食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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53 巻, 3 号
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総説
ノート
  • 荒川 正人, 佐野 仁, 馬場 吉武, 牛谷 公郎, 加藤 一郎
    2012 年53 巻3 号 p. 139-145
    発行日: 2012/06/25
    公開日: 2012/06/30
    ジャーナル フリー
    平成15年の食品衛生法改正によるポジティブリスト制度の導入により,多くの農薬を検査するための,効率の良い分析方法が必要となった.超臨界流体抽出法による残留農薬分析は,有機溶媒抽出法に比べ,前処理工程を大幅に省略することで分析時間を短縮することが見込まれた.一方,茶では茶葉由来の夾雑成分により機器測定が困難になるなどの問題があった.そこで本報では,超臨界流体抽出とミニカラムによる精製を組み合わせた多成分一斉分析と夾雑物の除去について検討した.245農薬についての0.1 μg/g濃度での添加回収試験の結果,178農薬で回収率70~120%,相対標準偏差(RSD%)15%未満を得た.本法の定量限界値は0.01 μg/g~0.05 μg/gであり,茶の残留農薬一斉分析方法として有用であると考えられる.
調査・資料
  • 片岡 洋平, 渡邉 敬浩, 白政 優子, 松田 りえ子
    2012 年53 巻3 号 p. 146-151
    発行日: 2012/06/25
    公開日: 2012/06/30
    ジャーナル フリー
    市場に流通するタコ,イカ,ハマグリ,アサリおよびチョコレート中のカドミウム濃度の実態を調査した.食品中の金属に関する試験法の妥当性評価ガイドライン(食安発第0926001号)に従って妥当性を確認した方法により,分析を行った.調査した40試料の海産食品中,31試料から本調査で設定した定量下限の1/2濃度となる0.025 mg/kgを超えるカドミウムが検出されたが,Codexが定める基準値(2 mg/kg)を超過した試料はなかった.全調査試料中の最大濃度は,タコでは0.19 mg/kg,イカでは0.18 mg/kg,ハマグリでは0.38 mg/kg,アサリでは0.16 mg/kgであった.またチョコレートでは,30試料中21試料から0.025 mg/kg以上のカドミウムが検出され,最大値は0.54 mg/kgであった.
妥当性評価
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