半数が集団例で, その原因食はそれぞれ摂食場所, 調理場所に特色があり, 一般的に菓子類, おにぎり類, 折詰弁当等で, その汚染源はいずれもそれを調理した者等が病原性ブ菌の保菌者であり, それから移行増殖したものである.
    2) 調製から摂食までの時間と食中毒発生の関係は4時間以内に摂食したものからは中毒発生がなく, その大部分は10時間以上のものからである.
    3) ファージにより汚染源の追求等が効果的に行なわれ, その真原因の検索に威力が発揮されているが, その原因菌の決定にはやはり, 疫学的調査等の結果との総合的な判断によるべきである.
    4) 衛生設備の優秀な給食場の従業員でも病原性ブ菌の保菌者は約30%以上も存在し, なかには相当長期にわたり排菌し常に食中毒発生の危険性があり, これに対する対策が確立されるべきである.
  • 川北 兵蔵
    1964 年 5 巻 1 号 p. 8-15
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 山田 道治
    1964 年 5 巻 1 号 p. 16-19
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 戸部 敬哉, 鶴田 理
    1964 年 5 巻 1 号 p. 20-26
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    (1-D) (2-B) の組み合わせによる実験操作法を記述して結論とする. 斜面培地に一定期間培養して, 分生胞子が充分生育した糸状菌へ, 滅菌蒸留水10mlを加えて, 白金耳でよくかきとる. これを滅菌口綿でろ過したのち, 適当に希釈する. 一方, 三角フラスコに入れて乾熱滅菌した5mmのラッシヒリング960個に上記希釈液10mlを加え, さらに2gの乾熱滅菌したバーミキュライトを入れて, ラッシヒリング1個当りに付着する胞子数ができるだけ均一につくようにする. のち, これらが, お互いに重なり合わないようにCaCl2上に一面に拡げて, 約20分乾燥する. これから, 80個ずつとって, 一部は所定の方法でクン蒸したのち, また一部はそのまま, 20mlの滅菌蒸留水中に入れ, さらに7mlの寒天培地を加え, シャーレ上でよく混合して固定する. この操作を1個の胞子浮遊当り, 4枚のシャーレについて行なう. 胞子浮遊液の数は, 無処理区は4個, クン蒸区は1個用いる. 固定培地を一定期間培養して出てくるコロニー数を各シャーレごとに数えて, 集計し, この平均値より, 胞子浮遊液中の生菌数を推定し, ついで死滅率を計算する.
  • 戸部 敬哉
    1964 年 5 巻 1 号 p. 27-32
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    臭化メチルのガス濃度が, 100%, 90%, 70%, 50%, 30%の場合, またクロルピクリンのガス濃度が1.86%, 0.93%の場合に, Asp. oryzaePen. islandicumを用いて, 作用時間と死滅率曲線を, また作用時間が20分のときの臭化メチル-Asp. oryzaeの系について投薬量と死滅率曲線を求めた. その結果, これらの型はいずれもsigmoid型であることが確認された. そこで, “本分布が作用時間または投薬量そのものに対して正規分布する”という仮設をX2-testで検定したところ, 大半の実験においては, 本仮設が採択された.
    一般に, 微生物または害虫の作用時間と死滅率の関係は, 過去の文献にみられるごとく, sigmoid型 (殺虫剤-昆虫) と指数型 (薬液-細菌) に律せられるが, 本実験において用いたクン蒸剤と糸状菌胞子の関係が, 上述のごとく, sigmoid型であることは興味がある. しかも, これは作用時間そのものに対して正規分布する. この傾向は, 投薬量と作用時間の関係においても全く同じである. したがって, 正規分布の概念はそのまま適用されるわけで, 実用的クン蒸条件の決定, または効力の表示法等に多くの示唆を与えることができる.
  • 新谷 いさお, 山本 昭雄
    1964 年 5 巻 1 号 p. 33-38
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    1) 家庭用6種, 業務用7種, 計13種を試料として冷蔵庫, フ卵器の中にそれぞれ5°, 30°に12か月保って毎月, AV, POVを測定した.
    2) 5°貯蔵試料は安定であったが, 30°はAV, POVとも非常に増加し, とくに業務用において著しかった.
    3) 乳成分の存在は, 品質保持に好結果を与えるが, リノール酸含量の多いものは変質しやすい.
    4) 回収油についてみると変質の程度に応じてSV上昇し, IV, 色相は逆に減少する. またβカロチンの方が合成色素より退色しやすい.
    5) 今回の実験では, 変質と水分との間に関連性は見られなかった.
  • 古武 彌三, 小野 忠義
    1964 年 5 巻 1 号 p. 39-43
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    B12同族体はAnimal protein factorと呼ばれ, 植物性食品には含有されないように考えられているが, 量的には少ないが, 泥中に育つクワイ, レンコン, ジュンサイ, 土壌に育つものではタケノコのなかに含まれることを明らかにしえた.
  • 伊藤 春生, 近藤 洪志, 徳永 友喜子
    1964 年 5 巻 1 号 p. 44-48
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    1. 新凝乳酵素は, 非経口的に投与すれば一定量以上において毒作用を現わすけれども, 経口的には, 長期にわたって投与しても, ほとんど, まったく毒作用を現わさない.
    2. 新凝乳酵素は, チーズ製造に応用しても, 食品添加物として残存する量は, ほとんど, まったく問題にならないような少量であるといわねばならない.
  • 伊藤 春生, 近藤 洪志, 徳永 友喜子
    1964 年 5 巻 1 号 p. 49-53
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    1. 新lipaseは, これを非経口的に投与すれば, 一定量以上において毒作用を現わすけれども, 経口的には, 長期にわたって投与しても, ほとんど, まったく毒作用を現わさないものである.
