発生炉ガスを使用する平炉においてガス流量の測定は操業上必要欠くべからざるものであるが, 從來各種の測定上の障碍により甚だ困難であるとされ, 現在においてもこれを正常に運転している工場は甚だ少い.
当所においては23年11月ガス流量計設置以來逐次計器自体の改造及び附属設備の改造を行い又日常保守の方法の研究改良により最近では充分信頼するに足る運転を行い, 平炉発生炉関係者の重要な計器となっている. ここに当所における今日迄の研究改良の過程を述べ, 関係者各位の御指導を仰ぐと共に御参考に供する次第である.
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