食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
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56 巻, 6 号
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報文
  • 南谷 臣昭, 永井 宏幸, 多田 裕之, 後藤 黄太郎, 根本 了
    原稿種別: 報文
    2015 年56 巻6 号 p. 233-239
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2015/12/23
    ジャーナル フリー
    LC-MSによる農産物中のブトロキシジムの分析法を開発した.アセトニトリルで抽出した試料抽出液をオクタデシルシリル化シリカゲル(C18)カートリッジカラム(1,000 mg)で精製後,塩析で水を除去した.続くシリカゲル(SI)カートリッジカラム(690 mg)による精製の前に,酢酸エチル,n-ヘキサンおよび無水硫酸ナトリウムを順次加え,高極性の夾雑成分を析出沈殿させ,ろ別する操作を行った.本操作により,茶のカフェインやカテキン類が効果的に除去され,真度が向上することが明らかとなった.検討した12農産物(玄米,大豆,ばれいしょ,ほうれんそう,キャベツ,りんご,オレンジ,グレープフルーツ,レモン,トマト,未成熟えんどうおよび茶)のすべてで併行精度(RSD%)が5%以下となり,レモンを除く11農産物で真度が74~92%となり良好な結果が得られた.
  • 山崎 朋美, 井上 知美, 平川 由紀, 三宅 司郎, 上野 英二, 斎藤 勲
    原稿種別: 報文
    2015 年56 巻6 号 p. 240-246
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2015/12/23
    ジャーナル フリー
    電子付録
    市販の5種類の農薬測定ELISAキット(アセタミプリド,アゾキシストロビン,クロロタロニル,フェニトロチオン,イミダクロプリド)について,6種類の農産物を用いた残留農薬分析の妥当性評価と,その分析結果に影響を与えるELISAの反応特性を解析した.その結果,真度は91~162%,併行精度は2.1~16.2%,室間再現精度は4.0~20.3%であり,農産物との組み合わせ30例中18例(60%)が厚生労働省通知の妥当性評価ガイドラインに基づく目標値を達成した.また,ELISA測定では,毎回検量線を置くことが重要であった.さらに,農産物のマトリックスやピペット操作が測定結果に影響を及ぼすことが分かった.
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