アスコルビン酸脂肪酸エステルの定量法をAsA-MSJを用いて, 滴定法, 比色法, 食品からの抽出定量法を検討した.
滴定法は試料100mgをエタノール20mlに溶解し, 50%硫酸5ml, 20%メタリン酸10mlを加えた後, 0.1Nヨウ素酸カリウム10mlで酸化し, 多量の水でエタノール濃度を低くして, ヨウ素・デンプン反応の感度を高めた後, 過剰の酸化剤は標準0.1Nチオ硫酸ナトリウム液で滴定し, 試料の純度を求める.
比色法は, 試料100mgをエタノールに溶解して100mlとし, その5mlにエタノール15ml, 20%メタリン酸10ml, 50%硫酸5mlを加えて, 30°, 一夜 (17時間) で加水分解し, そののち, 水で100mlとしろ過後, ろ液2mlについて, DNP法 (反応は60°, 30分) を行なう.
この両法を市販のAsA-MS, AsA-MPに応用したところ, 両者の測定値はよく一致した.
また, チョコレート, マーガリンに添加したAsA-MSをエタノールで抽出し, 加水分解および比色法を応用したところ, 回収率は約89%であった.
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