    2. そして新lipaseの, 消化剤として経口的に医療に用いられる量は, ほとんど, まったく毒作用を現わさないような少量であるといわねばならない.
  • 川城 巌, 細貝 祐太郎
    1964 年 5 巻 1 号 p. 54-58
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    The color reaction with a 0.5% alcoholic solution of aromatic amine and the irradiation of ultraviolet light resulted in the feasibility of detecting a few μg of chlorinated pesticides on the thin-layer chromatogram. Sensitivities by the various chromogenic agents used in this method are given in Table 2.
    Obtained Rf values of the chlorinated pesticides and photocopy of their chromatogram are given in Table 3 and Figure 1
    Stahl has indicated that more precise Rf values could be acquired by considering the correlation between each Rf value of chemical compounds and that of a standard dye. Then we used a 0.5% benzene solution of anthracene in substitute for the standard dye he described. According to our experiments, the spots of both DDT and anthracene always show the same Rf values so that we are able to presumably identify not only DDT but other pesticides in comparison with a spot of anthracene, even if in the absence of standard pesticides.
  • 藤原 邦達, 榊原 義之, 向井 英治, 糸川 崇之, 工藤 節子, 山口 三郎
    1964 年 5 巻 1 号 p. 59-62
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    ガス熱蔵庫53-010型の加熱性能を検討した. すなわち食品衛生学的な食品保存の基準である63°を考慮しながら点火後の庫内温度の上昇性について, 蒸気孔開閉, 火力との関係を明らかにし, 庫内上下段の温度差, 同じ上段, 下段での温度分布を調べた. さらに実用上起こりうると考えられる扉の開閉に伴う庫内温度分布の変動を把握するとともに消火後の温度降下状況も計測した.
    なお庫外表面温度についても測定した.
  • 藤原 邦達, 榊原 義之, 向井 英治, 糸川 崇之, 工藤 節子, 山口 三郎
    1964 年 5 巻 1 号 p. 63-67
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    第1報に引きつづき本報では熱蔵が食品の水分出納および内部温度に与える影響を計測し, さらに代表的食品についての熱蔵による品質変化を冷蔵室温保存の場合と比較した.
    その結果
    (1) 水分は蒸気孔全開の場合でも一般に減少する. ただし卵, 砂糖, 塩では例外的に増加する.
    (2) 食品の内部温度は庫内温度と比較して, その変動の幅が小さく外表面温度よりも非常におくれて上昇する. したがって庫内温度の指示を過信することは食品衛生上の誤ちをおかすことになる.
    (3) 熱蔵, 冷蔵後の食品を室温にもどし, 室温保存分と対照して官能試験を行なった結果, 熱蔵分は冷蔵室温保存分に比べて, 一般に外観, においの点でその品質がやや低下し, また総合的な旨さの点でもやや劣る. しかし味覚, 触覚等の項目ではあまり変化はない.
    また以上の品質低下はきわめてわずかであって十分に食用にたえうる程度のものである.
  • 藤原 邦達, 榊原 義之, 向井 英治, 糸川 崇之, 工藤 節子, 山口 三郎
    1964 年 5 巻 1 号 p. 68-69
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    熱蔵庫を使用する場合の実情に準じた条件下に細菌の耐熱性試験を実施した結果, つぎのことが明らかになった.
    (1) 菌液を入れてすぐ点火した場合には, B. subtilisを除きE. coli, Sh. flexineri, St. aureus, Vib. parahaemolyticus, Sac. carlsbergensis. Lact. casei, Asp. nigerは80分以内に死滅する.
    (2) 恒温期に菌液を入れた場合には同じくB. subtilisを除き他は60分以内に死滅する.
    すなわち, 一般に熱蔵庫がかなりの殺菌作用を有することは確認されたが, この実験のような条件のもとでは少なくとも1時間以内に食品を取り出す場合には完全な殺菌作用を期待してはならないといえる.
  • 八木 明, 末吉 太郎, 児山 健策, 平松 和夫, 小林 貞, 青木 竜身, 加藤 亮〓, 山本 博之
    1964 年 5 巻 1 号 p. 70-76
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    実態調査票による成績は比較的良好であったが, しかし施設を細分化した場合いまだ欠陥も多く, さらに取り扱いについても細菌検査を考慮に入れるならば不充分な点が多く見受けられた.
  • 多田 御幸, 星川 滋男
    1964 年 5 巻 1 号 p. 76-81
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 藤田 昌彦
    1964 年 5 巻 1 号 p. 82-91
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 杉山 茂, 小出 好子, 木村 庄治, 都田 久雄, 三宅 やすえ
    1964 年 5 巻 1 号 p. 91-93
    発行日: 1964/02/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    PT慢性中毒時の動物体内へのPT吸収量をしらべる目的で, 2.5ppmPT液にてウナギを飼育し, 3時間~9日までの一定時間後のPT量を測定した.
    可食部中残存PTおよび, 全PTは3時間目すでに検出され, 次第に増加し9日目, それぞれ522, 767ppmであった.
    1日当りの全PT増加量は, 1日目230ppmで, その後減少し, 9日目86ppmであった.
    PT分解率は平均44.3%であった.
    筋肉部と皮部とを比較するに, 全PT量はいずれも増加し, 有意差は認められなかった. 分解率は筋肉部では1日目71%, 9日目24%と減少し, 皮部では1日目11%, 9日目71%と増加し, したがって残存PTは筋肉部では増加し, 皮部では著しい傾向はみられないが, わずかに減少した.
  • 1964 年 5 巻 1 号 p. 101
    発行日: 1964年
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
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